2022年12月30日金曜日

三つの投資 プラスα

 

私は最近、生きていく上で頭に置いておいた方がいい投資として3つがあるような気がしています。

一つ目は、いわゆる一般的に言われるお金の投資です。

お金に関する勉強をちゃんとして投資に回した方がいいと思います。というより、何も考えず、日本円で現金で預金しておくのも、投資の一つの選択だととらえておいた方がいいでしょう。

物価が上がり続ける中で現金を保持しておくことの意味や、国の財政などもよく関心をもって見ていた方がいいと思います。

私は政府は、もうすでに借金を返す気など毛頭なく、ハイパーインフレーションを起こすことで、インフレ課税を狙っていると思います。現金の価値が例えば半分に下がると、国の借金も半分となり、預金の価値も一様に半分となり、これをインフレ課税といいますが、いつのまにか課税されちゃっていたというやり方で、日本人の気質に最もあっているような気がします。。これについてはもっと書きたいこともありますが、ここで留めておきます。(最後に参考文献を挙げておきましょう)

二つ目の投資は、健康への投資です。

体が資本という言葉がある通り、動く体があって初めて色々なやりたいことができます。したがって、常日頃から健康に関する情報にアンテナを張りながら、日常生活の中に良いと思われる習慣はどんどん取り入れていった方が、後々、自分にとってプラスになることは間違いありません。

これは本当にお金の投資と同じで、早めに投資しておくことで利子が付いてきますし、逆もまた然りで、健康を疎かにしていることでマイナスの利子がどんどんついていきます。

このブログで健康に関するテーマを多く載せているのもその為です。健康は、人の幸せ感に大きなウエイトを占めているといわれています。

三つ目の投資は、時間への投資です。

ここはかなり盲点になりがちですが、大切にしたいところです。時間は限られていますし、その時にしか出来ないこともあり、それをお金で買った方がいい場合もあるからです。

例えば、私は今年、鳥海山に登りに行った際、駅に着くと、次のローカル電車が3時間後ということがありました。

行きたい駅までは350円だったかと思います。しかし、旅先の限られた時間で.3時間、ただ電車をもってじっとしているなんてもったいなくてできませんでした。

私はタクシーに乗り、目的地まで1万円ちかく払って行きました。途中で電車では寄れない立派な神社などにも寄ってもらうことができ、とても有効にお金を使えたと思います。

私は普段かなり倹約してお金を使いますが、時間に投資した方がいいと感じたときは、惜しまずお金を使います。

それはなぜかというと、お金というエネルギーは、自分がやりたいと思うこと、体験の為に使うものであり、単に貯めることが目的ではないと思うからです。


以上、上に挙げた、お金、健康、時間のバランスを常に考えて、しっかり自分が楽しくなることに使いたいと思っています。

一般的に、若いときは健康と時間はあるけどお金がない、壮年期はお金と健康はあるけど時間がない、老年期はお金と時間はあるけど健康がない、という傾向にあるように思います。

どれか一つが足を引っ張って、自分のやりたいと思っていることができないとするなら、その時期、その時期で、足りないものをなんとかして埋め合わせて3つをしっかり揃え、自分のやりたいと思うことにつぎ込むべきだと思います。

この3つを意識しておくこと大事だよな~、ブログで書かなきゃなぁ~、、と思っていたところ、最近ある本を読んで、まさにこのことが書いてありました↓




この本のテーマはただ一つ、

今しかできないことにお金を使え!

ただそれだけです。なぜ著者がこのことを声高に叫ぶのかというと、人は、盲目的に老年になってもお金をため続ける傾向にあり、手段が目的になってしまっているからだというのです。

本の中で、このようなエピソードがありました。

著者が若いときに体験したことです。まだ収入が少なかった頃、同じ会社に勤めていた部屋をシェアしていた同僚が、急に1万ドルほどの借金をして会社を休職してヨーロッパの放浪の旅に出かけると言い出したのだそうです。

当時の著者は、そんなバカげたことはやめろ、と言ったのですが、彼はそれを実行したのだそうです。

彼はその3か月でかけがえのない数々の体験をして戻ってきました。1万ドルの借金を返するはたいへんだったそうですが、その後の昇進なども著者とほぼ同じだったそうです。

著者は後年、あの時期に彼と一緒に旅に出るべきだったとすごく悔やんだそうです。もうバックパック一つで、放浪の旅に出るなど体力的にも出来なくなっていたからであり、その時期にしかできないことというのが厳然としてあることに気づいたそうです。

アリとキリギリスの話にあるように、一般的にお金を貯めることは美徳であると、我々は教わってきています。しかし、それもバランスの問題です。

やりたいことを先延ばし、先延ばしにして、健康が衰え、お金があっても結局やりたいことができなくなる、ということが往々にしてあります。

いくらお金を積んでも、その時期にしか体験しえないことというのが必ずあります。そのことを意識して、今を楽しむことと、将来に備えることのバランスをしかっりもって行動することの大切さをこの本は説いています。

エピソードが多く、とても平易な文章で、どんどん読み進めていくことができるので、人生の大局を見渡しておきたいと思う方は、ぜひ読むべき一冊です。

私は若いころはシミュレーションゲームをかなりやっていましたが、最後、お金がめちゃくちゃたまってゲームを終えることがほとんどでした。

あの場面でいい武器をもっと買っておけばよかったのに、、とか終わってから思うことが多々ありました(笑)。

今の人生においても、うっすらと、自分はかなりお金をためたまま死ぬだろうな、、という気がしていたので、この本はとても為になり、励まされ、新しい発想を得ることができました。


さて最後に、タイトルに三つの投資プラスαと書いたのは、お金、健康、時間への投資に加え、もう一つ大切なことがあるんじゃないのか、、という気がするからです。

それは、徳を積む、ということではないかと思います。

お金や健康、時間への投資というのは、ある意味自分自身のため、自分をしっかり楽しませ、人生を充実させるためのものです。

それはもちろん大切であり、そこが基盤となっていなければなりませんが、その基盤の上に他者への投資である徳を積むという行為を入れることで、より完全なものになるのではないかと思うのです。

余裕のあるお金を寄付に回したり、空いている時間をボランティア活動に使ったり、無理しない程度に道端のゴミを拾ったり、笑顔で人に接するとか、人にやさしいことばをかける、なんていうのも徳を積むことにあたるかもしれません。

人は、どうも魂を成長させるために生まれてきている側面があるようなので、もしかしたらこの徳を積むというのは、人生において欠くことの大事な投資なのかもしれません。

以前に当ブログでとりあげた二宮尊徳も、推譲ということを説いています。勤労と分度によって余剰分が出たら、それを将来や他者に回す、というものです。

徳を積む、というのは方向性としては他者に対するものでありますが、究極のところ、最高に自分の為でもあります。情けは人の為ならずですね、、。

お金、健康、時間のバランスを大切にしながら、自分のできる範囲で、徳を積んでいきたいとおもっている彦兵衛でありました。


おしまい。


参考:



    

その他、お金、投資に関すること↓


 











  




   




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