2009年2月22日日曜日

乳がんと牛乳【Part.2】


先月このブログにて『乳がんと牛乳』の本を紹介しましたが、

丑年に牛乳を考える

地元の図書館でリクエストしていた本がようやく届き、早速読み始めました。

科学者らしく大変わかりやすく、簡明に書かれており、内容も私たちの身近なことに関わることなのでどんどん読めてしまいます。

まだ「はじめに」と、「訳者あとがき」と内容の一部を読んだだけなので、私の感想は最小限に留め、

本書の「目次」と、「はじめに」の一部を抜粋し紹介したいと思います。その方が本書の迫力をよりお伝えできると思うからです。

『乳がんと牛乳』 目次↓







本書の原題は、

YOUR LIFE IN YOUR HANDS

で、まさに自分の人生(いのち)は自らの選択にかかっていることを如実に示してくれています。

著者は「知は力なり」ということばを幾度となく繰り返していますが、本当にその通りだと思います。

私たちがいかに商業主義に踊らされ、真実から目を覆われてきたかがよく分かります。偏りの少ない情報をしっかり知っておくことはそれだけで強みとなります。興味のある方はぜひ読んでみて下さい。

女性に限らず、代日本人にとっての必読の書であるといっても過言ではないと感じました。

以下に本文よりの抜粋を掲載します。


---------原著者日本語序文より-----------

この書物が2000年に出版されたとき、正統派の医師や、患者支援団体、栄養関係者から批判・非難の嵐がまきおこった。非難は、「乳製品は健康に悪い」という見解に反対するという点で一致していた。

このような非難が起こるのは、私たちはみんなが、乳製品は自然が生みだした完璧な栄養食品であると思いこまされてきたからである。しかし、その後、医学界の風向きが変わった。

<中略>

本書の出版に向けて準備をしているとき、乳製品が、乳がん、卵巣がん、前立腺がんばかりでなく、他のがんの発生に対しても重要な役割を果たしていることを知って、私は驚愕した。

本書に対して幾多の批判がなされたが、誰ひとりとして2000年初版の内容に一文たりとも変更を迫るような科学的事実を提示することはできなかった。

私は科学者である。間違っている、あるいは誤解しているという、私が納得できる証拠を提示されれば書き改める用意はある。だが、それどころか、乳製品を消費すべきでないという証拠がますます集まるようになってきている

たとえば、乳・乳製品(とくにチーズ)が、骨粗鬆症の発症に大きく関わっていることが明らかとなっている。

<中略>

古来、日本には、牛乳を飲み、乳製品を食べるという習慣はなかった。近年の乳・乳製品の消費増大が乳がんや前立腺がんの増加をまねいているという事実を直視してほしい。

本書が、政治家にも、乳・乳製品の消費に反対する勇気を与えることを心から望んでいる。

--------- 引用終了 -------------


-----------「はじめに」より抜粋-----------

あまりにも長いこと、私たちは「何パーセントかの女性が乳がんになるのは仕方がない」という考えを疑いもせずに受け入れてきた。

乳がんにかからずにすむ方法があるなどとは考えてもみなかった。女性の10人に1人は乳がんになるものとあきらめてきたのである。

だから、医学・科学・政治・経済の分野で、莫大な資金と労力が、乳がんという恐ろしい病気をできるだけ早期に発見して速やかに治療するということだけに費やされてきたのである。

本書の趣旨は、これとは大いに異なっている

私が本書を書いた目的は、乳がんにかかる危険性を回避し、万が一、乳がんになっても死をまぬがれる方法を簡明に示すことである。

私たちは、タバコを吸えば肺がんに、過度に日光にあたれば皮膚がんになる危険性が高くなることを知っている。だから、肺がんや皮膚がんだったら、これらを避けるための行動を自分で選択でき。

しかし、乳がんに対しては無気力に陥るばかりである。乳がんを避けるのにどうしたらようのか誰も教えてくれない。

<中略>

本書は、多数の科学的証拠に基づいて、乳がんの根本的な原因が乳・乳製品にあることを世界で初めて明らかにした

<中略>

もし、私が乳がんになる2年前にこのような書物が出版されていたら、私が乳がんになることはなかったであろう。

あなたの豊かな人生のために、本書の情報を最大限に活用されることを望んで止まない。

---------抜粋ここまで-------------


次回は引き続き、本書の「訳者あとがき」からの抜粋を掲載したいと思います。



参考:

乳がんと牛乳──がん細胞はなぜ消えたのか



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