2009年3月17日火曜日

デブリ回収屋






ちょうど一か月ほど前に、米露の衛星が衝突して、10センチ以上のデブリ(宇宙ゴミ)が500個ほど増えたという報道が有りました。

ついこの間は、デブリが宇宙ステーションに接近して、あわや衝突、宇宙飛行士たちが緊急脱出するという騒ぎがありました。



以前読んだ『プラネテス』というマンガでは、このデブリを専門に回収する職業につく主人公が描かれていましたが、


そのような職業がでてくるのも、もはや時間の問題かと思わせる出来事でした。


地球を周回する宇宙ゴミ↓



ヒンドゥー教においては、ブラフマンヴィシュヌシヴァの神様がいて、それぞれが創造維持破壊を担当することで世界が成り立っているとされていますが、

実際の社会においては、創造・維持には人々のエネルギーが注がれる一方、廃棄・ゴミの問題となると、人は敬遠しがちであるように思います。

しかし上に挙げた三つの機能がすべて順調に流れてはじめて社会は成り立っているのであって、ゴミの問題は、創造や維持と同じぐらいの関心をもって扱うべきだと思います。


そういう意味で、先日、諏訪の下水から(キン)がでてきて職員たちはホクホク顔だというニュースが有りましたが、

ゴミ処理にかかわる人たちには、これくらいのご褒美があってしかるべきだと思います。



人体も、食べる事、栄養の循環、その消費(運動)、排出(排便)がうまくいってはじめて健康が維持されるのであって、

社会においても、廃棄・ゴミにかかわる事にちゃんと関心をもってこそ健全な社会が保たれるのだと思います。


これからは、“ゴミ”と思ってきたものをいかに資源=宝に変えられるかが、国家あるいは人類存続のカギになってくるのではないかと思います。


そういう意味で、下水から金がとれたというのはどことなく昔話じみて滑稽さを感じますが、これからの社会の在り方を示すひとつの象徴的な出来事であったように思いました。



おしまい



プラネテス』(全四巻)なかなか面白いですよ。(DVD↓もオススメです)






参考:


朝日新聞:宇宙ステーションにデブリ接近
http://www.asahi.com/science/update/0313/TKY200903130040.html


日経:米露の衛星衝突
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090216/132209/


毎日:諏訪の下水から金が、、

http://mainichi.jp/area/nagano/news/20090311ddlk20040002000c.html

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