2009年2月13日金曜日

寅さんは江ノ島に来ていた!!




先日寅さんシリーズ第29話にあたる『男はつらいよ あじさいの恋』を観ました。


私の人生の目標のひとつは寅さんシリーズを全巻観ることなのですが(スケールが小さい、、、かな?)、
この話ははじめてみるストーリーで、目標にまた一歩近づけました。



ストーリーはというと、、、
寅さんはひょんなことから京都の陶芸家と知り合い、そこで女中さんとして働く丹後出身の女性(いしだあゆみ)と仲良くなっていつもの恋の病がはじまるのですが、彼女は柴又を訪ねた折、なんと寅さんに置文をするのです。

「鎌倉のアジサイ寺で逢いましょう」

と。
はじめてデートに誘われ気の動転した寅さんは、何を血迷ったか甥の満男を連れてデートに行くのです。




北鎌倉のアジサイ寺にて。


鎌倉を散策した三人は、そのあと江ノ島に寄るのです。


江ノ電に乗って江の島へ。

江ノ島神社に至る参道脇のお土産屋さんにいる三人。


そして江ノ島神社の参道にある、江之島亭で食事をしているシーンがありました↓。

暮れなずむ相模湾をバックに美しく、切ない恋のひと場面です。


地元藤沢に長年住んでいながら、寅さんが江之島で撮影されていたというこんな大事なことを知らなかったとは、、、なんとも無念であります。

今度、寅さんが食事をしていた江之島亭を見学しに行こうかな、と思いました。


しかし寅さんを観ていつも思うのは、寅さん映画の主題は「大いなる愛」なのではないかということです。

西洋映画の愛が男女間の狭い愛、利己的な愛、ギリシア哲学でいうエロスがテーマであるものが多いように思います。

寅さんシリーズも一見男女の色恋沙汰がテーマであるように作ってあります。


しかしその底流にあるのは、自分を犠牲にしても人を思いやる愛、いつもふらふらしているフーテンの寅さんをいつでも受け入れてくれる家族愛などといった大きな愛、ギリシア語で言うアガペーがテーマであるような気がするのです。

時には喧嘩もしますが、、、(お決まりのタコ社長との乱闘シーンも有りました)

西洋の映画が小さな愛が成就してエンディングを迎えることが多いのに対して、寅さんシリーズでは寅さん自身の恋という小さな愛はいつも成就しません。

その代わりに、それによって常に大きな愛が成就されているように作ってあるように感じられ、いつも感心してしまうのです。

そういった意味では、寅さんシリーズは時代を先取りした、世界に誇るべき、まことに偉大な映画なのではないか、という気がするのです。

もし今度何か『男はつらいよ』シリーズを見る機会があったら、そういう視点で見てみて下さい。きっとそう感じること請け合いです。


参考:

男はつらいよ:覚え書ノート
http://www.yoshikawatakaaki.com/lang-jap/otokono-to.htm


『男はつらいよ』公式サイト:
http://www.tora-san.jp/index.html


2009年2月12日木曜日

荷物発送のツボ


真っ白な椿の花が庭に咲いていました。風もぬるみ、春がすくそこまで来ているのを感じるようになりました。

さて、最近仕事がら荷物を送る事が多くなり、どの位の大きさだとどれで送るのが得になるのかいろいろと調べてきました。

ここで自分なりに調べた結果を公表しておきたいと思います。
どうぞ荷物を送る際などの参考にしてみてください。
(さらに安い方法があったら教えて下さいね )

まず基準になるのが厚さです。

厚さが2cm以内なら、クロネコのメール便です。
全国一律80、160、240円。

80円といったら郵便なら定型の封書の値段ですが、クロネコなら厚さ1cm以内ならA4の用紙がすっぽり入る角2封筒までOKなのです。 しかもネットで追跡可!

次に

厚さが2cm
以上で重さが500g以内なら、定型外郵便です。
全国一律120-390円。

厚さが2cm以上で重さが500g以上
なら、郵便のエクスパック500を考えてみましょう。
全国一律500円。ビデオテープ4本ぐらいのものまで入っちゃいます。

要は郵便局で貰えるエクスパックの厚紙封筒に入って封が出来ちゃえばなんでも全国津々浦々、500円で送れるのです。

それ以上だと重量制になっているヤフーゆうパックがお得です。

ふつうは荷物のサイズで料金が決まりますが、重さで決まるヤフーゆうパックの方が割安になる事が多いです。いままでの経験から、こちらの方が数百円安いです。
送り方は、ただヤフーゆうパックの画面から登録し、近くのコンビニから発送します。

以上を下にまとめてみました。


厚さ2cmまで、最大B4(角0封筒)まで、1kg以内
・・・全国一律80円~240円:クロネコメール便
http://www.kuronekoyamato.co.jp/mail/mail.html
(備考:追跡可・ポスト受取、取り扱いコンビニ:セブンイレブン・ファミマ)

80円…厚さ1cm・A4(角2封筒)・1kg以内
160円…厚さ1cm・B4(角0封筒)・1kg以内 、
160円…厚さ2cm・A4(角2封筒)・1kg以内
240円…厚さ2cm・B4(角0封筒)・1kg以内


厚さ2cm以上、500g以内
・・・全国一律120円~390円:定型外郵便
http://www.post.japanpost.jp/service/standard/one_price.html
(備考:追跡なし・ポスト投函可、金券ショップの安い切手を使うとさらに割安!)

定形郵便物
25gまで 80円
50gまで 90円

定形外郵便物
50gまで 120円
100gまで 140円
150gまで 200円
250gまで 240円
500gまで 390円
1kgまで 580円


厚さ2cm以上、500g以上(A4用紙なら250枚、ビデオテープなら4本可、30kgまで)
・・・全国一律500円:エクスパック500
http://www.post.japanpost.jp/service/expack/index.html
(備考:追跡可・ポスト投函可・対面受取)

上記以上の荷物
・・・460円~:ヤフーゆうパック
https://takuhai.yahoo.co.jp/ypack/init
(備考:追跡可・対面受取、取り扱いコンビニ:ローソン・ファミマ)

2009年2月6日金曜日

神技は存在した


私は最近↑の本を読みました。

ここでは内容自体にはふれませんが、武道というのは確かに「道」であり、対立を通して対立を超えていくもの、相対を通して絶対なるものへと至るひとつの道なのだということを改めて感じさせられました。



昔の諸々の剣豪が、この書を剣の修行の指針にしたというところに日本の武道の奥深さを感じます。

さて、この本に感化された私は、ふと合気道の達人である塩田剛三氏の動画を見たいと思いYou Tubeを検索してみました。

やってみるとわんさか出てくるのですが、映像を見ているとやはり塩田氏の合気道は神技の域に達していると感じました。

塩田剛三伝:神様と呼ばれた男(10:53)

http://jp.youtube.com/watch?v=eDC2MS5wozI&NR=1

(この中には故ロバート・ケネディー来日時に彼の屈強なボディーガードをクモのように地面にはいつくばらせた映像もあります。)


「合気」とはなんだろうかと前からずっと考えてきましたが、やはり「気」なんでしょうね。私も合気道やその源流である大東流合気柔術を習ったことがありますが、ほとんどは関節技のレベルです。しかし真の合気とは、手をひねったりとかそういうレベルではないようです。

また、意識が宇宙と一体となるとかいうのと、合気が出来るというのはおそらく別だろうと思います。合気とは本当に磨かれた技術なんだろうと思います。そして能力と人格は別だろうという気がします。


これは決して合気ができるひとに人格者がいないとかいうことをいっているのではないのです。むしろ合気の達人にはすばらしいひとが多いです。

しかし技術を磨いていく中で技を習得し、その技を使っている中で宇宙的な何かを感得するのではないかという気がするのです。だから最初は徹底的に技術を磨く事に徹するところにしか合気を獲得する方法はないのではないかと思うのです。

話を元に戻します。
塩田氏に関連する動画を見ていたら、大東流合気柔術の岡本正剛という方の映像もでてきたのですが、こちらも凄まじい。


技を掛けられると大の大人が呻き声をあげてのたうってしまうのです。まるで感電したかのように。そして人が粘土のようにかたまってひっついてしまうのです。手を放してもしばらくはエビぞりのままで動けない、、、。

岡本正剛1(1:59)
http://jp.youtube.com/watch?v=ewtzT6Dt4ZM&feature=PlayList&p=483B3A2E3F271C4B&index=19


まさに神技です。古来の武道の達人というのはおそらくこのようなレベルの方々だったのだろうと思います。あるいはそれ以上だったかもしれません。こういう日本古来の真の武道が後世にちゃんと残っていってほしいなと思います。

ウィキペディアによると↓、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E6%9C%AC%E6%AD%A3%E5%89%9B

岡本正剛氏が大東流を習い始めたのはなんと38才であるというから驚きです。

また合気の原理は、円運動・呼吸・反射であるそうです。円運動や呼吸というのは太極拳などでもよくいわれることですが、最後の反射というのはとても興味深い発言です。

合気を発する側からすると、何かしら体の反射的な感覚、身体の芯から出る原初的反応ということになるのでしょうか。

合気を掛けられた人が感電してしまったようになるように見受けられますが、電気も漢字をよく見てみると気の一種ですよね。また反射も脊髄から戻る電気の反応だから、何か電気的な感覚というのがひとつヒントになるのかもしれません。

しかしYou Tubeはすごいですね。合気道の創始者、植芝盛平翁の動画も残ってるんですから。すばらしい。

大東流では他に佐川幸義氏が有名で、この方も不世出の達人といわれていましたが、すでに亡くなられてしまいました。塩田氏もすでにこの世にありませんが、上に挙げた中では、岡本正剛氏だけがまだ80代でご健在だそうです。一度こういう方の技を実際に受けてみたいものです。


参考動画:
岡本正剛2(2:36)
http://jp.youtube.com/watch?v=MLf5oSaFGWU&NR=1
岡本正剛3(2:06)
http://jp.youtube.com/watch?v=udiAaRDGAws&feature=PlayList&p=483B3A2E3F271C4B&index=17

塩田剛三(2:59)
http://jp.youtube.com/watch?v=hV1y9QX8-Mg&feature=related
塩田剛三(4:17)
http://jp.youtube.com/watch?v=7DiNQgAbH0Y&NR=1
塩田剛三(10:53)
http://jp.youtube.com/watch?v=eDC2MS5wozI&NR=1
塩田剛三(7:31)
http://jp.youtube.com/watch?v=SXoMyD50MG0&feature=related
塩田剛三(9:50)
http://jp.youtube.com/watch?v=SqZnHwmBDPw&feature=related

植芝盛平1(1:55)
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=yb_aerIUS6Q&feature=related
植芝盛平2(1:55)
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=g_CQJSCZ1To&feature=related
植芝盛平3(1:57)
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=7Tp-iIqfNBI&NR=1
植芝盛平4(1:27)
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=u4B7GsgQF7g&feature=related
植芝盛平5(1:52)
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=wc-A4WuGHeU&feature=related
植芝盛平6(1:50)
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=m-lAEX6lEAE&feature=related


参考図書:

大東流合気柔術関連―
岡本正剛『大東流合気柔術』 気天舎 1999
木村達雄『透明な力 不世出の武術家 佐川幸義』講談社 1995
木村達雄『合気修得への道-佐川幸義先生に就いた二十年-』 合気ニュース 2005
高橋 賢『佐川幸義先生伝 大東流合気の真実』福昌堂 2007
津本陽『鬼の冠』実業之日本社 1987
津本陽『孤塁の名人-合気を極めた男・佐川幸義-』 文芸春秋 2008

合気道関連―
植芝盛平 述/植芝吉祥丸 監修『合気神髄:合気道開祖・植芝盛平語録』柏樹社 1990
高橋英雄 編著『武産合氣:植芝盛平先生口述』白光出版 1986
塩田剛三『合気道人生』竹内書店新社 1985
塩田剛三『合気道修行-対すれば相和す-』竹内書店新社 1991

2009年2月1日日曜日

風呂は40℃


道路に花びらが落ちているなぁと思っていたら、いつの間にかウチの梅が咲いていました。

もう二月にはいり、春も間近というところでしょうか。


さて先日、NHKためしてガッテンでお風呂の入り方についてやっていました。
なんとお風呂で溺死するひとは年間1万4千人にも達するそうです。

しかもその8割は水を飲んでいない溺死(?)という原因不明の事故なのです。

最新の研究によると、これは人体の驚がく反応による意識障害と関係しているのではないかということらしいです。

熱めの風呂(41℃~)に入ると、人体は驚がく反応というものを起こし、入浴後数分で血圧がぐぐっとあがるそうです。

しかしこれがピークを迎えると、逆に今度は反動で下がってきて、普段の血圧よりさらにさがるそうなのです


そうすると、意識が薄れてそのまま溺死ということになるそうです。

水を飲んでいない溺死というのは、意識がない状態で水に一瞬水没し肺に水が入ったことによる心臓発作ではないかと推測されているそうです。

お風呂に入って眠くなるのは、実はこの意識障害が多分に関係しているのでとても危険だそうです。

これを防ぐためには、まず身体に驚がく反応を起こさせない事が大事だそうで、その目安となる温度が40℃だそうです。

その他、以下の点に気をつけるとよいそうです。


お風呂で事故を起こしやすい人

★熱い風呂が大好きな人(驚がく反応等の結果、血圧低下を起こしやすい)
★動脈硬化のある人(血管にしなやかさがないため、血圧が急上昇・急降下しやすい)
★高血圧の人(元々血圧が高い人ほど、下がるときの幅も大きい)
★65歳以上(動脈硬化、高血圧になっている割合が高い)
★飲酒後に入浴する人(飲酒や食事のあとは、血圧が下がっている)

入浴事故を防ぐ為に、

◎湯温を40℃以下(驚がく反応を起こさない目安。ただし個人差があります)
◎風呂から立ち上がるときはゆっくりと(急に立ち上がることでも血圧が急激に低下)
◎食後1時間以内の入浴は避ける。

参考:

ためしてガッテン『お風呂大変身!超快感・安全入浴術』

http://www.nhk.or.jp/gatten/archive/2009q1/20090128.html

2009年1月28日水曜日

Hyper-building:上には上が、、、

先日、超高層ビルについて書きましたが、上には上があるもので超々高層ビル(Hyper-building)と呼ばれる更に高い建築の構想があるそうです。

1.6キロ(1マイル)ぐらいの構想はいくつかあるようなのですが、それを越えるものは今のところ日本の建築会社のものだけのようです。

まずは、上に挙げたのが、清水建設のTRY2004。


高さは2004m、ピラミッドを底面で二つあわせたようなものを一ユニットとして積み上げていくそうです。


またシャフト内は、交通やライフラインのために使われるそうです。

その更に上を行くのが大成建設のX-SEED 4000↓。



高さ4000mで富士山を超えてます。


こんなのができたら人間の生活とかどうなっちゃうんでしょうかね。ベランダに出て、さあ布団干しましょ、という訳にはいかないでしょうね。



ビルとしてはおそらくここら辺が一番高いものかもしませんが、人間の構築物というものでいうなら、遥かにスケールのデカイのが軌道エレベーターです。



地上3.6万キロ上空までエレベーターでつながっているというから気が遠くなりそうです。しかしこの起動エレベーター、上に挙げたハイパービルディングよりは実現が近いかもしれません。

実際、日本 宇宙エレベーター協会 みたいなものまであるようですし、いちいちロケットをあげるコストを考えたら、こちらの方がリーズナブルかもしれません。

しかしこんなの造ったら地球の自転とかに影響しないのでしょうか。厳密にいうなら、ロケットを発射させたら、作用と反作用の関係で地球の軌道も僅かに変わっている筈です。

それを常時こんなものをくっつけたまま地球がぐるぐる回っていたら、自転が遅くなって、季節の巡り方とかも遅くなって、今の環境問題とかをはるかに凌ぐ問題になっちゃうんではないかな、と思います。

昔読んだ日本のSFで都市が高層化して「駅弁売り」ならぬ「エレ弁売り」なるものが出てくる小説があったのですが、そんな職業が出てくるのも決して夢物語ではなくなるかもしれませんね。



参考:
X-Seed 4000(ウィキペディア百科事典)
http://ja.wikipedia.org/wiki/X-Seed_4000

清水建設TRY2004(動画)
http://jp.youtube.com/watch?v=wRsp6DhxLDU

JSEA 日本 宇宙エレベーター協会
http://www.jsea.jp/

2009年1月26日月曜日

空中楼閣


これはCGではありません。実際にドバイで作られているブルジュ・ドバイ(Bruj Dubai)という高層ビルをヘリから撮った写真です。高さ800mで現在世界一位、今年2009年に完成するそうです。


まるで未来都市のようです。


下から見るとてっぺんが霞んでよく見えない。恐ろしい高さです。どことなく旧約聖書に出てくるバベルの塔を思い起こさせます。

実は、いつも聞いているNHKラジオ英会話、本日は英語ニュースの聞き取りだったのですが、そのなかでドバイで建築中の高層ビルの話題があったのです。
上に挙げた高層ビルは800mですが、実は高さが1000mのナキール・タワー(Nakheel Tower)というものが建築中だというのです。

番組を聞き終わって、早速検索してみると、写真が出ていました。


この写真では実感がわきませんが、800mのビルであれほどの迫力なのだから実際に出来たら相当なものでしょう

10年後に完成予定だそうでしたが、この金融危機のために建築は凍結してしまっているそうです

このナキール・タワー関連で上に挙げた竣工間近のブルジュ・ドバイなるものも知り、写真を見て度肝を抜かれた次第です。しかしサウジにはこれらを凌ぐ、高さ1.6kmのビルを建築中というから驚きです。(写真はありませんでした)

これらの写真を紹介しているサイトを色々見ていたら、中東の様々な近未来的な建築物の画像があったので、ついでに載せておきます。


ドバイに2009年完成予定の 超巨大な噴水。ビルの高さほどもある。



ドバイに建築予定のオペラハウスだそうです。



そんでもって、海中のビルだそうです。いつできるんでしょうか、、、。

参考:
サウジに1.6kmのタワー!?
http://www.gizmodo.jp/2008/04/16km.html
巨大噴水:

2009年1月20日火曜日

オバマ新大統領!




年末から年始にかけて、この本を読んでいました。500ページを越える分量でありましたが、下手な小説よりも面白くどんどん読めました

内容は、オバマ氏の幼少期から彼がハーバードのロースクールに行く前までの自伝で、彼のルーツであるケニア人の父や祖父、その一族などについての話しも盛り込まれていました。

よく報道などで初の黒人大統領という言われ方がされますが、母親は白人なので正確にはハーフですよね。なんか簡単に「黒人」と表現されると私は違和感を感じてしまいます

初のアフリカ系アメリカ人大統領と言うならいいんですが。本にもオバマ氏自身、自分はまったくの黒人でもなく、また白人でもないので、自らのアイデンティティをどこに求めるのか常に悩んでいたことを告白しています。

また私は知らなかったのですが、彼は幼少期をインドネシアで過ごしているんですね。ケニア人の父親は国に帰ってしまい、離婚した母親はインドネシア人と再婚したため、数年間をインドネシアで過ごしたそうです

この異国での体験、とくにアメリカとは全く異なる文化、それもインドネシアのような発展途上国の農村地域で過ごした体験は彼の人間形成にとても大きく作用したのではないかと推察されます。環境を大事にしたり、物質的な豊かさだけが真の幸せにつながらないというようなことも、もしかしたらここで学んだのかもしれません。

またオバマ氏の父親(こちらもオバマ氏)もやはりかなり優秀な方だったそうです。奨学金を得てハワイの大学で学んだあと、ハーバードで博士号をとったそうです

しかし晩年はあまり国で重用されず、酒におぼれたりして、最終的にはそれが原因の交通事故で亡くなったそうです。しかしどんな不遇な状況にあっても、まわりに「オバマ博士」と呼ばせていたことなどは少し笑えました。かなり自意識が強かったのでしょう。その点は今のオバマ氏とは違う点ですかね。

また父親も弁舌が相当巧みだったそうです。彼が話をすると、まわりのみんなが魅了されたといいます。オバマ氏は父親と会ったのは一回きりそれも一週間ほどで、ほとんどは母親やその祖父母に育てられています。このことを考えると、

「やはり血か、、、」

と思わざるを得ません。遺伝ってやはり相当大きいのでしょうね。オバマ氏の異母兄弟もみな優秀だそうです。

また父親がイスラム教徒であった点も注目すべき点です。それほど宗教には熱心ではなかったようですが。今のオバマさんはキリスト教徒ですが、ミドルネームはフセインです。ブッシュ氏がイラク戦でフセイン大統領を倒した後、次のアメリカ大統領がフセインというのもなんか面白いですね


さていよいよオバマ新大統領の誕生です。経済、軍事、外交、環境政策と、彼がどのように進めていくのかとても楽しみであります。

アメリカが新大統領の就任であれほど騒いでいるのは、単に頭が切れ、弁舌の巧みでカリスマ的な魅力のあるオバマ氏が大統領になるからだけではないようです。

アメリカ初のアフリカ系アメリカ人が大統領になるというのは、つまりアメリカの民主主義が機能していることの象徴であり、またオバマ氏自身がアメリカ人のスピリット、すなわち変革を恐れず困難に果敢に立ち向かっていくという気概を代弁しているからだと言われます。

さて、これから世界はどうなっていくのでしょうか。今後の4年で世界はどう変わっていくのでしょうか。そういえば、よくいわれる2012年も彼の大統領就任期間中ですね。とても興味深いところです

私はいま図書館にリクエスト中である彼のもう一冊の著書『合衆国再生』を読んでもう少しオバマ氏について勉強し、また自分が世界に対して何が出来るか考え
てみようと思ってます



YES, WE CAN!


こっちがホンモノ