朝6時半前、まだ暗い中、宿を出発。
スタート地点となる一畑電鉄の雲州平田駅につきました。
外は息が白くなるほどの寒さで空気が凍りついていましたが、
駅構内はストーブが焚かれ暖かくなっており、部屋中にいい香りが漂っていました。
なんの香りだろうとあたりを見回すと、、、
水仙の花が置かれており、そこから濃厚な香りが漂っていたのでした。
やるなぁ~、一畑電鉄、、、
駅の利用者に対するそのホスピタリティに感激してしまいました。
さて、出雲大社前までのきっぷを買おうと値段を見ると500円。
結構するんだなぁ~
なんかお得なきっぷみたいのないかとあたりをキョロキョロすると、
なんと水仙の花の後ろの広告がまさにお得キップの宣伝でした。
ここから大社駅までの駅を往復しただけで1000円ですが、
なんと博物館の無料券もついて1800円で1日乗り放題というキップがありました。
これゃお得だわ!
と、このキップを購入。(観光地ではこういうきっぷをまず探してみるものですね)
結局この日は大社から松江までもこの列車を利用したので十分すぎるほど元をとることができました。
あとで分かった事ですが、出雲の地では他に一畑バスもかなり利用するので、
初めから3000円の3日間電車・バス乗り放題というのを買うのもお得で、次回はこれを購入しようと思いました。
電車に乗って気付いたのですが、この電車、自転車を持ち込めるようなのです。
スゲー、進んでるなぁ~、まるでヨーロピアン!
チャリダーとして少し嬉しくなりました。
(しかしこの列車を利用した限り、自転車を積んでいる人は見かけませんでしたが。。。)
さて、出雲大社にはまだ少し薄暗い7時頃に到着。
さすが大きな鳥居です。
一礼してから、大鳥居をくぐり、厳かな空気が漂う中、松並木の中をずっと歩いていきました。
歩けども、歩けども延々と松並木が続きましたが、ようやく本殿が見えてきました。
再びここで一礼。鳥居をくぐり本殿を前にすると、
まず目を引くのがその注連縄の巨大さ。
下を歩いている人と比べると、その大きさが良く分かります。
ここでお参りを済ませ、境内を一通り見て回るかぁ、とこの建物の裏の方に回ると
看板が。。。
なんと本殿だと思っていたのは、仮の拝殿で、
本殿はこの門の裏に有るピラミッドのように囲われた白い建物の中にあるとのこと。
実は現在本殿は60年に一度の遷宮の真っ最中で、ここから先には立ち入る事ができないのでありました。
実は遷宮中ということは旅館の女将さんから前日に聞いていました。
その時はえ~っ!と思ったのですが、60年に一度のこの時期に来るのも何かのご縁ですね、といわれ、
なるほどその通りだなと思いました。
ここの門の前の石畳には、なにやら模様が描いてありました。
最初はなんか模様が描いてあるなぁ~ぐらいにし思わなかったのですが、
実はこの模様、かつてあった巨大な神殿を支えていた柱の跡で、
つい何年か前に発見されたものなのだそうで、古くから伝わる設計図とピタリと一致したのだそうです。
ということで出雲大社はその伝説にある様に、かつては巨大な神殿であったのだそうです。
一通り境内を見て回った後、本殿の境内をあとにし、
お隣りの神楽殿へ。
こちらも目を引いたのが、その巨大な注連縄、本殿より更にひとまわり大きくなってる感じです。
でけぇーなー、と注連縄に近づいていくと、
ちゃりーーん
天からお金が降ってきました。
最初はナニゴトか??
とよく理解できませんでしたが、どうやらお参りに来た人が賽銭を注連縄に投げ置くようで、
それが近づいたときにちょうど落ちてきたようでした。
お~、なんか縁起がいいぞ!
(ちなみに落ちてきた百円玉はちゃんと賽銭箱に入れました)
こちらでも二礼、二拍手、一礼のお参りを済ませ、この地にお参りできた事を感謝しました。
神楽殿も境内を一通り見て周り、
フリーキップについていた古代出雲歴史博物館へ。
ここでは、映画による神話の説明や、復元した巨大神殿の模型、出雲の地で出土した勾玉や青銅器などを多数展示していて、とても見ごたえのあるところでした。
出雲の神話と世界の神話の比較や、メノウの穴あけ体験コーナー、
青銅器なども前にこのブログで書いたような復元した金色に輝く青銅器の展示、青銅器と鉄器の歴史など相当詳しく書いてあったのですが、
残念な事に時間が無かったので、必要最低限のものだけみて、最後は駆け足のような見学になってしまいました。
次回は2-3時間かけてゆっくり見たいなぁと思いました。(ここの展示はホント素晴らしかったです)
さて時間ぎりぎりまでこの博物館を見て回った後、バス停まで走り、
出雲大社の北にある日御崎(ひみさき)行きのバスに乗りました。
日御崎地図(グーグル)
つづく、、、
参考:
古代出雲歴史博物館
http://www.izm.ed.jp/
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