2016年9月19日月曜日

赤亀:レッド・タートルを見にいった、、

 
  
ジブリの最新作、
 
レッド・タートル~ある島の物語~
 

を観てきました。

美しい海を背景に、人間と亀がどのような物語を紡いでいくんだろうか、、

今回、外国人監督ということもあって期待していたのですが、

一言でいうと、肩透かしをくった、、

という感じでした。


物語の展開が平板すぎて面白味に欠け、

キーとなるカメが最終的になんなのかも意味が分からず、

何かを象徴しているのだろうとは思うのですが、

あまりにつまらなすぎて、考えようという気力も湧いてきませんでした。。。


ディーテールに関して、

これは無人島での話なんですが、もし島に流れ着いたのなら、まず、

水の確保、食料の確保、雨露をしのぐ場所の確保が十分なされ、

島を十分に探索した後に島を出てみる、という話になってこようとおもうのですが、

そこら辺の描写がなんだか薄く、

島に流れ着いて、とりあえず水ある、食べられる実がある、

ですぐに碌に食料も持たずに筏を作って島から漕ぎ出そうとするのです。

なんだかリアリティーに欠け、おおざっぱすぎて共感を持てませんでした。


全体的に、なんだか自己満足の映画だな、、という気がしました。

何かのコンテストに芸術作品として出品するならまだしも、
 
エンターテイメントとして、これ観てお金ください!

というには、ちょっと厳しいんじゃないでしょうか。
 

たまに映画を観て、

うわー、これをみた2時間返してくれよ、もったいね~、、観なきゃよかった、、

というのがありますが、そこまではいかないまでも、

今回の映画、私は5点満点中、最大与えても2点かな、、

という気がしました。


評価できると所といえば、海の透明感と、海の青さを背景に大きな赤亀が登場するシーンぐらいでしょうか。

無声映画なのですが、その点は、映画の面白さ(つまらなさ?)とはあまり関係ありません。

むしろ、今回の映画、声があったらさらにシラケたものになっていたような気もします。


ジブリ映画はなるべく映画館で観ようと思っているので、今回映画館で観ましたが、

たとえレンタルで借りても、新作として借りていたら後悔していただろうなという気がします。


私は、字幕スーパーが流れ、映画が終わって、にわかに映画館が明るくなった瞬間の

観客が席を立ちだす時の雰囲気を感じるようにしてるのですが、

えーー、ナニ、これでおしまい??

あー、なんだかなー、、

あらら、がっかり、、

そんな声が映画館のなかに漂っていたように感じました。。。

ゲド戦記ほどのがっかり感ではありませんでしたが、

少しそれに近いものがありました。


次回に期待したいです。




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