2009年3月22日日曜日

オンム・セティ~3000年前のエジプトにいた女性





三月のはじめの『世界ふしぎ発見』で、3000年前のエジプトでの記憶をもつ女性、



オンム・セティ




について放映されました。なんと彼女はその地で巫女をしており、当時のファラオであったセティ一世の寵愛を受けていたというのです。


あの吉村教授も会ったことがあるそうです。









そして、その
エジプト考古学庁長官のザヒ博士は次のように語っていました。




彼は現在、ツタンカーメンの義母であるネェフェルティティ王女の墓の発掘に全力を傾けていますが、なんとその墓の場所を教えたのがそのオンム・セティだというのです。

↓ネェフェルティティの胸像


オンム・セティはイギリス人ですが、彼女は小さい頃に階段から落ちて臨死体験をしたそうです。そしてそれ以降、


「私おうちに帰りたい」

といって泣いては両親を困らせていたそうです。そのおうちといのが、かつてエジプトで暮らしていたときに住んでいた神殿だったと彼女は後年回想しています。


また両親に大英博物館のエジプトの展示室に行った時には、ヒエログリフを見て、



と語ったそうです。

小学生になっても学校を休んでは、ここに通い詰め、当時のエジプト研究の第一人者であった博士の目にとまり、個人的にヒエログリフを学んだそうです。


その博士は彼女を奇跡の子と呼んでいたそうです。ヒエログリフの吸収力と、エジプト絵画の模写にかけては彼女の右に出る者はいなかったそうです。


彼女にしてみたら、そのようなことは昔の記憶を取り戻していただけなのでたいしたことではなかったそうです。


さらに驚くべきは、オンム・セティはこの世に生まれてから、3000年前のエジプトでの記憶を取り戻しただけでなく、かつて寵愛を受けたセティ一世の霊と会い、様々な情報を得ていたというのです。


彼女の親友で、『転生者オンム・セティと古代エジプトの謎 』の著者ハニー・エル・ゼイニ氏は次のように語っていました。






それもその筈、彼女はアビドスにかつて住んでいたのであり、また現世においても直接セティ一世とコンタクトをとり情報を得ていたからです。


番組内ではあまり紹介されませんでしたが、彼の書いた本の中では、この王さまとのやりとりの記述が生々しく描写されていました。


彼女はそうしたやりとりを日記として残し、親友のハニー・エル・ゼイニ氏に残していたそうですが、彼によると、まだ彼女の日記の全部をその著作の中で明かしたわけではないそうです。


オンム・セティが亡くなる直前に、イギリスのBBCとナショナル・ジオグラフィック紙が彼女をインタヴューしたそうですが、もっと早く世界が彼女に注目していれば、もっと色々と貴重な情報を聞けたのではないかと、少し残念な気がします。


私は前から、特に考古学のような分野では、彼女のようにインスピレーションを担当するスペシャリスト(世にいう霊能力者)と学者が協力して研究に当たれば、もっとすごい成果につながるのでないかと思っていました。


だいぶ前になりますが、かつてまだ宜保愛子さんが生きていたとき、彼女がやはりエジプトに行って、吉村教授とともに出演した番組が有りましたが、


彼女は


「この墓のこっちにはもうひとつ墓が有る筈です」


とかなり断定的に語っていましたが、吉村教授がそうなんですよと、驚きの表情で答えていたことを思い出します。


霊能者というとどうもアヤシイという感じはありますが、FBIの捜査に協力する能力者がいるように、考古学でもこのような特異な能力をもつひとをもっと積極的に活用したらいいのにな、と思います。


インスピレーションを担当するのは単に発掘のヒントを示唆するだけなので、もしそれが間違っていたとしても、ほとんど害は無い筈です。(本人が恥をかくぐらいでしょうか)


20世紀最大の霊能力者エドガー・ケイシーによると、エジプトには記録保管の部屋というのがあって、そこにはこれまでの人類の膨大な歴史がつまっているそうです。

かつて吉村教授はスフィンクスの右足の下に空洞が有る事を音波探知器によって発見していますが、ケイシーはそこに記録の間があるといっています。

そして実はオンム・セティもその記録の間についての記述を日記の中に残しているのです。

ネェフェルティティの墓はおそらく今年中に見つかるのではないかと思いますが、私としては早くその空洞の方を調査して、記録の間を見つけてほしいなぁと思うのです。。。。


しかし知らないところで、まだまだすごい人がいるもんですね。彼女について書かれたもう一冊の本『転生』の方はまだ読んでいないので、また読んで感じるところが有ったらこのブログに書こうと思っています。



おしまい。




参考:

世界ふしぎ発見
http://www.tbs.co.jp/f-hakken/mystery1091_1.html

ジョナサン・コット (著), 田中 真知 (翻訳)
『転生―古代エジプトから甦った女考古学者』
新潮社 2007

ハニー・エル・ゼイニ (著), キャサリン・ディーズ (著), 田中 真知 (翻訳)
『転生者オンム・セティと古代エジプトの謎―3000年前の記憶をもった考古学者がいた!』
学習研究社 2008




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