2009年3月29日日曜日

“おやき”に惹かれて善光寺参り


前回のブログに書き忘れましたが、おやき村の
住民登録をすると、住民票が発行されて、次回から村民価格(10%引き)で買えるようになります。(私はもちろん住民登録しました)

おやきはもちろんおいしいのですが、蕎麦もなかなか、また味噌もまろやかでおいしかったです。これらもすべて村民価格で
買えちゃいます


さて小川村で一泊した後、長野市街に戻り列車(鈍行)の出発までかなり時間があったのでかの有名な善光寺にお参りにいってきました。

牛に引かれて善光寺参りならぬ、おやきに惹かれての善光寺参りです。


これは善光寺に入る門です。左右の仁王像は迫力がありました。



おふた方ともかなりボディービルディングに励まれたようで、筋骨隆々です。説明書きなどがなかったのですが、かなり名の有る人の作なのでしょうね。魑魅魍魎などはこの門前にてはじきとばされてしまうのでしょうね。私はかろうじてセーフでした。



こちらが本堂です。この煙を頭に掛けると、頭がよくなるとかならないとか、、。


本堂の左にあった陶器で作られた灯篭。金網を掛けられていたのが残念ですが、すばらしい作品でした。

こちらは建物が水面に浮いているようで美しい。なんとなく金閣寺を思い出しました。


カラフルな垂れ幕がステキです。私はどちらかというと、枯れた感じのお寺よりチベットの密教寺院のようなカラフルで生命力にあふれるお寺が好きですね。

お寺の敷地内をぐるっとまわっていたら、本堂の左奥の方に三重塔が見えました。


お、ナンダナンダ、、と思って近づいていくと、なんとなく嫌な感じ、頭が少し痛くなってきました。

なんの建物かと思って表示を見ると、ナントカノの慰霊塔とありました。

あーすいません、私では受けきれません、スマンデス、スマンデスとそそくさとその場を去りました。

私は特に霊感とかがあるわけではありませんが、ここから離れるにしたがって頭痛も和らいでいきました。あそこで受付をしているオジサンが居たけど、よく一日中座ってられるなぁと他人事ながらに思ってしまいました。


この塔を除いて、善光寺は清々しい気持ちのいいところでした。

長野駅に最初に降りたったときにまず感じたのは、空気がおいしい、ということと、街が落ち着いていてとてもきれいということでした。

長野は山のなかにあるから空気がいいのは当たり前かもしれませんが、町全体がかもし出している落ち着いた心地の良い雰囲気は、この善光寺の存在のためなのかなぁと言う気がします。


街の美しさというのはそこに住む人たちの民度みたいなものを表しているのかもしれないなぁと思います。

私は京都で6-7年、旅館のアルバイトをしていて、全国各地から来る修学旅行生を見てきましたが、いつも感じていたのが長野から来る生徒はみな落ち着いていて、帰るときも部屋をきちっとキレイにして帰っていくのが印象的で、好感をもっていました。

ここ長野に来てみて、生徒たちがこのような雰囲気のなかで育っていたのなら自然にあのようなことできるんだろうなと妙に納得がいきました。

なぜか私は昔から、長野いいなぁー、住みたいなぁー、と惹かれるものを感じてきましたが、今回訪れてますます長野が好きになりました。


さて昼時になり、列車に乗る前に腹ごしらえでもしておくかぁ、ということで、何を食べようか。

せっかく信州長野にきているんだから本場の手打ち蕎麦でも食べちゃおうかなー、なんてことで 入ったのが、

外観


インド料理好きなもんで、ついスパイスの香りにつられてふらふらっと入ってしまいました。

ここの料理、カレーが四種類、しかも肉を使ったものはひとつ(チキンカレー)だけで、あとはヘルシーなシーフードや野菜のカレーでとてもおいしかったです。

ふつうこのくらいの値段だと、後味に化学調味料独特の後味がして、興ざめしてしまうのですが、ここのカレーにはそれがありませんでした。

ナンもおかわり自由なので2回頼み、心行くまで長野の地でインドカレーを堪能してしまいました。。。


写真に写っていた店長さん(?)がカルカッタ出身のひとのように見えたので尋ねてみたところ、やはりカルカッタ(現コルカタ)出身の方でした。

私はカルカッタ大好きなんですよ、宿はいつもサダルストリートです、というとニコッと微笑んでいました。(興味の有る方はブログの上に有る検索窓でカルカッタで検索してみて下さい)とても忙しそうに働いていたので、

カーナ スワディシュトゥ ヘェー(食事おいしかったですよー)


とさいごにひとこと言って、店を後にしてきました。

写真をクリックすると、拡大します。(看板の右横に善光寺御開帳のポスターがありますね。)

看板に、

「体の調子を良くするスパイスたっぷりなカレー」

と書かれていましたが、カレーは本当にからだに良いそうです。


今回旅のお供に、がんに効く生活を持ってきましたが、その著者は「薬のように働く食べ物」として、緑茶大豆、とともにターメリック(ウコン)を挙げていました。


ターメリックにはがん細胞のアポトーシス(自殺)を促し、がん細胞が行う血管新生を抑制する効果が高いそうで、現にインド人は欧米人にくらべてガンを発症するような大量の化学物質に囲まれているにもかかわらず、ガンの発生率は欧米人に比べて1/8~1/10なのだそうです。彼らは一日に平均1.5-2gのターメリックを摂るそうです。

ターメリックはカレーの黄色い色の原料ですが、これを黒コショウと一緒にとると吸収率が二千倍にもなるそうです。

ターメリックは抗炎作用があるためインドにおいては悠久の昔からアーユルヴェーダ医学において用いられてきており、また中国やチベットの医学書のなかでも、薬として扱われてきたそうです。

むかしから食べられてきた物ってやはりそれなりの理由があるんですね。でも日本人は日本食でしょうかね。


善光寺のお参りをし、インドカレーを食べて、心身ともにパワーアップした彦兵衛でありました。次回ももう一回、長野関連についてかこうかなと思ってます。

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