2019年10月26日土曜日

台風による災害に思うこと、、



最近、台風が凶暴化してきています。たった一回の台風による被害が大きくなっています。

各地の河川の氾濫や土砂崩れを見ると思い出すのが、ニュージーランドの政策です。

ニュージーランドでは、そもそも災害が起こりそうなところに人が住むこと自体を禁止しているそうです。

氾濫しそうな河川の近くだとか、土砂崩れが起きそうな山の近くだとかです。

そうすれば、自然が猛威を振るっても、被害は最小限で済ますことができます。

とても理にかなってスマートな政策だと思います。

これはある程度人口の少ないニュージーランドだから出来る政策なのかもしれませんが、日本も相当に見習う所があるように思います。

かつては津波がきたからここから下には家を建てないように、というような石碑があるにもかかわらず、年月が経ってしまえば忘れられて海沿いに家をたくさん建ててしまったり、

近くを天井川が滔々と流れているすぐ横に住宅が密集している光景があったりします。

行政がやらないまでも、少なくとも住む人自身で、地形図で標高や河川、海、山などの位置を確かめつつ住む場所を決めたいものです。


またニュージーランドでは、郊外に行くと、それまで両側通行だった道に、一車線の橋が架かっていて、相互通行をしていたりします。

両方向の橋を作るのに比べ1/3程のお金で済んでしまうし、メンテナンスも安く済んでしまうからのようです。

少し不便を我慢して、長い目で見て良い方をとる、という大人の政策がしっかり根付いていることに感心します。

ひるがえって日本では、使わないのに山奥に道路をバンバン引いてしまったり、橋や建物などもどんどん作ってしまいますよね。

作るのにお金がかかるし、またメンテナンスにも相当の費用がかかっきて、最終的には下の世代に負の遺産を残すばかりとなってしまいます。

いま山に穴を掘って一生懸命リニアを作っていますが、これも本当に必要なのか、と疑問に思ってしまいます。

どうも、日本人の発想は、目先の華やかさのようなものに目がくらみがちで、長期的な展望でものをみるのが苦手のような感じがします。箱庭的発想というのでしょうか。

そういうこまごまとした所を詰めていくのが得意というのは、それはそれで長所だと思うのですが、指揮官みたいなひとは外国人のほうがあっているように思います。

私はスポーツでも、企業でも、トップが外国人で、そのもとで日本人が働くという構図がとても合っているように思います。

日産のトップのようなケースもあり、一長一短ではありますが、あのような事態になってしまっては、高いお金をかけてせっかくコマーシャルを流していても、報道で負の宣伝をしてしまっては全く意味がなくなってしまいますね。

ということで例外もたくさんあろうかと思いますが、傾向としはそのようなものがあるように感じます。

日本の政治のトップも、もし外国人が指揮をとったらどんな風になるのか、と想像してしまったりします(笑)。


現在、韓国との関係が最悪の状況になっていますが、あの一つの政策に対してどれほどの長期的、大局的な展望をもっていたのでしょうか。何手先まで読んでいて、いまの状況が想定内なのか聞いてみたいものです。

政治的に主張する所は主張し続けながら、経済は経済で公正にやっていくという方法はなかったのかと思います。

それぞれの民族、文化の長所を取り入れて、みんなが得意な分野を発揮しつつ、よりよい社会になっていったら素晴らしいなと思います。




1 件のコメント:

なんじゃもんじゃ さんのコメント...

全くその通りだと思います!!!!! 
ニュージーランド関連の指摘点など本当に災害の多い日本では積極的に考えて行きたいものです!!!!!