前にブログで紹介した英語ニュースで、こんなニュースをやっていました。
2009年10月07日(水)の放送内容
「長寿世界一の女性 115歳の天寿をまっとう」
ニュースによると、世界最長寿だった米国人女性ガートルード・ベインズさんが115歳で死去。
彼女の大好物は、カリカリのベーコン、フライドチキンとアイスクリームだったそうです。
私が今まで読んできた食に関する本の中では、あまりよろしくないととされる、
肉、乳製品、砂糖、
のすべてをとっていたようです。
しかしこれも大好物だったと書かれているだけで毎日食べていたわけではないのではないか、、、
と思って色々調べてみましたが、英語版のヤフーニュースによると、
In her final years, she passed her days watching her favorite TV program, "The Jerry Springer Show,"
and consuming her favorite foods: bacon, fried chicken and ice cream. She complained often, however, that the bacon served to her was too soft.
とあったので、ほぼ毎日食べていたと言う事でしょうか。
彼女の晩年の動画もあったのですが、115歳とは思えない若々しさで、顔色もよく、意識もほんとにはっきりしているのには驚きです。
ニュース記事によると、彼女はとても敬虔なクリスチャンだったようで、
The title brought with it a spotlight of attention, and Baines was asked frequently about the secret to a long life.
She shrugged off such questions, telling people to ask God instead.
"She told me that she owes her longevity to the Lord, that she never did drink, she never did smoke and she never did fool around," Witt said at a party marking her 115th birthday.
長寿の秘訣を聞かれると、そんなことより神を求めなさいと答えたそうです。
彼女はお酒飲まずもたばこも吸わなかったそうで、それはそれでおそらく長寿に一役かっただろうという気がします。
また彼女は
"I enjoy nothing but eating and sleeping."
私の楽しみは食べること、寝ること、と言っていたそうです。
日本語でいえば、クッチャネではないか!ということになりますが、115歳の人の口から聞くと、とても自然にかんじられていいなぁ~と思います。
彼女の食は、食の専門家から言わせたらおそらくメチャクチャだろうと思うのですが、彼女にはそれがあっていたのでしょう。
それでは、「なんだ、肉とアイスクリームとか自分の好きなものを食べていても大丈夫なのか」といって普通の人が真似をしたら、
おそらく高い確率でガンや糖尿病、血管系の疾患にかかるでしょう。
食、あるいはもっと一般的に健康によいとされているものには、一般的な傾向とともに、個人の特質が考慮される必要があると思います。
このお婆ちゃんのように、肉やアイスを毎日のように食べてもなんの病気にもならず天寿をまっとうする場合もあれば、
一般的にいいとされる野菜中心の食生活をしていてもガンになることはあると思います。
前に五木寛之氏の本『養生の実技』の中に、うまいたとえ話がありました。
それはたとえば関東地方で今日は晴れという予報であっても、関東のある場所では大雨がふるかもしれないということです。
一般的な傾向でわかるのは確率であって、それを加味したうえで、個としての自分はどうなのかということを個人個人で考える、確かめてみる必要があると思うのです。
牛乳が体にいいと言う人もいれば、牛乳は健康にとって最悪の食品であるという人もいます。
これまでここに書いてきたように、私は牛乳は限りなく黒であろうと感じますが、これも個人差というものがあろうと思います。
まずは、思い込みを一度リセットしたうえで、情報を集め、自分の身体に聞いてみて、
最終的には個人で判断するしかないのだと思います。あとどうなるかは、自己責任です。
少し話が本題からずれましたが、私がよく見るブログに船井幸雄さんのHPがあります。
昨日のブログに断食をすすめる医師の甲田光雄さんのことが紹介されていました。
http://www.funaiyukio.com/funa_ima/index.asp?dno=200910003
私自身も時々、半日とか一日の断食を時にするのですが、やってみて感じるのは、
心が至福感に満たされる、体が軽くなってリフレッシュされた感じになる、断食後の何日間かの食事がいつもの量だと多く感じる、間食をしたいと思わなくなる、
などの感覚があって、あれぇ~もしかして毎日三食食べなければならないというのは、単なる習慣による思い込みなのか、、、
と最近とみに考えていたのですが、昨日船井氏のブログを見て、
断食を医師である甲田氏自らもそして患者さんにも実践して難病を克服してきた事例が多数あることを知り、
自分の中で考えてきたと、自らの体験などが、すべてつながって合点がいく気がしたのです。
断食をしたあとには、瞑想なども聖なるものとの感応がいいというか、そんな感覚があって、しかも日常の中でもその感覚が持続するのです。
映画「千と千尋」の中で、両親が異界の食べ物にガッツいていたらブタになってしまうシーンがありますが、
あのように異界の食べ物を食べてしまう事で、その世界から帰ってこれなくなる神話というのは世界各地にあります。
もしかしてあそこで暗示されているのは、霊魂にとっての異界であるこちらの世界に来ると食べ物によって人が影響される、
もっというと、食べ物によってこちらの世界にとらわれてしまうということを示唆しているのではないかという気がするのです。
昔の聖者が一様に皆断食していることを考えると、やはりそこに食と魂の関連があるように思うのです。
またこのブログの中でも何回か紹介したヒーラーの木津氏の本を読むと、霊能者で太っている人は信頼できないということを言っていて、
江原さんを遠巻きに批判しているようなところがあるのですが、
木津氏によると、肉などを食べていると霊界の低い存在と感応してしまうことになるので、何を食べるかはとても重要であるということを述べているのですが、
そこらへんともつながる気がするのです。
何はともあれ、本日図書館に行ってさっそく甲田氏の本を借りてきて読んでみました。
奇跡が起こる半日断食-朝食抜きで高血圧、糖尿病、肝炎、腎炎、アトピー、リウマチががぞくぞく治っている!
マキノ出版 2001
まず本の裏表紙に載っていた甲田氏の写真をみて、どことなくガンジーに似てるなぁと感じました。とても透明な感じがしました。
本文も読んでみましたが、とても理にかなっているように感じました。
これから私がどのように自分の生活の中に断食を取り入れていくかわかりませんが、
一日三食食べなければならないというところをまず外して考えてみる必要があるなと強く思いました。
伊勢神宮に残っている儀式のように、昔の日本人はもともとも二食だったそうですから、彼の説く半日断食=朝食を抜くというのもそう突飛な話しでもないのです。
本日は図書館にて他に、昨日ここでかいた本、
続 スカートの風―恨(ハン)を楽しむ人びと
呉善花著 三交社 1991
やその同じ棚にあって面白そうだった本、
アメリカのベジタリアンはなぜ太っているのか?
矢部武著 あさ出版 2007
他にインドの聖者ヨガナンダの本
人間の永遠の探求
-パラマハンサ・ヨガナンダ講話集- Man’s eternal quest パラマハンサ・ヨガナンダ著 森北出版 1998
を借りてきました。
このヨガナンダの本にも、「断食の効用」という章が設けてあって、
なんだか最近断食のことを考えていたらバババッと色々な方面から情報が目の前にあらわれてきた感じです。
情報を収集、整理して、今後自分なりに色々確かめていってみようと思います。
おしまい
0 件のコメント:
コメントを投稿