2011年9月2日金曜日

100歳まで生きるには!?



先日、ヤフーニュースを見ていたら以下のような記事を見つけました。


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100歳超の人に共通 納豆・オクラなどネバネバを食べていた

―NEWS ポストセブン 8月13日(土)16時5分配信―

白澤卓二氏は1958年生まれ。順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授。

アンチエイジングの第一人者として著書やテレビ出演も多い白澤氏によると、

100歳を超える長寿の人々の朝食には明らかな傾向があるのだという。


* * *

私は以前、『長生きの秘密はインスリンをあげない朝食にあった』という本を書いた。

インスリンといえば、ほとんどの人が糖尿病を想像するだろう。

実は最近の百寿研究で100歳以上に糖尿病とパーキンソン病が極めて少ないことが分かったのである。

実際、糖尿病を発症すると平均寿命が男性で9・6年、女性で13年短縮、100歳まで生きられる確率は極めて低い。

糖尿病は血糖(血液中のブドウ糖の濃度)の値が慢性的に高い状態をいう。

インスリンというホルモンが血糖値をコントロールする役目を担っているが、インスリンの効きが悪い人は血糖を下げるために

たくさんのインスリンを必要とするため、空腹時のインスリンの濃度が高くなる。

逆にインスリンの効きが良い人は少量のインスリンで血糖をコントロールできるので、空腹時のインスリン濃度は低い。

今年100歳を迎える聖路加国際病院の日野原先生や、

100歳で元気にスキーを楽しんでいた三浦敬三さんの血中のインスリン濃度を調べたことがあった。

元気な百寿者は、インスリンの血中濃度が驚くほど低く、インスリンの効きが良いことが分かった。

更に、元気な百寿者の朝食を調査すると、

納豆やオクラなどのネバネバ成分玄米、食物繊維の多い野菜などインスリンの効きを良くする食材を豊富に摂取していた。

同じ炭水化物でも血糖が上がりにくい食材を低GI(グリセミック・インデックス)と呼んでいる。

百寿者の食卓には低GI食材がたくさんあった

※週刊ポスト2011年8月19・26日号


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最近わかってきてるのが、老化とタンパク質の糖化の関連です。

これは前にもブログで取り上げましたが、試してガッテンで紹介されました。

アンチエイジングだ!肌ホネ血管一挙に若く保つ方法
http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20110518.html


番組では、食事の順番として、初めに野菜を食べるだけで劇的に血糖値を下げることが出来ると紹介されていました。

実際私の職場の知人で、糖尿の気のある人がこの番組を見て実践した所、

血糖値が大幅に下がったといっていました。


今回の記事でへぇーと思ったのが、長寿者でインスリンの濃度が低いというのはなんとなくわかるのですが、

インスリンの効きが良い人、またインスリンの効きをよくする食材

というのがあるということでした。

私はインスリンは誰でもある一定の分量であれば同じ働きをするものと思っていたのですが、違うんですね。


当ブログでは、自分の読んだ本の関連で、長寿と食に関することを何度も取り上げて来ましたが、

(過去記事をご覧になりたい方は、左上検索窓で長寿などと入れてみてください。)

白澤卓二という方は初めて耳にしました。

彼の著書がたくさんでてるようなので、図書館でリクエストして読んでみようと思ってます。

また何か新しい発見があったらここで紹介しようと思います。


おしまい



参考:

アマゾン:

長生きの秘密はインスリンをあげない朝食にあった


白澤卓二氏の著作


彦兵衛のブログ:

血管新生~『がんに効く生活』より(食品のGI値一覧
http://mshiko.blogspot.com/2009/04/blog-post_23.html

三浦式・甲野式のトレーニング(三浦敬三さんのトレーニング
http://mshiko.blogspot.com/2010/12/blog-post_07.html

ファーストフード・ネイションを観てみた (日野原氏の食事内容
http://mshiko.blogspot.com/2009/10/blog-post_11.html


NHK 試してガッテン:

アンチエイジングだ!肌ホネ血管一挙に若く保つ方法
http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20110518.html





2 件のコメント:

ikte2 さんのコメント...

読み物だからいいけど、
この記事は原因と結果を
ごちゃまぜに意図的に書いている

100歳以上のパーキンソンと糖尿が少ないのは
これらの病気があれば
100歳になる前に合併症で
死んでしまうことが多いからという予想が
簡単にできるし
実際そうだろう。

記事や著書の一部しか取り上げてないし、
自分でも全部読んでないのでよく判らない点があるけど・・・

彦兵衛 さんのコメント...

≫100歳以上のパーキンソンと糖尿が少ないのは
≫これらの病気があれば
≫100歳になる前に合併症で
≫死んでしまうことが多いからという予想が
≫簡単にできるし
≫実際そうだろう。

その通りだと思います。

それだからこそ、パーキンソン病や糖尿病にならない様にするにはどうすべきかをこの人は説いているのではないでしょうか。

たとえば、長生きしている人は飲酒の習慣がある人が多く、

逆に飲酒の習慣がない人は短命であるという統計があるらしいけど、

酒を飲んでないから短命であるというよりは、

酒が飲めないほど病弱だから(医者から止められているなどで)結果として短命の人が多いと読むこともできるということで、

原因と結果は必ずしもどちらが先かは統計だけからは読めません。

今回の場合は、糖尿病にならないための環境的(後天的)な要因を長寿者たちの生活から導きだそうとするもので、

別に原因と結果をごちゃまぜにして書いている訳ではないと思いますよ。

少なくともまずは著者の本を読んでみたいと思ってます。