本日のヤフーニュースで、
「500系のぞみ」、来春引退=「こだま」に転用-JR西日本
という見出しがありました。
ええ~~っ!
あの流線型でカッコイイ車両がこだまになっちゃうの~!
記事によると、、、
-----------------
500系車両は、のぞみとしての運行から引退した後、16両から8両へ改造し、
新大阪-博多間の「こだま」へ転用する。<中略>
500系のぞみの後は、カーブでも高速走行でき、ゆったりとした座席が特徴の「N700系」が運行する。
-----------------
とのこと。
まぁ、完全になくなるわけじゃなさそうですが、なんだかもったいないなぁ~という気がします。
「N700系」↓
かくいう私は500系には数回しか乗ったことがありません。
いつもは青春18きっぷで移動してるもんで、、、。
500系に乗ったときはわざわざ先頭車両に乗りましたが、風を切る音が、ゴーッと絶えずしていて、だんだん眠くなってきました。
まわりを見ると、ほとんどの乗客が眠っている。。。
この心地よい眠りに誘われる感覚は何なんだろう、、?
と自分なりに考えてみたのですが、おそらく赤ん坊の時の胎内にいるときの感覚に近いのだろうと推測しました。
ある程度遮断されつつも、絶えず音や軽い振動がしているというのは、完全に静かな環境より人は眠りに誘われるのだと思います。
もうひとつ本日のヤフーニュースの記事で目を引いたのが、、、
東京スカイツリー 高さ世界一の634メートルに
でした。
自立した電波塔では世界一を目指すそうです。634はムサシだそうです。
これは中国の広州のテレビ塔(610m)に対抗するものだそうで、
これができるまでは、カナダにあるCNタワー(553.33m)が世界一だったそうです。
自立したタワーではということでしたが、自立していないタワーで世界一なのがKVLY-TV塔というアメリカにあるもので高さは628.8mだそうです。
そういえば、世界一の建造物と言えば、ヤツはどうなったかといえば、、、
ブルジュ・ドバイ(818m)
今年、完成していたようです。
ニョキニョキとどんどん高いビルが建ちますねぇ~。
巨大建造物や斬新な乗り物などが登場するとなんだかワクワクしてしまいますが、
これが人類の進歩を示すものなのだろうか、、、と考えると結構微妙なものがあるように思います。
私は人類が狩猟採集から農耕牧畜へ移行して、自然を管理し、物を必要以上に蓄積するようになったのが大きな何かの転換点であったように思います。
サイエンスゼロで一年間にわたって、12回シリーズでヒトの謎に迫るというものをやっていましたが、
そのなかのたとえば「農耕がもたらしたもの」
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp262.html
などを見ても、農耕は狩猟採集よりもずっと労力のかかることだったようです。
それまでは自由時間もたくさんあったのが、農耕をやるようになってずつと忙しくなり、またそれほど収量があがるものでもなかったようです。
人類は、たとえばネイティヴアメリカンやアボリジニーなどの人々を駆逐して現代の文明を築きましたが、
彼らは本当に野蛮で未開だったのかと考えると、決してそんなことはなく、彼らは自然と調和して生きていて、
足るを知る
人たちだったのではないかと思うのです。
自然のおこぼれをもらって生きるという謙虚な生活をしていたと思うのです。
それが農耕や牧畜をするようになって以来、自然を管理、コントロールする、自然を利用できるだけ利用しつくすという方向へ進み、
人間自身も、なにかよくわからないけど、
自分たちのつくったもの、自分たちの所有する物に次第に時間も労力もとられ、物に振り回されるようになってきたような気がするのです。
それがある許容量を超え出すと、ガンなどの病気や環境問題として顕現してきているのだと思うのです。
たぶん人が本当に心豊かに生きたい、心を満足させたいと思うなら、方向としてはいままで辿ってきた道筋の逆で、
なるべくものを持たない、シンプルな生活だという気がするのです。
塩水を飲めば飲むほどさらに飲みたくなるように、
物を持てば持つほど更に欲しくなるし、スペースやメンテナンスが必要になって、エネルギーがどんどんそちらの方にとられてしまいます。
食も所有物も含め、生活全般をなるべくシンプルにしていきたいなぁ、と私は最近とくに思うのです。
おしまい
参考:
東京スカイツリー
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%84%E3%83%AA%E3%83%BC
CNタワー
http://ja.wikipedia.org/wiki/CN%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC
ブルジュ・ドバイ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%90%E3%82%A4
彦兵衛ブログ
0 件のコメント:
コメントを投稿