2020年1月13日月曜日

おんべ焼き!



昨日早朝、まだ暗いうちに家を出て、

元旦に日の出を見た海岸に出かけました。





おっ、道路の向こうに炎が上がっています!







どおー、海岸で炎が上がっているのです。







こちらは、地元でおんべ焼きと呼ばれるものです。

全国的にはどんど焼きと呼ばれるのが一般的でしょうか。







近くまで行ってみると、その炎の勢いのもの凄いこと。。




激しく燃え盛る炎を見ていると、

瞬間、瞬間で色んな形象が出てきます。






龍神?





巨大イカ!




ゾウ?








巨大な炎を間近に見て、

その圧倒的な熱量を体全体で感じていると、

心の内側から、何か原始的な衝動のようなものがメラメラと燃え上がり、湧き上がってくるような感じがしました。


正月のこの時期に、日本全国でこうして大きな火を焚くというのが続いてきたというのは、

何がしかの意味があるんだろうなと思います。

恐らくそれは、この一年を無病息災で過ごし、この炎のような勢いで乗り切る、

そのようなイメージを潜在意識に刷り込む働きがあるのではないかと感じました。

ごうごうと揺らめく巨大な火の柱をみていると、本当にギラギラとした野生の力が体の中からみなぎってくる感覚があるのですよね。

昔の人は、その効用(高揚)に気づいていたのだと思います。






炎を見ているうちに、日が昇りだしました。



























おぉー、日が昇ったー!






朝日とおんべ焼き。

(浜の向こうの方にも炎がみえます。計5か所でやっているとのこと)



たくさんの人が見に来ていましたが、

よく見ると、どうも列をつくってなにかを配っているようでした。







これは並ばねば、、と並んでいると。。













豚汁の炊き出しをやっていました。







ワッシも豚汁を頂きました♪








上の方では、お酒も配っています。







おんべ焼きの後ろでは、太鼓と笛の音が流れていました。

ドンドコ、ドンドコ、ピーヒャラ、ピーヒャラ♪

この太鼓の音と笛の音がまた炎とすごくあっていて、

太古の感覚を目覚めさせられる感じがありました。












↑海の向こう、空に目をやると、

右端に彩雲が出ていました。






おー、なんとメデタイ!







暫くすると、焚火の中で直立している長い棒が倒れ、

それと同時に、その棒を奪うべく多くの人が群がり、

ぶんどり合戦の様相を呈していました。

何かご利益があるのでしょう。。


写真を見ると、しきりに燃えカスを長いスコップですくっているオジサンがいますが、

何をやっているかというと、燃えカスを周りに配っているんですね。

何のためかというと、それ地面に置いて、その上に網を置き、

皆さん、めいめいにお餅を焼いているのです!






これは楽しいシステムですね!

いいなぁ~、、。





↑こちらでは、餅とともにフランクフルトを焼いていて、

ワンちゃんが待てをさせられているところです(笑)。








皆さん、思い思いの場所で和気あいあいとお餅を焼いています。

私もひとつご馳走になっちゃいました。

メチャクチャ美味しかったです!





おんべ焼きってこんな楽しい行事だったんですね、、

知らなかった。

正月が過ぎるころに、いつも海岸線に巨大な焚火用の木が組まれていて、

これはいつ焼くんだ??いつか見てみたいものだ、、

と思っていたのですが、苦節10年?

ようやく体験することが出来ました。

こんな素晴らしいものだったら、毎年来ていたのに、、。


来年は、餅とアミをもって参加するぞ、、と






帰りがけに朝日をみながら、

固く誓ったのでありました。。







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