2010年11月20日土曜日
スランプよ、ありがとう!
もう一か月以上前になるのですが、
JRに乗っていた時に窓に貼ってあったある広告に目が止まりました。
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4歳のころからの夢だった。
今年、6月、ニュージャージー州で行われた、
忘れられない試合。
私は、米ツアーで今季4勝目の勝利をあげた。
そして日本人初の世界ランキング1位になることができた。
うれしかった。でも、それはゴールではなく、
プロセスだと思うようにつとめた。
だって、大きなスランプを乗り越えて、
やっとたどりつた場所だから。
本当の勝負は、これからだ。
2006年、20歳の時、米ツアーにはじめて参戦。
その後、私はスランプに陥った時、
コーチから学んだことを強く胸に言い聞かせた。
それは、自分に期待しないで、
目の前の一打に集中するということ。
ただ、それだけだった。
ただ、それだけを繰り返してきた。
さて、私はいまでも、長いツアーを終えて帰国する時
心からほっとする瞬間がある。遠い異国の空港で、
あの赤いマークの尾翼を見つけた時だ。
JALも、いまを全力で乗り越えてほしい。
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これは女子ゴルフの宮里藍さんのことばで、JALの広告のために書かれたものでした。
スランプに感謝してしまうなんてさすがだなぁと思いました。
宮里さんと比較される女子ゴルファーに横峯さくらさんがいますが、
彼女が細木数子さんの番組に出ていた時に、
あなたは藍ちゃんより上に行って世界的なプレーヤーになる
というようなことを言われていました。
しかし私はそのとき、そうかな・・・?
と思っていました。
まず、藍さんの顔つきがとてもしっかりしているということがひとつ。
もうひとつは、彼女は父親から、ゴルフの成績が悪かったときよりも、
ゴルフでマナーが悪かった時の方がこっぴどく怒られたというような逸話をテレビで語っていました。
つまりゴルフで如何にいい成績をとるかというよりも、ゴルフを通して人間的に成長することをしこまれたそうなのです。
私はその番組を見たときに、彼女の芯の強い、きりっとした顔つきの理由がわかったような気がしました。
そして同時に、彼女は横峯さんより大きなプレーヤーになるのではないかと感じました。
現に優勝しても決しておごらず、
スランプに感謝しつつ、淡々とプレーする姿は人間として素晴らしいなぁと思います。
ここから私達が学べることは何でしょうか。
まずは、あまり先のことをごちゃごちゃ考えずに、目先のことに集中するということ、
今を生きる
ということでしょうか。
もう一点は、
あらゆることに感謝する
ということでしょうか。これは前にも書きましたっけ。
どんなツライ状況、どんな嫌な人、どんなに悲しいことに対しても、心の中で
ありがとう
と感謝してみると、いままでとは違う面が見えてきたりして、ナカナカいいようです。
たとえば、雨の日に
うわー、うっとーしーなぁー
と思った時にも
ありがたい、ありがたい、雨よ、ありがとう
とウソでも言ってみると、
そういえば雨が降る事で植物が育ち、我々は食べていけるんだなぁー
などと別の側面が見えてきたりします。
またその後もその感謝の念が体全体に残るような感じで、
心身の健康にも良く、
またマイナスの感情をもち続けるよりも状況が好転していくように感じます。
今を生きること、すべてに感謝すること
ともに宗教的な実践の様に思えますが、
道が違えど、突き詰めていくと、目指す所は同じような境地に行きつくのでしょうか。
山の端の登る道は違えども、同じ山上の月をみるかな
という句があったような気が、、、(間違ってたらゴメンチャイ)
参考:
車中に実際に貼られていた広告画像をみたい方はコチラ↓
http://murakof.blog83.fc2.com/blog-entry-372.html
彦兵衛のブログ:想念のパターン
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