2012年2月27日月曜日

オーストラリアに行ってきました



ご無沙汰の記事更新となります。

彦兵衛、オーストラリアに行っていました。



シドニーオペラハウス:この角度の方が騎士っぽくてカッコイイ



今回の目的は、

アボリジニーに会う!

であります。


アボリジニの聖地ウルル(エアーズロック)



彼らに惹かれたのは、まずは彼らの世界観、そして彼ら独特のアートにありました。

私が最も影響を受けたのはこちらの本です↓


ミュータント・メッセージ




とてもエキサイティングな本で、私はこれを読んで以来、彼らにいつか会いに行きたいなぁ~とずっと思ってました。


もうひとつの興味として、彼らはつい最近まで、狩猟採集をしてきた民族であるということがあります。

人類は1万年ほど前から農耕をはじめ、それによって蓄積すること、更にはお金を発明し、

都市の建設などを行い今日の文明に至る訳ですが、

彼らはその一万年前に人類が農耕をはじめた時点の生活を延々続けてきた訳で、

そこには現代の私達が忘れてしまった何か大事なものがあるのではないか、という気がしていたからです。



アボリジニーの聖地 カタジュタ 風の谷




いまちょうどNHKスペシャルで、人類の歴史についてシリーズで放送しているのですが、

私は第2集までみたところでオーストラリア行きとなりました。


ヒューマン なぜ人間になれたのか

第1集 旅はアフリカからはじまった
http://www.nhk.or.jp/special/onair/120122.html


第2集 グレートジャーニーの果てに
http://www.nhk.or.jp/special/onair/120129.html


第2集では、ホモサピエンスがどのようにネアンデルタール人を駆逐して広範囲に広がっていったかを解説していたのですが、

そこで鍵となるのが槍を投げる道具(投擲具)なのです。


そしてこの投擲具をつい最近まで使っていたのが、アボリジニーの人々なのです。

私はアボリジニーにならってこれを使いヤリを実際に投げて来ましたが、ホント飛ぶ、飛ぶ!

まぁ、この話しはいずれするとして、、、


まずはこの旅を通しての概観について書いておこうと思います。

今回の旅は、

ケアンズ⇒エアーズロック⇒シドニー

という行程でした。


ケアンズ、フィツロイ島にて




ケアンズに到着してまず思ったことは、

オーストラリア人の声のデカさ

そして彼らのバイタリティーです。覇気があるといってもイイと思います。

とにかく生命力にあふれてる感じがしました。

また彼らのフレンドリーさ、寛容さも印象に残りました。


また道路の広さと空の広さを実感しました。

私は日本の道の狭さと空の狭さが何がしか日本人の心に影響を与えてるだろうな、ということを強く思いました。


また全般的に、オーストラリア人はとても生活を楽しんでるなぁ~と感じました。

“今”を満喫しているように感じました。



オペラハウスから見たハーバーブリッジと高層ビル群





こちらに来て初めて感じたのですが、日本人はかなり心配症だという気がします。

なんか未来におびえて暮らしているような印象をうけます。


あとは、英語について。

難しい、、、

英語は随分勉強してきたつもりではいますが、彼らの話していることを理解するのはとても困難でした。

ひとつは発音の問題。

彼らはエイをすべてアイと発音します。(dayはダイ、placeはプライスなんて具合に、、、)

それに加えて、めっちゃ早口でしかもクリアーに発音してくれないんですね。

え、おれ英語こんなにわからなかったか、、と感じました。

でもこれも人によることが次第に分かってきました。

はっきり話す人はとてもわかりやすいです。

また私の学んできた英語は、米語だということを強く実感しました。

旅行者のアメリカ人と話していたとき、どうやってそんなに話すことが出来るようになったんだ?ときかれることがありました。

またホテルのフロントやツアーガイドなどからは、

Your English is very good!

とたびたび言われ、オーストラリアに住んでるのか?とか聞かれたりもしました。

ツアーでは、通訳を頼む、と言われたこともありました。

ということで、全般的には私の英語はそれなりのレベルではあったようではあります。

まぁ、何年も毎日毎日NHKのラジオ英会話を聞いてきたんだから、それぐらい出来なきゃだめでしょって感じではありますが。

逆に日本人の英語を聞いてると、なんで日本語ちっくに発音するんだろうか?

と度々思いました。英語の発音は、日本語のカタで理解するのではなく、

幼児のようにただひたすらネイティヴの発音をまねしなきゃだめでしょ、って思います。

これは英語の発音だけでなく、何かを理解するときに、常に自分のもっているカタにあてはめようとしがちですが、

なるべく自分のカタ(ある意味色眼鏡)をとりのぞいて、そのまま理解しようと努めることが肝要なのではないか、

と常々おもっているのですが、まあそれは置いておきましょう。


あとシドニーでは、前にこのブログでも書いたことのあるイトコのRに会ってきたのですが、彼の英語が上達してたのには驚きました。

やっぱ環境ってだいじですね。



あと今回の旅で英語に関して気づいたのは、こちらから話題をふると強いぞ!ということです。

英語自体すでに向こうのツールなのだから、せめて話題くらいはこちらからふっておくと、

こちらの土俵で戦えるので、思考内容も、使う単語も有利になるので、割と楽であることに気づきました。

という訳で、話しをするときは、こちらから質問などしてガンガンに攻め、話題を自分の領域にもっていきました。(笑)

これはとっても有効です!
(といっても自分の話しばかりをするという意味ではありませんよ!)


まあ、そんなこんなで、色々なとこに行って、色々な人との出逢いがあり、

実りの多いオーストラリア旅行でありました。


真ん中に見えてるのがシドニー・タワー(305m)、港にクルーズ船が停泊していた

ハーバーブリッジの対岸から(歩きました!)




旅で体験したことをぼちぼち書いていけたらと思ってます。


ボタニック・ガーデンからみたオペラハウスとハーバーブリッジ




おしまい



参考:

ミュータント・メッセージ (角川文庫)


NHKスペシャル:ヒューマン なぜ人間になれたのか
第1集 旅はアフリカからはじまった
http://www.nhk.or.jp/special/onair/120122.html
第2集 グレートジャーニーの果てに
http://www.nhk.or.jp/special/onair/120129.html
第3集 大地に種をまいたとき
http://www.nhk.or.jp/special/onair/120219.html
第4集 そしてお金が生まれた
http://www.nhk.or.jp/special/onair/120226.html

アボリジニー(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%8B

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