2009年10月7日水曜日
CHANGE MAKER
かつてNHK教育テレビで、
という番組をやっていました。
私は一回だけ、バングラディシュでの生ゴミを肥料に変える回を見ました。
これは、それまで生ゴミがあふれてどうしようもなかった町において、
ある会社が生ゴミを肥料に変える事業をすることで、町がきれいになり、会社も利益を出しているという様子を描いたドキュメンタリーでした。
発想の転換ひとつで、ものごとがポジティヴな方へどんどん動いていく様子に、とても感銘をうけた番組だったのですが、
これがシリーズで何回か放送されていたようです。
このブログに時々コメントしてくださる「なんじゃもんじゃ」さんからこの番組の内容を紹介するメールを頂き、
ナカナカ示唆に富む内容だったので、以下に掲載させて頂きます。
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今回見た物に、タンザニアだったかで、「野鼠」を人々から買い取り、飼育・繁殖させて、ネズミを教育訓練して、
ネズミの嗅覚の鋭いのを利用して、地雷除去に利用しているのを見ましたが、これは素晴らしいなと思いました。
作業効率として、地雷除去作業に3日位かかる面積を、ネズミに協力してもらうと、3時間位で終わらせる事ができる。
更に、経済的な部分として、餌代が少なくて済む、飼育空間が小さくてよい、、作業区域への持ち運びが簡単、
狭い所には入れる、体重が2kg位だが地雷はこれ位の物が乗っても爆発しない、地元の人々の経済的自立推進に役立つ。
と言うことで、地雷の敷設されて困っている地域に対して、全世界に組織だって採用されつつあるとの事でした。
日本が地雷に付いて、考え付いたのは、ロボット、ブルとーザーのような大掛かりな物で高価な物。
発想の方向が、まったく異なっていると感じました。思いついたのは、ベルギーの人。
更に、このベルギーの人は、このネズミが、結核菌の入った痰をかぎ分ける事も気づき、このメカニズムを先端技術とで比較確認しており、
低開発国内におけるネズミによる結核患者の早期発見に利用する事を立ち上げつつあるとの事でした。
成る程なあーと感心して、ここで、考えたのですが、介護犬だとか、盲導犬などは、有る程度の身体の大きさや体力を併せ持つ必要が有るのですが、
麻薬犬・空港などの爆発物探知犬、災害時生命体検知犬など、鋭い嗅覚の機能という点だけを利用する物に付いては、
犬でなくて、「ネズミの嗅覚利用」と言うことが、餌代が少なくて済む、飼育空間が小さくてよい、
作業区域への持ち運び移動が簡単、狭い所には入れる、等から犬よりメリット有るのではと思いついたのですが、どんな物なんでしょうね。
ただ、日本では、これが犬とネズミの嗅覚の鋭さのグレードも大差無いとか言うような場合でも、
面子にこだわって、採用には至らないような事になるのかなと、つい先を読んでしまいます。
あと、同じ番組の別な内容で、アイルランドの人が若者に音楽のコンテストをプロデュースさせる組織・手法を打ち立てて、
無気力に薬物や酒タバコに溺れて街の中でたむろする10代の若者たちにやる気を出させているのも紹介されていました。
若者が目を輝かせて、やる気を出すことに繋がり、
イギリスの文部省なども巻き込んで、社会的に取り組んでいるようで、このシステムが、世界に広まりつつ有るようです。
この番組には、感心させられました。
人が、何かをきっかけに思いついて、新しい発想の下に実体化させて、社会に大きな前向きなインパクトを与えていてすごいなと思いました。
----------引用終了-------------
空港での麻薬検査で、蜂を使うことが研究されているというのを前に何かの番組で見たことがありますが、
荷物の検査で蜂にブンブンたかられるのはちょっと怖いものがありますが、ネズミくんならまだオッケーかなと思います。
しかしそこらへんの野ネズミ(ドブネズミでもOKなのか?)を訓練してなんでもできちゃうなら、便利ですよね。
発想の転換というのはとても大事だし、
新しいものでも理に適ったものなら積極的に取り入れていくと、社会もよりよい方向にどんどん変わっていくのではないかと思います。
この番組、また放送してくれないかなぁ~。
おしまい
参考:
NHK教育:CHANGE MAKER
CHANGE MAKER〔ウィキペディア〕http://ja.wikipedia.org/wiki/CHANGE_MAKER
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