土曜日に、たまっていた絵の展覧会を一気に観てきました。
まずは六本木のダリ展。
絵だけではなく、映画のようなものもありました。
正直、ひとことでいうと気持ち悪い。。
彼の創作のイメージは、スプーンをもって椅子に座り、下に金ダライをおいて、
寝入ってスプーンが落ちる時に目覚めて、見たイメージを絵にしていたそうですが、
無意識の領域のあまりにとりとめのない無秩序さに、辟易としてしまいました。
美しさというのは、カオスと秩序の中間あたりの、
微妙なバランスのせめぎ合いのところにあるのかな、、
と感じました。
ダリの絵はあまりにカオスに行き過ぎていて、なんとなく気分悪くなりました。。
唯一いいな、と思ったのは、
降りてくる夜の影
でした。。
次に見に行ったのはゴッホとゴーギャン展。
上野に行くと、上野公園の広場で
翌日の日曜に開催されるらしい錦鯉の品評会の用意をしており、
丸々と肥えた立派な錦鯉をたくさん見ることができました。
その大きさといい、模様と言い、その異様さに鯉の範疇を超えているような気がしました。
神がかっているというか、別の生き物、物の怪のような雰囲気が漂っていました。
とても刺激的で面白かったです。
ゴッホとゴーギャン展の方は、
2人の関係に焦点をあてた展示になっていました。
ゴッホは同性愛者だったのかな、、、よくわかりませんが、
2人が破局した後の絵は、痛々しく、精神が崩壊してしまったんだな、、というのを強く感じました。
しかし、それ以前の絵は生命力にあふれ、とても生き生きしており、
私はその時期のゴッホの風景画がとても好きですね。
収穫
が実際に見れたのは今回の収穫でありました。。
最後に、浜松町に行き、リベンジの香山展を観に行きました。
圧倒的なリアリティーと緻密さ、ユーモアにあふれる作品に圧倒されっぱなしでした。
香山の技が失伝してしまっているというのは、まことに残念です。
いったいどうやって作ったのでしょう、ホント不思議です。
だってツボの周りに、木とか花とか鳥だとかカエル、カニ、人なんかが、
立体でくっついちゃってるんですよ、
もう、その見事さは圧巻としかいいようがありません。
最後に香山を観れてよかったな、、と思いました。
芸術ってこういうものをいうんだよな、、と感じました。
最後がダリだったらどんな気分だっただろう、、、などと想像してしまいました(笑)。。
最後は、前回大島の帰りに夕空に輝いていた東京タワーに登ってみました。
たぶん登ったのは小学生以来かなと思います。
最上階の展望室に行きましたが、アレ、結構低いのね、、。
スカイツリーの高さが頭の中にあったので、あまり高く感じませんでした。
でも、あまり高くないだけあって、庶民的というか昭和的な感じで、逆に親しみを感じました。
あれこれと欲張って忙しい一日でありました。
おしまい
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