これは今回のインド旅行で使っていたデリーの市街地図です。
( 空港のツーリストインフォメーションにて無料で貰えます。『地球の歩き方』に載っていないようなメトロの郊外の駅などもしっかり載っていて非常に便利。インド旅行をされる方は是非ゲットしましょう )
どうして地図はこのように破れてしまうのでしょうか。
確かに使う頻度が高いから自然にこすれて破れてしまうというのもありますが、実は「折り目」が問題なのです。
普通に紙を折っていった場合、外側の「折り目」、特に外側の角に一番ストレスがかかります。
たいてい破けてくるのはここからです。この問題を克服したのが「ミウラ折り」です。
(左:普通折 右:ミウラ折 ともに同じ大きさの大学ノートで折ってみました)
このミウラ折りの折り方ですが、
御覧の通り、一方向は平行線、もう一方はギザギザに折ります。
こうして折りたたむと、角がギザギザにずらした分だけずれていくので、どこかの角のみにストレスがかかることがなく、破れにくくなるのです。
また一瞬で開き、一瞬で閉じられるというのもミウラ折りの利点です。ギザギザの折り目がバネの役割をしているようです。
この技術はすでに市販の地図に応用されているほか、衛星のソーラーパネルの開閉にも取り入れられているそうです。
百聞は一見に如かず!
是非ご自分で作って試してみてください。
感動しますよ。
参考:
地図をミウラ折りにしてみよう
ミウラ折り公式サイト
『巻き貝はなぜらせん形か:「かたち」を科学する』
高木隆司 講談社ブルーバックス 1997
2 件のコメント:
本当に感動しますね。
自分で、折って使用するのが基本でしょうが、
インターネツトによると、色々な種類の大きさの三浦折の白紙の用紙が発売されているようです。
旅行のときとか、普段でも、この白紙の用紙に、自分のデーターをプリントアウトしたり、持ち歩いてメモを書き込んだりすると、開くときスマートで、まるで、人工衛星のアンテナを開いている気分で、格好良いかもしれませんね。
なんじゃもんじゃさん
コメントありがとうございます。
ミウラ折りに関して私もネットで検索してみましたが、白紙の用紙を販売しているのは知りませんでした。
なるほど、
自分の携帯用にプリントアウトして使うとカッコイイかもしれません。
周りで見ている人たちも内心
おーっ!
て思うかな?
ちょっと視点をずらしてみるだけで断然楽になる事って日常のなかで結構あるような気がします。
またこんな感じの発見あったら書いてみます。
皆さんも何か発見があったら教えてください。
<(_ _)>
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