先日のクローズアップ現代で、
若い世代を叱ると、すぐに落ち込む、やめてしまう、
ということで、如何にほめながら育てるか
ということをやっていました。
恐らく、そうだろうと思います。
誰でも怒られたら嫌な気持ちになるし、
褒められたらうれしいです。
でも注意の仕方にも二つあるような気がします。
ただ自分が大声を上げて怒鳴りたいがために、
その機会をつかまえて、感情丸出しで怒る場合。
本当は内容を注意したいだけであるなら、
大声を上げる必要は全くないのです。
直した方がいいと思われることを、
理路整然と、淡々と説明すればいいわけです。
何かを注意する場合は注意する側の自己覚知も必要となるように思います。
部下に注意するときは人前ではしない、
というのが当たり前と言われていますが、
どこかの名経営者だったか忘れましたが、
私は敢えて人前で注意をする、
と言っている人がいましたが、それはちゃんと思いやりがあるからだと思います。
自分が怒りたいがために怒っているのではないことが、
相手に伝わるからだと思います。
でもいずれにしても、怒られるのは嫌だし、
褒められたらうれしいわけです。
ですが、実はほめて育てるとダメになる、という研究結果があるのです。
前に紹介したコチラ↓の本
によると、良くできた結果をほめて育てた子は、
よくできた結果にしがみつくようになり、
失敗を恐れ、新しい挑戦をしなくなるというのです。
なので、もしほめるとするなら、
努力した過程をほめるようにする
ということが説かれていました。
これは実感としてなんとなく分かるような気がします。
一度成功したことを褒められと、体面を保つために
失敗した場面をみせたくないと思うようになり、
挑戦自体をしなくなるような気がします。
そんなことをしていたら、小さくまとまって
つまらない人間になってしまいますよね。。
これは、自分の心の持ち方でもあります。
いずれにしても、どちらかというと人は褒めた方が
伸びると思いますが、ただ褒めまくればいいわけではなく、
そのやり方にも注意が必要なのかな、
と思います。
ツンデレがいい、という言われ方もしますしね。
褒める、叱るのお話しでした。
おしまい
参考:
クローズアップ現代〔2017/1/31〕
こわーい“鬼”教師や“鬼”上司がいなくなった!?家庭でも学校でも褒めて伸ばす教育が定着し、怒られることに免疫がない若者たちを受け入れる企業では、「褒め方研修」が大はやり。でも、鬼がいなくなってホントに大丈夫?「やさしさ過剰」の風潮に不安の声もあがっています。上の世代は、ゆとり・サトリ世代の若者たちとどう向き合えばいいのか。箱根駅伝3連覇、青学陸上部のユニークな育成術を紹介しつつ、明日から使える実践法をお伝えします。
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