2024年9月8日日曜日

認識のずれ、、、

 

自分が思っていることと、相手が思っていることの間には、かなりの認識のずれというものがあるもののようです。


以前にも書きましが、洋服屋さんで女の子が一所懸命、鏡を見ながら前髪を直しているのですが、その表情をみてちょっと引いてしまったのです。


それは口をへの字にしながら、一所懸命に前髪を直しているのです。


いやいやいや、もし人に好印象をもってもらいたいと思って身だしなみを直しているのなら、まずその表情だよ、前髪なんか見てないよ、、と思ったものです。


結構、自分の思い込み、自分が良かれと思ってやっていることと、他者が思っていることの間にはかなりの隔たりがあるものだなと、


自分もこのようなことを知らずにやっているのかもしれないと思わされた出来事でした。


そういう目で、世の中のことを見聞きしていると、そういう認識のずれというものがかなりあるようです。


男女の認識のずれで有名なのは、会話に関するものですよね。

女性は話すこと自体に重きを置く傾向があるのに対して、男性は結論を求める傾向があり、お互いにこの特性を理解していないと不和の原因となります。


また違う男女のずれで言えば、何かのテレビ番組で、女の子がモテたいと思って一生懸命ダイエットをして痩せたら、男性からまったく相手にされなくなったとかいうエピソードを見ましたが、まさにこれも男女の認識のずれですよね。


また、私が録画して見ているカンブリア宮殿では、少し前に水族館のことをやっていました。


その水族館は、潰れるギリギリのところまで行ったのですが、館長がどうやったら人を呼べるか、全国の水族館をひたすら巡ったのです。


すると、どうも水族館のスタッフが思っていることと、実際に水族館にくるお客さんの間に認識のずれがあるようだということに気づくのです。


水族館では、普通、水槽の横に魚の説明などを貼っているものですが、実はほとんどの人はそういった説明を見てないのだそうです。


水族館に求めるものは、癒しだったり、驚きだったり、涼みに来ていたりと(笑)、水族館が考えている学術的な魚の説明などではなかったのだそうです。


そこからその水族館は、来てくれるお客さんにいかに喜んでもらえるかという発想に切り替えたところ、経営がV字回復したのだそうです。


斎藤一人さんもこれと似たようなことを言っています。商売は釣りに似ているんだと。


自分がチョコレートパフェが好きだからって、餌にチョコレートパフェをつけても、魚は来ないよと(笑)。


しっかり魚を観察して、魚が好むものをぶら下げないとだめだ、ということをいっています。


この例えは笑えますが、結構これに近いことを人は気づかずに平気でやっているものなのかもしれません。


以前読んだ椎名誠さんの本には、ある有名な旅館に泊まった話がでていました。


夕食時に着飾ったその旅館の女将があいさつに回ってきたのだそうです。


せっかく家族で久しぶりに集まってワイワイやっていたところに、その着飾った女将がこれでもかという感じで一流旅館のサービスとはこういうものだと言わんばかりの挨拶をして去っていったので、


その後、場がしらけて元に戻ることがなく、なんだったんだアレは、、という感じになってしまったのだそうです。


私も客だったら、わざわざ女将があいさつなんてしてほしいと思わないし、それがサービスだとも思わないな~、、と思ったものです。


なぜ、今回このことを書こうかと思ったかと言うと、先週末に、私は山形の百名山、大朝日岳に登ってきたのですが、登山後に泊まった宿で似たような認識のずれがあったのです。


私は最近、斎藤一人さんが紹介している寺田屋さんの日本酒を飲んでから、その神懸かった味に感動し、


地域によって、日本酒ってこんなに違うものなのか、、と旅先で縁のあった日本酒を色々と味わうようにしています。


今回、私は朝日岳登山後、月山の近く五色沼のほとりにある温泉旅館に宿泊しました。


夕食時に、メニューにある山形の地酒を味わってみたいと思ったのです。


それで、ドリンクメニューにあった、お酒をさして、

これは純米酒ですか?

と聞いたのです。


すると、給仕をしてくれている宿のおばちゃんは怪訝そうな顔をして、


え、純米酒?奥で聞いてきますね、、


といってひっこんでしまいました。

そして、今度は主人が出てきて、


純米酒って、どういうこと?意味が分かんないんだけど、、?


と少しキレ気味で聞いてきたのです(笑)。

私は、は?と思いながらも


純米酒というの醸造アルコールを入れてないものをいうんですよ、


と説明すると、


あー、それなら入ってるよ、


といって引っ込んでいきました、、。


地方に旅に行った人の中には、私のように土地のお酒を飲んでみたいと思っている人が少なからずいもるのでしょう。


そして、工業的に作られたアルコールを混ぜない純米酒を所望する人もいる筈です。


それが、酒どころ山形で、かつ日本旅館で日本酒を何種類か提供していきているにもかかわらず、


そういった基本的な知識もないことに、私は驚愕してしまいました、、


えー、そんなことってあるんだ、、と。


それも若者ではなく、地元の年配のおじちゃん、おばちゃん、いいお年をした大人です。


旅館としては、なんとなく地酒と思えるようなのを提供してお客に酔ってもらえればいいぐらいな感じでいるのかもしれません。


しかし、お客の側としては、せっかく地方に旅に来ているのだから、本物を味わいたいし、美味しい発見や感動を体験したいと思っているものです。


なので、たまに、オチョコ1杯ずつを3種類で、地酒飲み比べセットみたいなものを提供している宿があると、ホント嬉しくなって頼んでしまいます。


しかし、こういうお客の側の要望に無頓着だと、下手したら、720ml何千円もするようなビンを開けないと美味しいお酒が飲めないシステムになっているところもあって、


私は、宿がアンケートを書くようしていたら、必ず、少量で飲み比べセットみたいなのがあると嬉しいというようなことを書くようにしています。


日本酒なんて、私は一合でも多すぎだと思うので、いろんな種類をちょっぴりずつ飲んで味わい、その違いを味わえればそれで十分なのです。結構、そういう人っていま多いんじゃないのかな、、。


そういう意味では、山形駅の近くに、地酒を試飲できるスペースが最近作られたようで、500円払って地酒を3種飲めるシステムになっており、私は6種類も味わことができて満足でした。


しかしここも、観光協会がやっているようなので商売っ気がなく、美味しい地酒に巡り合えてもそこで買うことができないという、観光客にとっては不満の残るたいへん残念な場所となっているのです、、。


普通、美味しいお酒に巡り合えたら、お土産として買いたいと思うものでしょう、、。


結構、世の中にはこういうことがあるようです。


しかし、ということは逆にいうと、自分が思っていることと相手が思っていることに隔たりがあるということを前提に、


徹底的にリサーチして、相手の要望を提供出来たら、もうそれは最強ということになりますよね。商売でもなんでもうまくいきますよね。


これってすごく大切なポイントだなと思います。


大きなところの違いで言えば、国や民族の認識の違いですよね。ほぼ、これによって戦争が起きているといっても過言ではないでしょう。


どちらも自分たちは正しく、正義を行っていると思っているのだから、これは行くところまでいかないと止まりませんね、、。


相手が自分とは違う認識をもっていること、それを知ろうとする態度というのは今後ますます大切になってくるんだろうなと思います。


タイトル:認識のずれ、、、


でありました。


おしまい



<(_ _)>


ギャラリー :朝日岳登山  ↓























































1 件のコメント:

なんじゃもんじゃ さんのコメント...

本当に、そうですね。50%相互理解できていれば、馬が合う内かも知れませんね。