昨日のNHKスペシャルで、
センチネリアン(100歳以上のお年寄り)についてやっていました。
あなたもなれる“健康長寿”
徹底解明 100歳の世界
彼らに共通する特徴はなんなのか、ということが解説されていました。
長生きなんて、しょせん遺伝デショ、、と思っていませんか?
双子の調査によると、同じ一卵性双生児でも、
長生きする人、しない人がいることがわかっており、
遺伝による影響は25%なのだそうです。
つまり、健康長寿の要因の75%は生活習慣、生活環境にあるのです!
すなわち、心掛け次第で誰でもスーパーセンチネリアンになれる可能性があるのです!
今回の目玉としては、体の炎症反応の数値が低い人ほど、健康寿命が長いということが分かったということでした。
では、その炎症反応の数値は如何にしたら低くできるのでしょうか。
一つは、食事でした。ただ、食事も腸内細菌がかかわっているらしく、
たとえば地中海料理が良いから、地中海料理を食べ続けても、あまりあまり効果のあがらない人たちがいました。
従って、長い時間をかけて、その人にあったものを食べ続けるということが大切なようです。
日本人は、やはり日本食が一番合っているということでした。
あとは運動。これは以前から言われてきていることですが、
たとえばイタリアのある地域は、急勾配の坂を日常的に上り下りしなければならないので、
その負荷が肉体に良い影響を与えているのではないか、と言われていました。
そして、私が本番組の中で最も驚いたのは、心の持ち様に関する研究でした。
人生の満足度の高い人に炎症反応の数値が低い人が多いと思いきや、
人生の満足度が高いにもかかわらず、数値が高い人もいたのです。
それはなんなのかというと、食欲、買い物、性欲といった利己的なものによって満足を得ている人たちは、炎症反応の数値が高い一方、
ボランティアだとか、仕事だとか、人の為に何かをする利他的なことによって満足を得ている人たちの炎症反応の数値が低かったというものでした。
同じ人生に対する満足度でも、その動機が違うだけで、数値としてこれほどハッキリ違いが出ていることにビックリでした。
でも確かに、利己的な満足というのは、一時的なものになりがちなのに対して、
利他的な満足というのは、ほのぼの、しみじみと継続して感じることのできるものなので、
そこら辺に違いが出てくるのかな、、などとも考えました。
しかし心の内面の事、道徳的なものの考え方、行いが、血液の数値として出てくるというのは、非常に面白いと思いました。
いいことをすると、ちゃんといいことがあるものなんですね、、。
見逃した方は、再放送もあるようなので、ぜひご覧くださいませ!
あなたもなれる“健康長寿”
徹底解明 100歳の世界
再放送:2016年11月13日(日)午前1時30分~2時29分(12日土曜深夜)
「単なる長寿など望まない。“心も体も健康”で長生きしたい」。
平均寿命は男女ともに80歳を超え、世界一の長寿国を突き進む日本。
長生き自体がもはや当たり前となる中、次なる関心は“サクセスフル・エイジング”=認知症や寝たきりにならずに、どれだけ元気に年を重ねられるかにシフトしている。
その健康長寿の秘密を解き明かすカギを握るとして、いま、世界各地で注目されているのが「百寿者=センテナリアン」の研究だ。
なぜか寝たきりが少なく、最後まで元気な人の割合が高いという共通項を持つ、センテナリアン。
最新の研究で、特殊な人だけではなく、誰でも条件次第で到達できるのではないかという可能性が浮上してきた。
人類究極の願い“健康に命を全うする秘密”の解明に向け百寿者研究が加速している。
番組には世界の「スーパー百寿者」が続々と登場。
謎に満ちたセンテナリアンたちの驚異のパワーと健康に満ちた暮らしを記録し、そこに到達するための条件に、医学・栄養学・心理学・環境学・社会学などあらゆる角度から迫る。
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