2025年9月15日月曜日

寝入り際、ことばによって体をゆるめる、、 シュルツの方法

 

時折、まわりに寝付きがあまり良くないということを口にする人がいるのですが、


私はそういう方々に、シュルツが開発した言葉によって体をゆるめる方法を教えてあげています。


これはドイツの精神科医シュルツが1930年代に確立したもので、自律訓練法と呼ばれたりしますが、私はこの方法を知ったのがもう何十年か前で、その後ずっと寝入り際に使っています。


正式な方法、公式のようなものがあるので、正確に知りたい方は、そのような本などを読んで参考にしていただけたらと思うのですが、


要は寝入り際に体の部位をそれぞれ思い浮かべ、リラックスさせるという方法です。


寝入り際に、すぐに寝入ってしまうならいいのですが、色々なことが思い浮かんできてなかなか眠れないという方は、この方法を導入してみると良いと思います。


私はまずから緩めて、顔、頭皮、脳、頭部、腕、上半身、下半身という具合に緩めていきます。実際にはもう少し細かくやっていきます。また日によって順番を変えたりもします。


脳は筋肉ではありませんが、脳の緊張がほぐれていく、、と観ずると頭部の筋肉も一緒に緩む感じがあって、私は脳という部位を入れています。


シュルツは、おでこが涼しくなる、、というのを導入していますが、私は冷感は使用しておらず、弛緩をメインとして、必要に応じて温感や重くなる感覚を利用しています。


最初のうちは、~の力が抜けていく、~が重くなる、、などの言葉が必要かもしれませんが、慣れてくると、その部位を思い浮かべて力を抜くだけでよくなります。5-10分くらいでだいたい眠れる感覚があります。


この方法は、寝入り際に思いがあちことに散乱してしまって考える必要のないことに延々と思いをはせてしまうことを防ぐことができ、


毎日のルーティーンにしてしまえば、その順序に従って力を抜いていく内に眠れてしまいます。私は昼寝のときにも、このことばによるリラックス法を利用しています。


考えてみると、寝入り際にことばによって体をリラックスさせるというのは、マーフィーさん斎藤一人さんをはじめとする方々が、覚醒しているときにポジティヴな言葉を習慣化させようというのは、共通するものがあると感じます。


それは、あちこちに勝手に転がっていこうとする心を自分が司令塔となって進路を定め、自分の状態をより良い方向にもっていくということです。


人間には言葉という道具があり、またそれを聞くことによってイメージを作動させる脳という最高のマシンを備えています。これらを有効に利用しない手はないと感じます。ホント、こんな素晴らしい道具を使わないのは勿体ないと思います。


寝付きがあまりよくないと普段感じている方がいましたら、ぜひシュルツが開発したことばによるリラックス法を試してみたらいかがかと思います。


タイトル:寝入り際、ことばによって体をゆるめる、、 シュルツの方法


でありました。


<(_ _)>



おまけ、、

ギャラリー:会津駒ヶ岳に登ってきましたー♪


先週末、百名山の一つ、会津駒ヶ岳(2133m)に登ってきました。


まず、北千住という所からコチラのカッチョいい特急に乗ったのですが、、↓





駅には10分くらい前について、ふつうに切符を買って乗るつもりでいたのですが、

な、なんと満席で乗れないとのこと、、。

新幹線のように席がなくても乗れるのではなく、全席指定で空席がないと電車自体にも乗れないのだそうです。。

平日だし、会津なんかそうそう行く人もいないだろう、、と高をくくっていたのですが、

さにあらず、席はすべて埋まっていたのでありました。。

仕方なく次の特急を調べてみると、1時間半後に出るものがあり、それもかろうじて席がいくつか空いているという状況でした。

すぐに席を確保し、なんとか特急に乗ることができました。。

もし次の特急も乗れなかったら目的地の宿まで行くことができず、今回の旅すべてがおじゃんになってしまった可能性がありました。


ふだん乗らない特急はちゃんと調べておかないとな、、と良い教訓となりました。思い込みはダメですね、、。

そんなこんなで特急に乗り込み、




品川駅で買った松茸弁当 with 彦兵衛サラダ(笑)を堪能しながら、

列車に揺られること3時間、








特急の終点、会津田島駅に到着しました。

ここからバスに乗るのですが、



ここでビックリ!


な、なんとコチラのバス、クレジットカードのタッチ決済やQRコード決済までできてしまう最新式の支払い方法を導入していました。







田舎に行くと、スイカも使えず、現金払いのバスが多い中、
まったくもって驚きでありました。。





バスに揺られること1時間半、

檜枝岐(ひのえまた)というところに到着しました。





こちらが、本日宿泊する宿です。




日本秘湯を守る会に所属する温泉宿です♪

今回は、楽天トラベルで該当日を予約しようと思っていたのが空きがなく、ためしに直接電話してみたところ、空いてますよ、といわれてとれた宿でした。

その電話での予約の際、宿のご主人でしょうか、声の調子がものすごく優しく、温かみがあって人をほっとさせるような話し方だったので、

うわ~、凄いなぁ~、どんな感じの人なのだろう、、と思っていた所、受付をしてくださった方が、まさにその声の当人、宿のご主人で、

声の調子と同じく、福の神のように常に優しげな微笑みたをたたえた方で、うわー、世の中こんな方もいるんだなぁ~、、とその存在に感嘆してしまいました。。


部屋の窓から外を見ると↓




空は曇天、そしてなぜか赤い色の屋根が多い、、。

温泉に入る前に、まだ明るいうちに周囲の散策をして、この土地とお友達になっておきたいとの思いが強く、出かけてみました。

まず足が向かったのが近くの神社でした↓





鳥居をくぐった瞬間、急に足が軽くなり、
ふわふわする感じで歩を進めていきました。

なんか神様に、よくきたね~、、と歓迎されている感じでした。




茅葺きの屋根がヤバい!
いい雰囲気を醸し出しています♪




こちらは地元の方が集って、歌舞伎を上演するとのことで、












舞台の前に椅子が並べられています。




なんだか人と神様が一体となって運営されている感じがして、

生き生きとした感覚があり、いいなぁ~と思いました。






なんと、こちらの神社、お祀りされているのが今回登る駒ケ岳の神様でもあるようで、登る前に参拝できてよかったと思いました。

ありがたい、ありがたい、、。





橋をわたって川沿いを散策、、













六地蔵も拝ませて頂きました。

こちらのお地蔵さんは、その昔、このあたりでは米が取れず、
不況の際には赤子を間引いたこともあり、その赤子を供養するものだそうです。。


周囲の散策を終え、温泉にゆったりつかり、夕食を頂きました。





会席なので、このあと次々と料理が運ばれてきます♪

地元の食材をふんだんに使った料理がどれも美味しかったです。




飲みものメニューに、会津の利き酒3種セット800円というものがあったので、調子に乗って頼んでしまいました。


旅館の料理は、米が取れないということで、蕎麦を使った料理が多く、

特に地元で有名な裁ち蕎麦がとても美味しかったです。もうほろ酔いになっていて、写真をとるのを忘れてしまったのですが、

蕎麦単体で甘みと旨味があり、喉越しもよく、こんなに美味しい蕎麦があるんだ、、と感激してしまいました。

漫画のそばもんとかいう作品の中で、こちらの裁ち蕎麦が紹介されているようです。

今回出てきた料理の中で一番驚いたのが↓




サンショウウオの唐揚げ↑でした

えー、食べていいんかい?

と思ってしまいました。だって絶滅危惧種だったりしない?
まあ養殖されていたりするんでしょうが、、。

味はコリコリしていて、ちょっと鳥肉っぽく意外に美味しかったです。

翌日は4時起きなので、食事のあと、昼に歩いたコースを散歩したのち、ことばによる誘導も途中で(笑)、

すぐに深い眠りに入っていきました。。

(。-ω-)zzz. . . 


つづく、、




2025年9月7日日曜日

カタチの意味をとらえよう!

 

先日、職場でこんなことがありました。


ふだんパソコンを使わない部屋でZOOMによる会議に参加するため、ある職員がノートパソコンを設置しようとしていました。


その部屋には壁にLANケーブルの差込口がないため、その職員は別の部屋にあるwifi機器を持ってきて利用しようとしていました。


そのwifi機器は、壁のLANケーブルの差込口からLANケーブルで繋ぎ、電波にして信号をwifi接続が出来るようにするものであるとともに、その機器自体にもLANケーブルを差して有線でもパソコンと繋ぐことが出来るものでした。


その職員はあまりパソコンが得意でないこともあって、うまく接続ができないので手伝ってほしいとの連絡をしてきました。


自分もその時はめちゃ忙しいときでもあったので、ちょっとは見ることが出来るかも、、ということで、短いスキマ時間をみつけていってみると、


その職員は、そのwifi機器を持ってきて、コンセントに繋いだだけで、それにLANケーブルでパソコンと繋いでネットが出来ると思っていたようで、その接続の仕方をみて、えーー、と少なからず愕然としてしまいました。


その人としては、なんとなく、カタチが整っていれば使えるようになると思ったのでしょう。


しかし、その機器の原理を考えれば、まったくナンセンスであることがわかります。


どこかから壁まで来ているLANの受け口にその機器をLANケーブルで繋がないと、まずもって信号がきません。。



私達の周りには、いま、様々な電気機器があふれていて、よくわからないものも確かに多くあります。


内部がどういう仕組みになっていて、どのような原理でそのような働きになるのか、一般の人たちには知る由もないし、そこまで知る必要もないでしょう。


ただ、もし使うなら、その機器がどのような役割を果たすものなのか、その働きの概要はしっかり掴んでおく必要があると思うのです。


私はその職員が接続したwifi機器とパソコンのやり方を見て、あー、意味を理解していないな、、と思いました。


以前、当ブログで、カタチとチカラについて書いたことがありますが、そのことが頭に思い浮かんできました。


彦兵衛のブログ:思いがカタチをつくる 2012/1/17


カタチというのは、必要などのチカラから生まれていると私は常々思っています。


従って、単にカタチを真似るだけでなく、そのカタチを生み出すに至ったチカラの方も同時に理解することが大切であり、そうすることで様々な応用が効くようになると感じます。


何かお願いするときも、単に表面的にやることだけを伝えることもできますが、


なぜそうしてほしいのか、その意味を同時に伝えると、よく理解してもらえるし、その思いを汲んで応用した行動を取ってもらえたりします。


また例えば、英単語を覚えるのも、単純にそのまま覚えるやり方の他に、語源まで遡ってその単語の成り立ちを知ると、ものすごく面白いし、応用が効くのです。


ラテン語由来の英単語は、日本語で言う漢字由来の言葉と同じで、漢字の意味がわかっていると、たとえ知らない漢字熟語でもなんとなく意味が取れるように、


知らない英単語であっても、その成り立ちからなんとく意味を推測できたりするのです。


昔、でる単、という受験勉強の単語帳がありましたが、これはまさに語源まで遡って、単語を覚えようとするもので、名著となっていたことを思い出します。


私がカタチとチカラに関して感じるのは、体操です。


たまにラジオ体操に参加してやってみると、これは体を心とはまったく関係のない単なる機械と捉えているんだろうな、、という気がします。


私のリズム、カタチと全く違うので、とても継続してやろうとは思いません。


私は毎朝、毎夕、自分が組みたてた彦兵衛体操というものをやっていますが、これは自分の心地よさ、体が必要としているものを自分なりに組み合わせて、自分のリズムでやるものです。


少し前のブログで、風邪を引きそうな感覚がしたとき、太陽光を浴びたいと思って外に出て歩きながら深呼吸した話をかきましたが、


実は、あれは単に深呼吸をしただけではありませんでした。太陽に向かって歩きつつ空気を吸い込みながら、


神の愛の光、黄金の光が体中のすべての細胞に行き渡り、体中の細胞が内側からどんどん若返ってくる、どんどん健康になっていく、、健康は神であり、輝くばかりの健康をもっています


というような言葉を頭の中で唱えつつ、イメージを描きつつ深呼吸していました。


私は体を動かすときも、このような言葉やイメージをともに使うことが多いです。こうすることで、その効用が、単に体を動かしているときよりも何倍もある気がしています。


wifi機器の話から、だいぶ飛んでしまいましたが、まとめますと、カタチというのは樹でいうと枝葉にあたるかと思います。


その枝葉を支えているのは幹であり、その幹を支えてるのは根っこです。


枝葉だけを表面的に知るだけでなく、それを支えている、幹や根の方まで遡って枝葉を理解すると、多少時間は掛かるかもしれませんが、なかなか忘れないし、物事の原理 = 根源を知っているので応用が効いてきます。


一を知って十を知る、という言葉がありますが、これはおそらくこのような構造を行っているのだと思います。


ただ単に、表面的な枝葉のカタチをたくさん知るというのではなく、枝葉の根源まで理解しているので、その樹が展開する360度にわたる枝葉の展開を理解し、対処することができるということなのだと思います。


世の中には、必要から生まれたカタチというものがたくさんありますが、時代を経て、その必要がなくなっているにも関わらず、慣習として、なぜそうするのかわからないけど、単にカタチだけ継承されているものもあるように見受けられます。


少し話がそれて、武術などもそうだと思います。創始者は、必要性からこのカタチが大事なんだ、と型を生み出しますが、


二代目、三代目くらいまではいいかもしれませんが、更に何代も経ていく内に、カタチの意味がわからなくなって、ただカタチを模倣するだけになっていることがあるかもしれません。


合気道の達人、塩田剛三さんは、合気道の創始者ではありませんが、


彼は、戦後、道端でヤクザっぽい人たちが賭け将棋をやっているのを途中まで眺めていて、敢えて、これはインチキだーといって、盤をひっくり返し、多数の荒くれ者を相手に、自分の技を試していたという逸話があります。


カタチにどういう意味があり、どのように役立つのか、何が必要で、どうすればよいのかというのを実践を通して研ぎ澄ましていったようで、それ故に、あのような達人になられたのだろうな、、と、そのエピソードを知って強く思いました。


wifi機器の話自体からだいぶそれてしまいましたが、カタチを知る、カタチを伝えるというときには、セットでなるべくそれを生み出すに至ったチカラ(必要性など)も同時に理解するように努めたほうがいいよな、、と感じた一件でありました。


話が膨らみすぎてしまいましたかね、、。


タイトル:カタチの意味を考えよう!


でありました。


<(_ _)>



おまけ、、


ギャラリー: 光岳(テカリダケ)に登ってきましたー ♪  最終回







宿から 朝4時に タクシーに乗ること1時間半 、料金 2万円!✨で登山口の易老渡に 到着


橋を渡り、 薄暗い山の中を 3時間半 歩き、分岐となる易老岳に 至りました 😊














































易老岳から 尾根伝いに登って行き、 




























































易老岳より2時間半ほどで 宿泊地の光岳山荘に到着
しかし泊まるのは、外のテントです(笑)😄










山荘で一休みしてから、、











 念願の光岳に登頂❗️🥳








 光岳の由来となった テカリ 石 も見ることができました😊
















↑下山後に登りに行ったイザルガ岳

荒涼としていて何も無い、、











夜は定番のカレー ♪


 テントでの宿泊は 案外 心地よかったです



 翌朝は寒く、 ウールの インナー にフリース、 外は上下雨合羽を着て ちょうどいいぐらいでした


 翌朝、山小屋から見える富士山が最高 、超絶に美しく、涙がでそうになりました…











山小屋で日の出を見た後、5時半に出発


 







 登ってきた道を てくてくと歩き 














10時半には 登山口に戻りました

 頼んでおいた タクシーが来ていて同じ平岡駅まで送っていただきました

 帰りは早朝の割増料金がないので17000円ほどで済みました(笑)😄






 宿で温泉に入り、 昼食をいただきましたー

登山の後の食事は美味しいな~、、






そして、また 飯田線に乗って 帰途に着きました 










これで 今回の 南アルプス最南端、光岳登山の回はおしまいでーす🙋☘️


おまけのおまけ、、




↑豊橋駅で買った地酒三酒

三河国は家康の故地であるためか、
このお酒、殊に大吟醸酒がまことに美味しかった

深みと柔らかさ、ほんのりとした花の香とバランスが良く、
極上の味わいでした。

最近にないヒット酒でありました、、

で、こちらの三種と、、




帰りがけに買ったお寿司で祝杯だー♪(笑)