2014年2月9日日曜日

試験が終わりました--!

 
 
ようやく、先日国家試験が終わりました。
 
自己採点をしてみた所、
 
合格ラインとされる6割を超え7割くらいはとれていたので、おそらく大丈夫ではないかと感じています。
 
ホントは8割を目指していたのですが、、。
 

予想問題などをやるとだいたい7割5分くらいの所を上下していたので、
 
良ければ8割、悪くて7割かと思っていたので、まあ予想通りと申しましょうか。
 
それにしても、結構おバカな間違いをしていたりして、ちょっと恥ずかしいです。。。
 
 
でも目標を高めに設定していてよかったかなと思います。
 
前に当ブログで紹介した孫正義氏は、
 

自分のもった夢に自分の人生はおおむね比例する結果を生む
 
志高く、、、秋の空に思う 〔2010年9月16日〕

と述べています。
 
本当にその通りだなと思います。
 
運も実力の内
 
といいますが、運は、ある実力の基本線を軸に生き物のように上下するので、
 
やはり自分の基本線となる実力はなるべく高めておき、
 
あとの結果は天に任せるくらいの気持ちがいいのかと思います。
 
それにしても、試験会場にいた人の8割が落ちるんだから、凄まじい試験だなと思います。
 
 
いままで色々な試験を受けてきましたが、
 
今回ほど勉強した手応えを感じられない試験はなかったです。
 
私は今回の試験に向けて、およそ2年かけて準備しました。
 
 
普通は、ある程度勉強が進んでくると、

れに比例して点数も伸びてきて、ある種の手応えを感じる事が出来るのですが、
 
今回の試験は、勉強しても勉強しても、

そのエネルギーがどんどん拡散していくというか、吸収されてしまうというか、
 
まるで、エネルギー吸収型の人造人間19号や20号と闘う悟空の気分でした。

(ドラゴンボールを知らない人はごめんなさい、、)
 
 

 
 
 
私は今回の試験も自分の勉強法に則って勉強してきましたが、
 
受けてみた結果、大きく間違っていることはなかったなと感じています。
 

  • 彦兵衛の勉強法 ≪その壱≫ ~試験の三原則~
  • 彦兵衛の勉強法 ≪その弐≫ ~努力しない勉強法~
  • 彦兵衛の勉強法 ≪その参≫ ~記憶とは、、~
  • 彦兵衛の勉強法 ≪その四≫ ~バランスなど~
  •  
     
    試験の種類によって、細かな点微調整が必要かとも感じましたが、、。



    さて、勉強していくなか、あるいはその期間中に、色々と新しいことを知って、
     
    へぇー、と思ったことがいくつかあったので、取り上げておきたいと思います。


    ☆ シングルループ学習とダブルループ学習

    シングルループ学習というのは、

    何か行動したことに対して結果がでますが、

    その結果をまた行動を見直していくことで修正していく学習サイクルをいいますが、

    ダブルループ学習というのは、

    その行動を生み出す前提としているところまで遡って、そこから問い直す学習形態を言うそうです。

     
     
     

     自分の行動をチェックするときに、

    シングルループでぐるぐる回っているだけなのか、

    何か思い込みにとらわれていないかまで掘り起こして検討しているのか、

    このモデルを参考にすると、考えるきっかけとして分かり易いかなと思いました。


    ☆ タイプA、タイプC

    心理学の用語ですが、人の性格傾向と身体疾患に関連があるというものです。

    Aタイプの人というのは、野心が強く、競争的で、常に時間に追われ、せっかちなタイプのひとで、

    これらの人は心疾患になりやすいそうです。

    Bタイプというのは、この逆のおっとり、ゆっくり型のひとで、

    Aタイプの人は、このBタイプに比べ、心疾患にかかる確率が2倍ほど高いのだそうです。

    Cタイプというのは、自分の感情を押し殺してしまうタイプのひとで、この人はガンになりやすいのだそうです。

    タイプA・B・C


    心身一如といいます。自分の心理的傾向、行動形態を見直す時の参考になるかなと思います。


    ☆ハーディネス

    高いストレス環境下においても、心を健康に保っているひとの特性をいったもので、

    以下の三つの要素が挙げられるそうです。


    コミットメント・・自分の人生に自分が主体的に関わっているという感覚をもっていること

    コントロール・・自らの体験に対して、それをある範囲内で自らコントロールしていると感じていること

    チャレンジ・・ 何かに常にチャレンジし、危機においてもそれをチャンスとみるような心の傾向


    ポジティヴシンキングと通ずるものがあるでしょうか。参考になります。


    メンタルヘルス対策・EAP - ハーディネス
     
    (4)ストレスに強いパーソナリティ特性



     ☆ 最新の画期的トラウマ解消法 - EMDR -
     
     EMDRというのは、

    Eye Movement Desensitization and Reprocessing の略で、

    眼球運動による脱感作と再処理法と訳されるそうです。

    これは、昨年の12月にクローズアップ現代で紹介されたものです。

    目を左右に動かしながら、つらい出来事を思い浮かべて、それに対する認知の仕方を変えていき、

    トラウマを解消していくというものだそうで、

    目を左右に動かすことで、左脳と右脳のバランスが取れるのだそうです。


    体の動きを取り入れつつ、心に影響を与えるという意味で、

    ヨーガなどとも通ずるとても画期的な方法だと感じました。


    私は目のトレーニングの一環として、毎日目を左右に動かすことはしていますが、

    もしかしたらそれによって、何がしかの心の安定を得ていたのかなー、なんて思ったりしました(笑)。


    そういえば、人はREM睡眠という浅い寝りの最中に目を動かしていますが、

    〔REM: Rapid Eye Movement〕

    目の動きと、記憶の定着、心の安定というのはどこかでリンクしているのかもしれませんね。

    とても面白い療法だと感じました。


    日本EMDR学会 | Japan EMDR Association(JEMDRA)



    ☆ ユマニチュード

    こちらも、NHKのクローズアップ現代で取り上げられたものですが、

    見つめて 触れて 語りかけて - NHK クローズアップ現代 - NHKオンライン

     認知症の患者に対して、

    しっかりと目を合わせて、肌に触りながら、解説するように言葉かけをしていくことで、

    その反応が見違えるほど変わってくるというものでした。


    これはフランスで生まれた認知症患者に接する方法で、ヨーロッパでは広く普及しつつある介護法のようです。

    認知症の患者に対しては、どうせ分からないんだから、、と機械的な対応をしがちですが、

    認知症の患者も、人間としての尊厳をもって接していくことで、変わっていくというのは、希望の光をみる気がしました。


    心理学では、ピグマリオン効果(教師期待効果)といって、

    教える側が、ある生徒は優秀な学生であるという認識を持つことで、

    実際にその生徒の学力が伸びていくというものがありますが、

    それと通ずるものがあるように思います。


    日本はすでに4人に一人が高齢者、数十年後には、3人に一人が高齢者になろうとしています。

    こんな技術は、どんどん導入していかないといけないと思うと同時に、

    自分が高齢者になっても、逆に人に与える側の人間であり続けたいという想いを改めて強くしました。


    最後に、これまたNHKでやっていた番組なのですが、

    今まで取り上げてきたもの以上に、群を抜いて面白かったので紹介しておきます。

    NHKの教育テレビで、白熱教室というものを放送していますが、

    そのなかで、幸福学というものをシリーズでやっていました。

    NHK 「幸福学」白熱教室

    私は残念ながら、第2回からしか見てませんが、

    その第2回がとても刺激的、インスパイアーされるものだったので、

    録画にプロテクトをかけて、永久保存版としました。

    また機会があったら、当ブログで内容を紹介したいと思います。


    今回は、その触りだけ、HPから抜粋しておきます。

    ------------------------------

    人が「幸せ」を感じるメカニズムとは何か。
     
    「幸福」の謎を解き明かせば、人類はより幸せになれるのではないか。
     
    いま「幸福」の正体をアカデミックに解き明かそうと、分野を超えた研究が進められています。

    個人の強さや積極性にスポットを当てる「ポジティブ心理学」、
     
    社会福祉の立場から幸福を考える取り組み「ウェル・ビーイング」、
     
    そして脳内物質や脳そのものの機能を解き明かす医学・・・。
     
    これらを統合した新しい学問が「幸福学」と呼ばれるもの。

    番組では、その最先端を、2人の専門家がスリリングに解き明かしていきます。

     
    先進国の中で、幸福度が低いといわれる国のひとつ。それが日本です。
     
    戦争もなく物質的に豊かな日本人が、なぜ十分な幸福を感じられないのでしょうか?

    いま心理学や経済学、脳科学などさまざまな分野の学問を融合し、「人間の幸せのメカニズム」を科学的に分析する研究がすすめられています。
     
    国連や各国政府も注目。GDPに代表される経済発展だけでは、社会の幸福は達成できないと考えるようになったからです。
     
    また、ビジネスの現場でも、その方法論が取り入れられ始めました。

    番組は、2014年1月10日から放送する「白熱教室 幸せの処方箋」のプロローグとして、研究の最前線を紹介。カナダ・ブリティッシュ・コロンビア大学のエリザベス・ダン博士が、「幸福学」についてわかりやすく講義します。





    再放送があることを期待します、、、


    最後に蛇足として、、、

    いまNHKの「100分 de 名著」で、

    フロムの「愛するということ」

    名著30 フロム「愛するということ」:100分 de 名著

    というのをやっていて、かなり面白いです。

    興味のある方はぜひ!


    いや~、世の中には面白い事、いっぱいありますね~。

    たまりませんなぁ~。。




     
    参考:
     
    ≪彦兵衛のブログ≫
     
    志高く、、、秋の空に思う 〔2010年9月16日〕
      
     
  • 彦兵衛の勉強法 ≪その壱≫ ~試験の三原則~
  • 彦兵衛の勉強法 ≪その弐≫ ~努力しない勉強法~
  • 彦兵衛の勉強法 ≪その参≫ ~記憶とは、、~
  • 彦兵衛の勉強法 ≪その四≫ ~バランスなど~
  •  
     
     
    タイプA・B・C

    メンタルヘルス対策・EAP - ハーディネス

    (4)ストレスに強いパーソナリティ特性


    心と体を救う トラウマ治療最前線 - NHK クローズアップ現代

    日本EMDR学会 | Japan EMDR Association(JEMDRA)



    見つめて 触れて 語りかけて - NHK クローズアップ現代 - NHKオンライン

    NHK 「幸福学」白熱教室

    名著30 フロム「愛するということ」:100分 de 名著



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