2017年1月8日日曜日

『この世界の片隅に』を観てきた!



横浜で、映画『この世界の片隅に』を観てきました。






戦争中の広島を舞台にしているということで、

原爆に巻き込まれて終わる悲しい映画なのかと思っていたのが、

意外や意外、違いました。


確かに、戦争をテーマにした映画なのですが、

全体としてほのぼのとした雰囲気に包まれ、

絵のやわらかいタッチのも相まって、

やさしい、心温まる作品となっていました。


全体を流れる空気が温かいものだけあって、

そのほのぼのとした日常生活に切り込んでくる

非情で暴力的な戦争の場面が

いっそう引き立つという構成になっており、

反戦に対して、こういう表現の仕方もあるんだ、、、

と深く感心してしまいました。


戦後70年が経ち、戦争を経験した世代がいなくなっていく今の時期だからこそ、

観ておくべき映画だと思うし、

また70年が経っているからこそ、

こういうストレートでない表現が可能になったのか、と感じました。


蛍の墓みたいな、ひたすら悲しい映画だったらやだな、と思っていたのですが、

戦争映画であるにもかかわらず、

観終わっても温かい気持ちが残りました。

人に対する思いやりの大切さというものを

改めて痛感させられました。


監督は、片渕須直(かたぶち すなお)という方です。

私は知らなかったのですが、ジブリでも作品に関わっていたことがあるようで、

解説をみて、なるほど、そうだろうなぁ~、、

と納得しました。


今回の作品、ヤフー映画の評価が4超えというのも理解できます。

この作品、まちがいなく何がしかの国際的な賞を取ることだろうと思います。


本当に素晴らしい作品でした。

片渕監督にありがとう、と言いたいです。


また、片渕監督の以前の作品も観てみたいと思っています。

マイマイ新子と千年の魔法』という作品は






近くのツタヤでレンタルしているようなので、

借りて観ようと思っています。


おしまい!







0 件のコメント: