2011年2月11日金曜日

「脳」を変える「心」 by ダライ・ラマ



いま私が読んでる本がコレです↓




「脳」を変える「心」
シャロン・ペグリー (著), 茂木健一郎 (翻訳) (2010/11/5)




これは、ダライ・ラマさんが世界の最先端を行く科学者たちを自邸に招き、

仏教と科学に関して対談してきたことの一部を本にまとめたものです。





本書の中で、ダライ・ラマさん自身、

たとえ経典に書かれていることであっても、科学によって間違いであると証明されれば、

それは捨て去られねばならない
と、楽しげに話している様子などが描かれていて、

ダライラマさんはさすがだなと思わされました。


仏教と科学について↓





仏教が目指すのは信ではなく、洞察↓






仏教と科学の交流の必要性↓






月の話し↓






利他の心をもって科学のもたらすものを導入する↓






当ブログに前にも書いたように、私はダラムサラに住んでいたことがありますが、

私がダラムサラにいた頃から、

この様な世界の一流の科学者との対話、

―≪ 智のサミット≫―

のようなものがダラムサラにある彼の自邸で定期的に行われていたんだ、

と思うと感慨深いものがあります。


しかし私自身は、チベット人や、その他の一部の人たちに見られるような

ダライ・ラマを無闇に崇拝する気持ちはまったくないし、

むしろそのようなあり方に疑問を感じます。


多くのチベット人は、家にダライ・ラマ氏の写真を飾って、

神の如く奉っていますが、どこかそれには違和感を感じるのです。


本来仏教は、一人ひとりの内にブッダが到ったのとと同じ境地(菩提心)があり、

そこに到るのが目標であるわけですが、

多くのチベット人がやっているのは、自分の内側に目をやるのではなく、

ダライラマにお祈りして、彼にすがって何がしかの御利益を得ようという感じを受けるのです。


また政治的、宗教的指導者であるダライラマ自身も、

多くのチベット人がそのようにしていることを容認しているように思え、

真の仏教者ならば、そのような偶像崇拝をするのではなく、

自らの心を見るにように注意を促し、

自分をアイドルとして奉っている風潮をたしなめ、

そのように己の注意が外側に向いてしまうことを、説法の方便として使うべきではないのか、、

などと私は思ってしまうのです。


これは私の未熟で浅い見解なのかもしれませんが、

チベット人社会の中に身を置いてみて感じた素直な意見でありました。


しかしそれとは別にして、

チベットという国は、中国人民"解放"軍によって1959年武力によって占領され、

チベット人が暴動を起こすと"内政干渉"として国際問題として扱われないというたいへんな状況の中、

インドに亡命して50年、非暴力を説き続けるダライ・ラマさんは、やはり偉いと思います。


話しが少し変わり、、、

私は最近中国に関するとても生々しい夢を見ました。

それは日本がちょうどチベットと同じような状況に置かれるようなものだったのですが、

それが普段見る夢と違ってあまりに生々しかったため、

目ざめたときにも、その嫌悪感が残っているほどでした。

そんなことが現実にならないといいなと思いつつ、

その夢を反芻していたのですが、

夢を思い返しつつ、私は前に読んだある臨死体験者の本を思い出していました。








彼、木内鶴彦氏立花隆氏の臨死体験の本にも取り上げられている人なのですが、





彼は、臨死体験時に未来の日本にいって、二つの世界を見たそうです。

一つはとても平和なもので、もう一つは、戦場で荒れ果てた光景だったそうです。

本を書いている時点で、今の世界は後者の世界に傾きつつあるのではないかと述べていた事を印象深く覚えてます。


そういうよくない世界が顕現しないように、

私達は普段の思考や会話、選挙など、

自分のできる身近な所から責任のある行動を心がけていきたいと思うのであります。

当ブログがそのための何がしかのヒントになれば幸いだなぁ~と常々思っているのであります。


おしまい




参考:

「脳」を変える「心」 もくじ↓








ダライ・ラマ 科学への旅―原子の中の宇宙 ダライラマ著 サンガ (2007/07)






ダライラマの著作

宇宙(そら)の記憶―彗星捜索家の臨死体験 木内 鶴彦 (単行本 - 1995/11)

生き方は星空が教えてくれる 木内 鶴彦 (単行本 - 2003/4)

証言・臨死体験 (文春文庫) 立花 隆 (文庫 - 2001/8)


彦兵衛のブログ:

ダラムサーラに関するもの
(当ブログ左上にある検索窓で「ダラムサーラ」で検索した結果)↓

http://mshiko.blogspot.com/search?q=%E3%83%80%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%A9




4 件のコメント:

kohinata sawako さんのコメント...

1月にダニオン氏の翻訳を送っていただいた者です。大変素晴らしい翻訳で、感動しました。どうもありがとうございました。
さて、記事の中の木内さんですが、2度目の臨死体験をされたそうで、↓のブログによくまとめてあります。
http://calseed.blog31.fc2.com/blog-entry-123.html
彦兵衛さんの夢とは異なり、日本は他国に支配はされないですみそうですが、厳しい未来が待っていそうですね。でもダニオン氏といい、木内さんといい、希有な体験を複数回する方がいるとは驚きですね。

彦兵衛 さんのコメント...

わざわざ有難うございます。

木内鶴彦さん、最近二度目の臨死体験をされていたんですね。

知らなかった、、、。

該当のブログ読ませて頂きました。たいへん興味深かったです。有難うございます。

それにしても、木内さんのビジョンによれば、結構近いうちに世界が大激変に見舞われるんですね。えらいこっちゃです。

今の中東の政変もその流れの一つなんでしょうか。

何にせよ、自分達の出来ることを一つひとつやっていくしかないのかなぁと思います。

関連があるとはあまり言えませんが、昔超能力サラリーマンとして有名になったタカツカヒカルさんの本が超久しぶりに出ました。

誰でも簡単にできるセルフヒーリング
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4870319985?ie=UTF8&tag=mshikon-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4870319985

彼は昔の本で未来についてのことも少し語っていたので、今回どのようなことを言っているのか興味があって読んでみましたが、特に未来のことについては書いていませんでした。

ただし本人いわく、天啓があって再び本を出版することにしたということなので、読んでおく価値はあるかなと思います。

そのうちブログでも紹介するかもしれませんが。

それにしても、木内さんの情報有難うございました。とても参考になりました。

また何かありましたら、教えて下さい。

それでは。

kohinata sawako さんのコメント...

彦兵衛さま
お返事ありがとうございました。タカツカヒカルさん、懐かしいお名前ですね。また本を出されたとは存じませんでした。教えていただいてありがとうございます。
ご紹介したブログの著者の方にメールをしましたら、いろんな情報を丁寧にメールしてくださいました。とてもブログには書けないような驚愕情報を教えていただいたので、ご興味があったらメールされたらいいと思いますよ。

彦兵衛 さんのコメント...

ブログに出していない情報がまだまだあるんですか。スゴイですねぇ。

教えて頂き、有難うございます。