2010年10月24日日曜日

持たない暮らし


その本がコチラ↓



お部屋も心もすっきりする 持たない暮らし アスペクト (2006/12/1)



彼女の主張は、ダイエットと同じで、

入れる量より、出す方が多くなればモノは減る

ということです。

しかし事はそう単純ではないのであります。

彼女が説いているように、モノを捨てる、処分するって意外や意外、大変なのです。

それはモノが単なる"物"ではなく、それらを入手した時の私達の心、気持ちなどと密接に関わっているからです。

極端な例を挙げると、ゴミ屋敷など呼ばれる家(or部屋)がありますが、

そこの住人はモノを集める事で、心の寂しさや空虚感を埋めようとしていることが指摘されています。

モノとのかかわり合いに置いて、私達は多かれ少なかれ、このゴミ屋敷の主人とそう大差ないのだという気がします。


それではモノのをため込まない、清々しい生活を送るにはどうしたらいいのでしょうか。

彼女は以下の7つのポイントを挙げています。




1.もらわない
2.買わない
3.ストックしない
4.捨てる
5.代用する
6.借りる
7.なしで済ます


この中で、幾つかコメントすると、

もらわない

というのはホントその通りだと思います。

別に要らないけど、タダでもらえるなら貰っとくか、、、

とつい景品などを貰ってしまいますが、こういうのがたまっていくと次第にゴミゴミとしてきます。

実は私も先日、あるスーパーが閉店するというのでポイントをチャラにする代わりにお皿を配る

ということをやっていて、お皿を貰ったのですが、

貰いつつ、果たしてこれは本当にお得な事なのか?

と自問していました。

特に気にいった柄でもなんでもない、平凡な小皿なのです。

考えてみれば、使わなければ単にスペースを食うたけの邪魔物と化すだけではないのか、、、?

どこか貧乏性というか、貰えるものは貰った方が得という思考回路がどこかにできているようです。

しかしこの本を読んだことで、そうか、なるべくもらわないようにするのか、

と意識を更新することができました。


タダほど高いものはない

と言う言葉がありますが、彼女はこれを強調していますし、まさにその通りだと思います。


彼女は、食器などはお客様用などはストックせずに、ふだんからイイもの、お気に入りのものだけを使うようにするといいます。

買うのも、安いから買う、ということはしないそうで、高くても自分の気に入ったもののみ購入し、大事に長く使うようにするのだそうです。

安物買いというのも、一見得したようでいて、モノが増える行動の一つだと思います。


ストックしないというので彼女が徹底しているのは、お客様用のふとんさえ持たないのだそうです。

必要になったら、数千円をだして借りるのだそうです。

頻度との問題もありますが、年に何回あるかないかのために、

お客さん用の布団のために広大なスペースを割くぐらいなら、その都度数千円出した方がましだと言います。

そういう考え方もあるんですね。


便利だから、とモノを増やしていくとどうなるのか、

私はそれをもっとも端的に表しているのが東京の地下鉄だと思います↓





はたしてこれほどまでの路線が必要なのだろか?

ある程度の所まで地下鉄で行って、あとは彼女が説いているように、

代用する、なしで済ますという発想

つまり歩いたり他の交通機関を利用すればいいんじゃないのか、、?、

東京で地下鉄路線図をみるたびに私は思ってしまいます。

地下鉄をつくるのには、建設コスト、維持費など莫大なお金がかかってきますが、ほんとうにここまでする必要があるのかなぁと思うのです。

私はまたこの異常なまでに絡み合った地下鉄路線図を見ていると、

大分前に挙げたが引き起こす血管新生を思い出すのです。


彦兵衛のブログ:血管新生~『がんに効く生活』より
http://mshiko.blogspot.com/2009/04/blog-post_23.html



は やまいだれ に品の山

と書く通り、これまた体内にモノ(エネルギー)があふれたときに発症する傾向にあります。

東京にも、モノがあふれすぎて、都市が病的な症状を呈しているような気がしないでもありません。


モノがたくさんあれば、豊かになれる



この思い込み、呪縛から解放され、

体の内も外も、なるべくシンプルさを心がけ、清々しくありたいなぁと思うのであります。

以下に、この本の目次と、シンプル生活のヒントを掲載したページを載せておきますので、

興味のある方はご覧ください↓













参考:

金子 由紀子の著作

いま流行りの
断捨離関連の本 も参考になるでしょう!

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