2016年10月31日月曜日
中国の宇宙進出に思う、、
少し前のニュースで、
中国が宇宙飛行士二人を衛星軌道上に送り出すことに成功した
ということをやっていました。
とうとうそういう時代が来たか、、
と思うと同時に、あるマンガのことが頭に浮かびました。
それは、
『MOONLIGHT MILE』(ムーンライトマイル)
https://ja.wikipedia.org/wiki/MOONLIGHT_MILE
という壮大なストーリーのマンガです。
これは長編のマンガなのですが、
月面の基地を巡って、アメリカと中国が戦争に近いような
状態になっている場面が出てくるんですよね。
それが現実を踏襲しているかのような、未来を先取りしているような、
とてもリアルで、いかにもありえそうな設定になっているのです。
私は、中国の衛星軌道上への宇宙飛行士の打ち上げというのは、ほんの序の口だと思ってます。
まずは、衛星軌道上に宇宙ステーションを建設するのが第一段階。
次は月面に有人の基地を建設する。これが第二段階ですね。
もう、この月面の基地建設に至った折には、南シナ海を髣髴とさせるような事態が当然発生するだろうと思います。
そして当面の最終目的としては、有人による火星探査、そして移住を目指していると感じます。
かつて華僑が世界中に広まって行ったように、地球を点と考えて、広大な宇宙に乗り出していこうとしているように感じます。
そんな中、昨日、国際宇宙ステーションに滞在していた大西宇宙飛行士が地球に帰還したというニュースが流れました。
彼も、中国の宇宙進出に関してあることを述べていました。
それは、ロシア人宇宙飛行士から、
もうこれで我々は孤独ではなくなった、、
と言われ、頭をガーンと殴られたかのように感じた。
というものでした。
広大な宇宙空間において、地球から出ている人類が3人しかいないなかで、
この宇宙のどこかに、中国人の二人がいまいる。
そのことにすごく感動を覚え、彼らに対して親近感がわいた。
というような趣旨のことを語っていました。
同僚のロシア人宇宙飛行士の言葉に、頭をがーんとやられた、というのは、おそらく大西氏も、
中国人単独による宇宙進出に関して、あまりよくないイメージを抱いていたのでしょう。
それを同僚に別の捉え方を提示されたことによるショックなのだと思われます。
私も、中国の特に軍部主導による宇宙進出というものに対して警戒心を抱いていたのですが、
そうか、そういう捉え方もあるんだなぁ~、、といたく感動しました。
そういう思いを持って、たとえば宇宙空間で彼ら中国人宇宙飛行士たちに接する機会があるとしたら、
警戒心をもって接するより、はるかに友好的な関係を築くことができるでしょう。
人の思い、特にポジティヴにとらえる習慣って大切だよな、、
とつくづくと感じたニュースの一コマでした。
大西宇宙飛行士にありがとう、同僚のロシア人宇宙飛行士にありがとう、
そして中国人宇宙飛行士のお二人にありがとう!
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