2025年4月27日日曜日

コンプレックスをこそ活かす!

 

私は職場で、ここ何年かずっと派遣さんとの面接(正確には“お顔合わせ”という、、)をしており、かなりの数の人を見てきました。


世の中には色んな人がいるんだな~、と常々勉強だと感じてきました。


そんな中、先日、ある方が面接に来ました。


その方は、斜視があり、それがコンプレックスでずっと生きてきて、


大変なひとの気持ちがわかるので、人の役に立てることがしたい、、とのことでした。


私は話を聞いている中で、斜視であることが問題であるというよりかは、


斜視であることを気にしているご本人が、自らを貶めてしまっているように感じ、


全体として表情が乏しく、しょんぼりして覇気がないように感じていました。


私はいつも面接では、その方が楽しい、面白いと感じることを話してもらうようにするために、


休日には何をしてるんですか?、とか、ご自分が没頭できる趣味とかはありますか?、などの質問をするようにしています。


そのような話になると、皆さん一様に顔がほころんで、楽しそうにご自身のことを話されます。


その方にも、いつものように、そのような質問をしてみると、しっかりと趣味があるようで、その話をしているときの顔が、実に嬉々として楽しげでいい表情をされていました。


ふだんから人と話すとき、そんな表情をすればいいのにな、、と思ったのですが、


ご自分に斜視があることを気にされて、顔が無表情になってしまうのかもしれないな、、と思いました。


そして、面接をしながら、あるエピソードを思い出していました。


それは、ある日本人の哲学者の手記か何かに書いてあったものなのですが、


ある西洋に有名な哲学者で斜視の方がいるのそうなのですが、


その日本人の哲学者は、その斜視のある西洋の哲学者を心酔しており、


自分もその西洋の哲学者のように斜視になりたい斜視の人が羨ましい、というものでした。


私は、このエピソードを思い出し、お顔合わせが終わったあとに、その方に、この話をして、斜視を羨ましいと思っている人もいるんですよ、ということをお話しました。


斜視のある哲学者というのは有名な方のようなので、ぜひ検索してみてください、とお話しました。


私は名前を失念していたので、帰ってから「哲学者 斜視」で検索してみると、サルトルという哲学者のようでした。


その方が、その話をどのように捉えたのか、帰ってから検索してみたのかはわかりませんが、


斜視を一方的に劣ったもの、なくすべきもの、と捉えてしまうのはとてももったいないと感じました。


最近読んだ、斎藤一人さんの本に、人が弱点、コンプレックスだと思っているものこそ、それを長所だととらえ、輝かすことができたら、そのひとは唯一無二の素晴らしい存在になる、ということを述べられていました。


考えてみたら、みんなが整形をして、同じような美男美女になったら、気持ち悪いし、つまらないし、返って魅力がなくなります。


何か人と違うものがあるからこそ、その人は、それで輝くんだと思います。


一人さんは、別の所で、何かができないことも、その人の能力なんだ、ということを述べていて、


私は、なるほど、う~んと唸ってしまいましたが、ここではこれ以上述べないことにします。。


斜視のある人が、それをものともせずに、いつもニコニコ楽しそうにしていたら、それだけで普通の人以上にその人は輝いて見えるし、わー、すごい人だ、、と思ってしまうでしょう。


誰にでも、これは直したい、これがもっとこうだったら、、ということがあるでしょう。


でもそれを弱点、コンプレックスと頭から決めつけてしまうのではなく、


これがあるからいい、これがだからこそ素晴らしい、と考え方を転換してみると新しい境地が開けてくるのかな、、と感じます。


よく、斎藤一人さんは、神様がつけてくれたもので無駄なものはない、ということをいいますが、


おそらく大きな視点から見ると、そうなのだろうと思います。そこにそのひとの学びがあるのだと思います。


今までコンプレックスと思ってきたものに対する思いを覆すのはなかなか難しいと思いますが、


言葉だけでも、自分のここが素晴らしい、これだから素晴らしい、というように言ってみるのもいいかもしれません。


以前、認識の違いというものを書きました。


服屋さんの鏡で、ある女性が、口をへの字に曲げて無愛想でつまらそうな表情をしたまま、一所懸命、前髪を直していました。


私はそれをみた瞬間、いやいやいや、もし人からよく見られたいなら、人はそんなとこみてないから、あなたの表情をみてるから、、


と思うと同時に、自分もそのような思い込み、思い違いをしているのかもしれないと感じたものでした。


コンプレックスと捉えているものもおそらく、同じなのだろうなと思います。


人は、それほど気にしていない、もっと別の所をみているのだ、、と。


どうせ神様から与えられたものなら、それにマイナスのレッテルを貼るのではなく、


少し角度を変えてそれをプラスに転換するように持っていけたら、自分も楽しくなるし、まわりの人も楽しくなるのではないかな、、と思います。


自分も気をつけていきたいと思います。


タイトル:コンプレックスをこそ活かす!


でありました。


おしまい


<(_ _)>


おまけ、、、

ギャラリー:近くの公園の花びらの模様 & 太田和つつじヶ丘公園 ♪




雨上がりの公園、桜の花びらが味のある模様を
作っていたので撮ってみました♪











↓ 太田和つつじヶ丘公園に久しぶりに行ってきました♪
(自転車で25分くらい!)














色の洪水に目が眩みそうになりました、、






↑実は花が咲いていたのは公園の下の方だけで、
写真のように上の緑の茶畑のようにこんもりしているのは、
これから咲くツツジたちです↓







久しぶりに百花繚乱の咲き乱れ、
見れて良かった、大満足 ♪




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