2016年12月22日木曜日
北野武さんのファミリーヒストリー、、
昨日のNHKファミリーヒストリーで、北野武さんが取り上げられていました。
あの天才性はどのように育まれてきたのか
とても興味があり、その日のうちにすべて見きってしまいました。
意外だったのが、教育熱心な家庭で育ったということです。
たまにテレビで見かけるお兄様の北野勝さんは、
大学の教授をしていることで有名ですが、
武さん自身も、現役で明治大学の工学部に合格していたそうです。
小さいころ、武さんが悪友を家に連れてくると、
母はそんな子たちに、
この子(武さん)はホント、悪い子なんだよ、
こんなこと付き合ってたら、将来警察につかまっちゃうよ~、、
と言って家に帰したということでした(笑)。
また家では、叔母が常に三味線を弾きながら義太夫節(浪曲のようなもの)を教えており、
そんな騒がしい中、母に頭を叩かれながら勉強をさせられていたそうです。
武さんは、もうホントその騒がしさは地獄絵図の様だった、、
と自虐的に仰っており、
兄の勝さんも、ほんとうにやかましいい家だった、、、
と例の笑顔で語っていました。
武さんのデビュー当時の話がありましたが、
彼の兄弟子によると、武さんはお金がない中でも、
古本を買って、むさぼるように本を読んでいたとのことです。
彼の鋭さはそんな知識の豊富さの中から生まれているのかもしれないと思いました。
教育ママだった武さんのお母さん、自分は師範学校を出ているんだ、
と子供たちに言っていたそうですが、
実は奉公先で便所掃除ばかりさせられるような境遇を送っており、
教育の大切さを身に染みて知っていたようで、
貧乏を教育によって断つ
という想いによって、子供たちに勉強をさせていたとのことでした。
武さんが明治大学を中退したのちも、母は大学の授業料を払い続けていたとのことでした。
お金や財産はなくなったり、人に取り上げられてしまったりするが、
知識は人から取り上げることができない
というのがお母さんの信念だったそうです。
お父さんも面白い人で、漆塗り職人からペンキ塗り職人になったひとですが、
色々なことを断ることが出来ず、人におごってあげてしまったり、
仕立て屋のペンキを塗りにいって、その仕立て屋でペンキ代より高い背広を買って帰ってきたり
などその逸話には事欠かない、という感じでした。
だって悪いじゃないか、、、
というのが口癖だったそうです。
武さんは、5人兄弟の末っ子だそうで、
今回初めてテレビで武さんのお姉さんという方が登場されていました。
エグザイルが好きだということで、ついこの間もコンサートに行ってきたとのこと。
どことなく顔のつくりが武さんに似ており、80代にもかかわらず、
子供っぽさを残しておちゃめな話しぶりがとても素敵でした。
瞳が、黒いビー玉でも入っているのか、、と思う程とても黒々と輝いていたのが印象的でした。
番組の最後、テロップが流れた後に、
あ~、凄いお母さんだったんだなぁ~、素晴らしいな~、、
と感動のうちに終わると思いきや、
武さんの口から大どんでん返しの話があり、最後の最後に大笑いしてしまいました。
これは書かないで置きますので、見逃した方、ぜひ見てみてください!
いや~、実に楽しかった。。
北野武さんのファミリーヒストリーを見ての感想でした。
おしまい
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