NHKで毎日
という番組をやっているのですが、世界各国にある人類の智慧の結晶=世界遺産をたったの5分にまとめて紹介しているというスバラシイ番組です。
観るたびに、そこには当時の人間のドラマがあり、何かしら刺激を得られるので、私は好きで録画してみているのですが、少し前にイギリスにあるという
についてやっていました。
1779年に造られたということは、すでに
230年
もっているということになりますが、いまだに現役。
現在でも市民に親しまれているそうです。
を思い出しました。
全国に何十万とある橋で急速に劣化が進んでいて、その補修が間に合っていないというのです。
自治体は補修しなければならない橋を抱えているのにもかかわらず、新たに橋を掛けようとしていたりするそうです。
いわゆる縦割り行政によって、造る部署とメンテナンスする部署が異なるためにそういう事態が発生してしまうとのことでした。
何かを建造し、所有するということは、初期の建設費(購入費)プラスその時点から毎年発生するメンテナンスの費用を考慮しなければなりません。
ということは、建造物を造れば造るほど、莫大なメンテナンス費用がかかってくることになり、このことをちゃんと認識していないと、メンテナンスが追い付かなくなって大事故につながる可能性が十分にあります。
問題になっている橋は、河に掛かる橋ばかりでなく、高速道路などのいわゆる高架橋も含めてです。
河に掛かっている橋ならまだ何十メートルで済みますが、道路の走っている高架橋なんていったら気の遠くなるような長さで、
急速に劣化が進む中、いったいどうやってメンテナンスしていくのだろうと思いました。
そういった橋のほとんどは、主に戦後、高度成長期に一気に造られたものだそうですが、
考えてみるとまだ50-60年しか経っていないのです。
アイアンブリッジは、230年たっていまだ健在です。
技術が進んでいるハズなのに、これってなんかおかしくないのかな?と素人ながらに思ってしまいます。
そういえば、インドに行った時も丈夫な橋ありました。
チベット人の友人の買い物に付き合った時に、デリーのヤムナー川に架かる橋をオートリクシャーで通ったのですが、
「この橋は、イギリス軍がインド統治時代に造ったものだ」
と言っており、150年ぐらい前の物だそうです。
参考までに、オートリクシャー内からとった橋の写真を何枚か載せておきます。
〔some pictures of bridge that I took in Delhi, India. It is said that this bridge is 150 years old and is built during the reign of Britain.〕
おっ、道路の向こうに鉄橋が見えてきました!
上には鉄道が走っています。
(橋のたもとのおじちゃんの荷物の大きいこと、、、)
端っこは人専用の通路になっているようです。
いよいよ橋の中へゴーーッ!!
このガッチリとした骨組を見てください。
現在の橋よりかなり太い鉄材を使っているのではないでしょうか?
それにしてもいろんなタイプの乗り物がとおるなぁ・・・。
だからすぐに渋滞してしまいます。
渋滞を通り越し、さぁ、橋ももうおしまいです。
( ^o^)/~~~
さよおならぁーー、ありがとねぇーー。
参考:
NHK世界遺産100:アイアンブリッジ
http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/card/cards574.html
NHKスペシャル〔橋は大丈夫か~しのびよる劣化~ 〕
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080609.html
アイアンブリッジ峡谷〔ウィキペディア〕
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%B8%E5%B3%A1%E8%B0%B7
アイアンブリッジの写真多数〔山田構造設計事務所〕
http://homepage2.nifty.com/y-structure/sub-photo48.html
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