先日のNHKスペシャルで
という番組をやっていました。
天皇に関連する番組というと、やたら皇室さまさまで無条件に持ち上げ美化したり、あるいは極端な天皇制反対の発言を取り上げたりと、私にとってはあまり見たいと思う番組ではないのですが、
今回の番組はいつも録画しているNHKスペシャルであるということと、素顔の記録ということでなんとなく見てしまいました。
内容はほんとうに天皇の日常の素顔をとらえた番組で、とても素晴らしかったです。
ここで内容をかいつまんで紹介したいと思います。
ここが天皇の毎日の仕事場だそうです。
こうして国会や内閣から送られてくる法律などにすべて目を通してから、署名あるいは印を押すのがお仕事だそうです。
外国の大使が日本に着任されるたびに、天皇が毎回こうしてお迎えするそうです。
こういった公務が年に200ほどあるそうです。
こういった公務が年に200ほどあるそうです。
そうした公務の間をみて、ご自分の研究をされるそうです。
専門は、ハゼに関してで、すでに論文を31本、新種を8種発見されたそうです。
なんと驚くべきことに、皇居の中では天皇ご自身が車を運転されるそうです。
ニュースの画像で見るのは、天皇が黒塗りの車に乗せられて、手を振っているシーンですが、
こうして侍従などお付きの者を後ろに乗せ、ご自分で運転されている姿に、
何かほほえましいものを感じました。
下は、ご自分が海外を訪れた時にお世話になった大使館の方々を招いてのパーティーだそうです。
気さくに皆さんに会われ、心から感謝の気持ちを伝えていたことがとても印象的でした。
これは皇太子時代の映像です。
皇太子の時代から、日本は常に下の四つの日を忘れてはならないと感じていたそうです。
そういった想いから、
原爆投下の地広島にも自らの意思で訪れたそうです。
下のこれらの本はすべて沖縄に関するものだそうですが、
これでも、ご自分の書斎にあるに沖縄に関するものの資料のほんの一部だそうです。
これだけみても、相当の勉強家であることがわかると同時に、常に事実がどうだったのかを正面から受け止めようという意欲があることがうかがえます。
沖縄の地を慰霊に訪れたいという想いがかない、沖縄返還後3年たった
そんななかでも、
さて、これは沖縄のひめゆりの塔の生存者の方から説明を聞かれているところですが、
まさにその最中に、
崖の下から過激派がでてきて、皇太子夫妻に向けて火炎瓶を投げたのです。(そんな事件あったんですね、知らなかった、、)
ふたりはすぐに護衛の者たちによって車にもどされ事なきを得たのですが、侍従の談話によると、
そのときの映像が残っていました。
その事件のあとも、沖縄各地を訪れる計画にいっさい変更を加えることも無くすべてをこなしたそうです。
そして行った先々では、たいへん失礼な事がありました、ということばを掛けられたそうなのですが、
言っておられたそうです。
こんなにも行動派であったことにも驚きなのですが、さらに驚かされたのがその知的探究心です。
事あるごとに、一流の学者を皇居に招き、最新の学問事情などを聞かれているそうです。
ここで話をしている人が誰かわかりますか?
なんと驚くべきことに、皇居の中では天皇ご自身が車を運転されるそうです。
ニュースの画像で見るのは、天皇が黒塗りの車に乗せられて、手を振っているシーンですが、
こうして侍従などお付きの者を後ろに乗せ、ご自分で運転されている姿に、
何かほほえましいものを感じました。
下は、ご自分が海外を訪れた時にお世話になった大使館の方々を招いてのパーティーだそうです。
気さくに皆さんに会われ、心から感謝の気持ちを伝えていたことがとても印象的でした。
これは皇太子時代の映像です。
皇太子の時代から、日本は常に下の四つの日を忘れてはならないと感じていたそうです。
そういった想いから、
原爆投下の地広島にも自らの意思で訪れたそうです。
下のこれらの本はすべて沖縄に関するものだそうですが、
これでも、ご自分の書斎にあるに沖縄に関するものの資料のほんの一部だそうです。
これだけみても、相当の勉強家であることがわかると同時に、常に事実がどうだったのかを正面から受け止めようという意欲があることがうかがえます。
沖縄の地を慰霊に訪れたいという想いがかない、沖縄返還後3年たった
そんななかでも、
皇太子ではありますが、天皇を特に賛美していない私でさえ、
そんなんでいいの?
とちょっとびっくりしてしまいましたが、こういうトップに立つ者の謙虚な姿勢は、プライベートジェットを乗り回すどこかの国の企業経営者たちに見せてあげたいですね。
そんなんでいいの?
とちょっとびっくりしてしまいましたが、こういうトップに立つ者の謙虚な姿勢は、プライベートジェットを乗り回すどこかの国の企業経営者たちに見せてあげたいですね。
さて、これは沖縄のひめゆりの塔の生存者の方から説明を聞かれているところですが、
まさにその最中に、
崖の下から過激派がでてきて、皇太子夫妻に向けて火炎瓶を投げたのです。(そんな事件あったんですね、知らなかった、、)
ふたりはすぐに護衛の者たちによって車にもどされ事なきを得たのですが、侍従の談話によると、
そのときの映像が残っていました。
その事件のあとも、沖縄各地を訪れる計画にいっさい変更を加えることも無くすべてをこなしたそうです。
そして行った先々では、たいへん失礼な事がありました、ということばを掛けられたそうなのですが、
言っておられたそうです。
こんなにも行動派であったことにも驚きなのですが、さらに驚かされたのがその知的探究心です。
事あるごとに、一流の学者を皇居に招き、最新の学問事情などを聞かれているそうです。
ここで話をしている人が誰かわかりますか?
そう、あの皮膚から万能細胞の取り出しに成功した、山中教授です。
こうした会を催すのは、学問の振興を促すために宮内庁などがある程度決めていることなのかもしれませんが、天皇が話を聞かれている姿勢が本当に興味があって聞いているという姿だったのが印象的で、質問なども的確にされていました。
こうして人に会う前には、その方々の情報を必ず勉強してから会うそうで、一日に何人のひとに会うのかは分かりませんが、相当たいへんなことだろうと思います。
こうした会を催すのは、学問の振興を促すために宮内庁などがある程度決めていることなのかもしれませんが、天皇が話を聞かれている姿勢が本当に興味があって聞いているという姿だったのが印象的で、質問なども的確にされていました。
こうして人に会う前には、その方々の情報を必ず勉強してから会うそうで、一日に何人のひとに会うのかは分かりませんが、相当たいへんなことだろうと思います。
行動派といえば、災害現場への慰問も天皇ご自身の意志でなされるそうです。
たとえば、雲仙普賢岳の噴火のとき、
長崎を訪れたそうなのですが、住民の避難する体育館を訪問された際、
というのも宮中の数々の神道の行事のときに、正坐をしてしびれたなどという邪心があっては神様に申し訳ない、という気持ちがあるので、ふだんから正坐に慣れておくためにしているそうです。
おそらくそういう毎日の体や心の姿勢がこういうときに、ぽっとでるのでしょうね。
ワイシャツは腕まくりされ、膝元をよく見ると、住民の人たちは畳に座っているのに、天皇は体育館の木の床に膝をついているのです!
これはハンセン病患者の方の慰問の姿です。
なんという低姿勢、しかもこれは昭和40年代の国から患者の方々が不当な扱いを受けていたときからずっと続けられてきたことらしいです。
これは、家族がそろって何気なく遊んでいる風景ですが、
実はここで子供が遊んでいる木のおもちゃは、
現地の生存者の方々たちと語らい、多くの人が身を投げた万歳クリフでは、深々とおじぎをしておられました。
そしてこのサイパンの地で詠んだ句が、
うーん、深みのある素晴らしい句ですね。
亡くなられた方々に対する天皇の切なる祈りが込められているように感じました。
天皇はここを訪れた後、ぽつりと、もっと早く訪れるべきだったと語ったそうです。
番組の内容はざっとこんな感じでした。
かつてマッカーサーが昭和天皇に謁見した時に、その素晴らしい人柄に感激したというエピソードを何かで読んだことがあるのですが、おそらく昭和天皇も相当の人格者だったのだと思います。
そういう天皇の発言も、今回の番組を見たあとでは、とても納得がいくのでした。
これからはもうちょっと興味をもって天皇さんの発言や行動を見守っていきたいなと感じました。
おしまい。
(また次回から諏訪大社訪問について書く予定です)
長崎を訪れたそうなのですが、住民の避難する体育館を訪問された際、
というのも宮中の数々の神道の行事のときに、正坐をしてしびれたなどという邪心があっては神様に申し訳ない、という気持ちがあるので、ふだんから正坐に慣れておくためにしているそうです。
テレビをみているときに正坐なんて、私たちにしたら悪いことをした時のバツみたいですが、自らそういうことを心がけられているというのはただ、ただすごいなぁ、と感心しました。
おそらくそういう毎日の体や心の姿勢がこういうときに、ぽっとでるのでしょうね。
ワイシャツは腕まくりされ、膝元をよく見ると、住民の人たちは畳に座っているのに、天皇は体育館の木の床に膝をついているのです!
これはハンセン病患者の方の慰問の姿です。
なんという低姿勢、しかもこれは昭和40年代の国から患者の方々が不当な扱いを受けていたときからずっと続けられてきたことらしいです。
これは、家族がそろって何気なく遊んでいる風景ですが、
実はここで子供が遊んでいる木のおもちゃは、
このブログで前にオバマさんが犬を飼うのに、保健所にいる犬から選ぶということを言っていたのを取り上げましたが、それと同じで、
トップに立つ人たちが進んで模範を示すというか、一般の人たちの関心を高めるために、さりげなくそういうことをするといのは素晴らしいな、と感じました。
天皇がいままで慰問に行きたいと思ってなかなか実現しなかったのがサイパンの訪問だったそうです。 しかしそれも、
天皇がいままで慰問に行きたいと思ってなかなか実現しなかったのがサイパンの訪問だったそうです。 しかしそれも、
ついに実現の運びとなりました。
現地の生存者の方々たちと語らい、多くの人が身を投げた万歳クリフでは、深々とおじぎをしておられました。
そしてこのサイパンの地で詠んだ句が、
うーん、深みのある素晴らしい句ですね。
亡くなられた方々に対する天皇の切なる祈りが込められているように感じました。
天皇はここを訪れた後、ぽつりと、もっと早く訪れるべきだったと語ったそうです。
番組の内容はざっとこんな感じでした。
番組を通じて感じた事は、いち人間としての天皇の人柄の素晴らしさでした。
ご自分が天皇という立場であることをわきまえ、日本の国の象徴という立場で人の為に何ができるのかを常に考え、行動される姿にとても感動しました。
ご自分が天皇という立場であることをわきまえ、日本の国の象徴という立場で人の為に何ができるのかを常に考え、行動される姿にとても感動しました。
かつてマッカーサーが昭和天皇に謁見した時に、その素晴らしい人柄に感激したというエピソードを何かで読んだことがあるのですが、おそらく昭和天皇も相当の人格者だったのだと思います。
番組の中で頻繁に天皇の笑顔が見られましたが、あのような福の神のような笑顔は作って出来るものではなく、内面から自然にわき出るものなのだろうなと感じました。
前に何かのニュースで、教育委員会のある人が、天皇との謁見時に、
「私の職務はすべての学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱させる事です」
というようなことを言った時に、
というようなことを言った時に、
「それも強制になってはいけませんね」
と天皇がゆるやかにこたえられていて、話した本人は、ハッそうですね、と畏まっていたのがとても印象に残っていて、私はその場面を見てぷっと笑ってしまったのですが、
そういう天皇の発言も、今回の番組を見たあとでは、とても納得がいくのでした。
これからはもうちょっと興味をもって天皇さんの発言や行動を見守っていきたいなと感じました。
おしまい。
(また次回から諏訪大社訪問について書く予定です)
4 件のコメント:
そういえば、飯田史彦氏の本の中に書いてある天皇のエピソードを思いだしました。
天皇陛下が脳学者?か何かに「人間は何故眠るのでしょうか?」と質問されたそうです。
するとその学者さんは「陛下、国民の中には布団屋もおりますので・・・」と答えたそうです(笑)
いや~私もこの番組見てたのでが、家族と見てたので内容覚えていませんでした。
こうしてわかりやすくしていただけて助かります。
ゆっきい さん
コメント有難うございます。
天皇陛下はそのユーモアににっこりされたんでしょうね。なんとなくその光景が目に浮かんできます。
NHKは、穴になりがちな教育テレビも含め、かなりレベルの高い番組をよく放送しているので、心に響いた番組はその都度アップしていきたいと思ってます。
しかしこのデジタルの発達した時代に、画像を取り入れるのに、いちいちテレビの前でデジカメとっている私はなんなのだろうか、、、
あははは。デジカメで撮っていたのですか~すごいですね~(驚)
それは、かなり大変な作業ですよ~
でも、彦兵衛 さんのところはいつもわかりやすいHPなので、とても参考になっているし尊敬しています!
これからも楽しみに見させていただきます~
ゆっきぃさんへ
応援ありがとうございます。
(^_-)-☆
これからもがんばって更新していこうと思っています。
( -_-)zzz
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