一か月ほど前になりますが、ブログで小食や断食の効用について薦めている甲田光雄医師について紹介 しましたが、
この本は、甲田医師のもとを訪れ、小脳が委縮していくという自らの難病を克服した元患者さん、森美智代さんの本です。
彼女は甲田医師の指導のもと、最初はまともにまっすぐ歩くことも出来なかった状態だったのが、
小食や断食によって病を克服し、現在は鍼灸師をされているそうなのですが、
なんと驚くべきことに、彼女の食事は、一日一杯の青汁という生活をされているそうなのです。
甲田医師の本の中では、患者のMさんとして紹介されているのですが、甲田医師が小食や断食、生菜食を指導している患者さんの中で、
このように、一日100キロカロリーを切る常識では考えられない超小食、仙人といってもいいような食事の量で健康に毎日を暮らす人が次々と出てきたそうなのです。
森さんの場合、最初は治療のための朝食抜きの二食と生菜食(生野菜・生玄米を食す)や定期的な断食から始めていったそうなのですが、
次第に二食でも体重が増えてしまうので、一食、
そしてその一食だけでもまだ体重が増えていくので、とうとう玄米もなくして青汁一杯のみになったということだそうです。
しかも、週に一日は断食をするというから、恐ろしいまでの小食です。
彼女は、この小食や断食によって、自らの病を克服したことはもちろんのこと、
さらには依然三食食べてた頃よりも体力がつき疲れなくなり、記憶力がよくなり、睡眠時間も3-4時間で済むようになり、
はたまた人のオーラが見えるなどの霊的な能力が自然にでてきたといいます。現在はその能力を鍼灸治療に生かしておられるそうです。
森さんの写真と、本の目次↓
実は、甲田医師自身も自らの病を克服するに当たって、朝食抜きの二食+生菜食を実践し、その効果を体感されたことによって患者さんに薦めてきたわけですが、
甲田医師自身の診療の仕方も、まさに"手当て"というのがふさわしいような、中国の気功師のように患者さんに手をかざして診察していたのだそうです。
薬などはほとんど出さず、ほぼ食事の指導のみで多くの病を治療してしまったといいます。
森さんのように超小食になるような人は、甲田医師の指導においてもやはり特殊なケースに属するようではあったようなのですが、
それでも小食にすると、一般的に、体が疲れにくくなり、睡眠時間が減り、頭が冴えてくるというのが患者さんに見られるおおよその傾向だったそうです。
治療のために甲田医院を訪れていた三人の学生が、三人ともそろって東大に受かってしまったというようなこともあったそうです。
また自然に霊的な能力が発現してくるケースも珍しいことではなかったようです。
本書には、森さんがどのようにして甲田医師のもとを訪れるようになったのか、
そしてその指導のもと、体重がどのように減り、あるいは増えていったかということや、
また小食や断食によって、どのような内的な変化があったのかが綴られているのですが、
興味深いのは、一日青汁一杯という超小食になってから、色々な研究機関で様々な科学的な検査を受けている話しです。
このような超低カロリーでどうして生きていられるのか、はたまた体重が増えるなどということがなぜ起こるのか、
検査によると、その大きな鍵は腸内細菌にあったそうです。
つづく、、、
参考:
「食べること、やめました」
―1日青汁1杯だけで元気に13年
甲田光雄氏の著作
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