2018年6月23日土曜日

医者が教える食事術



最近、久しぶりに食に関する本を読みました↓






こちらは、糖尿病を専門とするお医者さんが書いた本で、

血糖値を中心として書かれていますが、

最新の科学的なエビデンスに基づき、

また膨大な疫学的調査の統計に基づいた正しい食の在り方が書かれており、

自分の食を改めてとらえ直すよいキッカケを与えてもらえました。


読んでいてほぼ自分がいま取っている食事と同じだったので、

その正しさを確認するという感じでしたが、

それでも完全に同じという訳ではなく、

ちゃんと意識しなければならない

ポイントを確認させて頂きました。


本書は、とても読みやすい構成になっており、

興味のある章から読めるようになっています。


体によい食べ物10選

だとか、

100歳まで生きる人に共通する10のルール

だとか

老けない食事術


だとか、そそられるテーマが目白押しです。



本を一通り読んで印象に残った記述としては、

世界の長寿地域に共通することとして、

坂道がある所

というものでした。自然に足腰が無理なく鍛えられるからでしょうね。

あと健康によい食材として

チョコレート、お酢、オリーブオイル、

など自分がふだん食べている物が挙げられていて

その良さを確認できてよかったです。


最終的にこの本で何が言いたいかというと、

糖分の摂り過ぎ

が諸悪の根源となっているということ。

長い人類の歴史で、糖分をたんまりと取れるようになったのはホンのこの数十年であり、

体は過剰な糖に対して対抗するシステムを備えていないこと、

糖分は知らないうちに色々とってしまう傾向にあるので、

よく意識していること、

このようなことが本書に貫かれているテーマで、

とても納得できるものでした。


意外だったのが、健康に良いとされる果物についてです。

最近は果物も品種改良されて糖分が高くなっているので、

健康に良いからと思ってバクバク食べないように、との注意でした。

これはけっこう盲点かもしれませんね。


一つだけ違和感をもったのはお酒に関する記述でしょうか。

確かにお酒の効用はあろうかと思いますが、

如何せん、お酒を適量飲むということ

またお酒を飲みながら、気が緩んでつい色々なものを食べてしまいがちだ

という点があまり意識されていなかったことでしょうか。

適量飲むってそうとう難しいと思うし、

世にいる多くのアルコール中毒の方々を思うと、

お酒を勧めるというのはどんなものか、、と思いました。

まあ、著者がお酒が好きだからなんでしょうが、、。



以下に目次を載せておくので、

興味のある方はぜひご覧ください。

これを見るだけでも、相当参考になるでしょう。

(画像をダブルクリックすると拡大します)



































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