2009年10月28日水曜日

アフガンにおける米軍の復興支援とは



アフガニスタンで草の根の支援をしているペシャワール会から会報が届きました。

同封されていたパンフレットは、亡くなった伊藤さんの写真展が東京で開催されるという通知でした。





またなんと、ペシャワール会代表の中村哲医師が11月、藤沢に講演に来るそうです!これは行くしかない!?




今回送られてきたペシャワール会の会報の中に、




米軍のアフガンにおける住民懐柔策についての報告がありました。





これを読むと、いきなり武装した米軍が診療所にやってきて、診察などもなしに高価な薬をばらまく、というのが住民たちへの懐柔策のようです。

オバマ大統領は、テロ掃討作戦とアフガン復興支援の二本立て、いわゆるアメとムチ作戦を行っているようですが、

このように住民の実情がまったく考慮されていない支援作戦では、効果は期待できないだろうなと思います。

一方で掃討作戦といいながら、誤爆でどんどん民間人を巻き込んで、さらにテロ組織側にまわる人を増やしているんだから、もうどうしようもないって感じがします。

アメリカの財政赤字は、過去最高の1兆ドルを突破したといわれており、本当は戦争なんかしてる余裕などないはずなんですが、、、。

しかし核をもっているパキスタンまで政情不安定になってしまったら、テロ組織にが渡る可能性もあり、

そうなったらアメリカ本土で核によるテロが起こるなんてことにもなりかねないので、この戦争は引くに引けませんよね。


本当は遠回りでも、中村哲医師のように、住民を巻き込んだ、地に足のついた、地道な活動こそ真の支援だろうと思うのです。

NHKスペシャルでやるまで知らなかったのですが、アフガニスタンというのは、ソ連が侵攻してくる前までは、緑の豊かな天国のような所だったそうです。

水路を作り、農業指導をする事によって、そんな緑と豊かさが少しずつでも取り戻せるといいなぁと思います。

ペシャワール会の方々たちには、これが日本人の支援の仕方だ!と胸をはって頑張ってほしいなと思います。



参考:

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/

中村哲氏の著作 【アマゾン】

サンマを食べつつ、、、【彦兵衛のブログ】
(中村さん誘拐のときの文章)

NHKスペシャル:菜の花畑の笑顔と銃弾
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090223.html




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