2020年5月23日土曜日

コロナに行動経済学!?



先日、NHKの朝の番組を見ていたら、

コロナ対策で行動経済学の知見が

活かされているということをやっていました。














紹介されていたのは、

大竹文雄教授

という行動経済学の専門家でした。








人々が本来こうしたい、

と思っていてもなかなかそれが達成できない。








どうすれば理想的な行動までいくのか、

ということを










提案できるというのが、

行動経済学

ということでした。。







コロナ対策で、

人と接触を減らす10のポイント

といものが提言されていますが、

ここにも行動経済学の知見が活かされているのだそうです。


一番上に書いてある、

あなたと身近な人の命を守れるよう

という言葉に関して、






正常性バイアス

というのがあり、








他の人はかかるかもしれないけど、









自分は大丈夫だ

と思ってしまう。








そこに、

他の人の為

という視点を入れることで、








こういう行動をしてみようか、

と思う可能性があるとのことです。








また、この①番の、

ビデオ通話で、オンライン帰省

を例にとると、







何々をやめて、こうしなさい、

ということは、








書かないようにした、

ということです。








帰省しない代わりに、

ビデオ通話でオンラインで、









親と話せるんだ、








そうすると、

やってみたい!

というふうに思う、ということです。


いま、スーパーなどに行くと、







↑このような足形を見かけますが、

これも行動経済学の知見で、

人々が自然とそこに立ってしまうようにする仕掛けだそうです。









となりの人は、せっけんで手を洗ってますか?

というのも、手を石鹸でしっかり洗いましょう、

というストレートなメッセージではなく、視点を変えて

手を洗うことを促しているのだそうです。



ここで、市役所の職員が出てきて説明します。


役所や行政って、正論というか、

こんなことをやってください、







こんなことやっちゃダメですよ

みたいなアプローチをしてしまうのですが、









正論を言われると、

人ってむっとくるじゃないですか、







押し付けがましくなく人の行動を

うまくリードできるところは

ええとこかな、、



と仰っていました。


また先生の画面に戻り、








新型コロナウイルス対策のときに、







今までの行動を少しやっぱり

変えなきゃいけないことは間違いない








それを無理なく変えられるような

工夫やアイデアを持ち寄って、








楽にしていくことが大事だと思うんですね、、









そういう工夫のヒントが、







行動経済学にはいっぱいある

というふうに思っています。。


と仰って、番組は終わりました。



正攻法で、真正面から、

何々をしなさい、

何々をしてはいけません、

と人に命ずるのではなく、

やる側が、自然と、自発的になんとなくやってしまう

というように仕向ける

というのは、とても面白く、また応用範囲が広いように感じました。

コロナ対策に限らず、職場でも、日常生活でも、色々と使えるような気がしました。


とても面白そうだったので、

さっそく番組に出てきた先生の本を探してみると、






というのが、出ていたので、

図書館で借りてみることにしました。


読んでみて、何か新しいことをみつけたら、

またご報告いたします。

<(_ _)>






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