2008年9月16日火曜日

ダニオン・ブリンクリー氏とその予言④

以下にダニオン氏が三冊目の本を出版したおりに受けたインタヴュー

Interview with Dannion :The Secrets of the Light

の前半を載せておきます。
(私の訳であることに御留意下さい。また元の英文のHPが削除されていたので、いまはこのインタヴューがどこにあるのかは不明です。)

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「死なんて流行りませんけど、それは私に関しても同じです」
ダニオン・ブリンクリーはそう語る。彼は、『未来からの生還』(原題:Saved by the Light)と『続 未来からの生還』(原題:At Peace in the Light)を書いた国際的なベストセラー作家である。

「映画、テレビ、本、雑誌とこのところどこを見ても、死の瞬間、死、そしてあの世に関する神秘的なことがらに多くの人が魅せられている。こういったことすべては、死について知りたいという願望の表れだと思います。」

1975年、ダニオンは、3回のうちの最初となる臨死体験をした。当時25歳で、電話をかけている最中に雷に打たれ、28分にわたって‘あの世’にいた。

天国への訪問の間に、ダニオンは来るべき世界に関する100以上のヴィジョンを見せられた。そして天国で与えられた使命を達成すべく、この世に戻されたのだ。最初の二冊の本は、あの世への驚くべき旅と、その後のひどい後遺症の中にあったダニオンの生活を時間軸にそって見事に著したものである。

ダニオンは天国の素晴らしさを体験していたが、臨死体験から帰還し、雷で重症を負い黒こげとなった体に戻らなければならなかった。彼が再びひとりで歩き、食事ができるようになるまで2年の歳月を要した。ダニオンは回復して力を取り戻すと、介護ボランティアになることを誓った。

まず初めに、介護施設で奉仕活動に精を出し、最終的には、ホスピスのボランティアとなった。1997年、ダニオンは共同で、全国的なボランティア組織「思いやりの行為 トワイライト団」(Compassion in Action/The Twilight Brigade)を見事に創設した。

ダニオンは8年間新しい本を書いてこなかったが、今回の本の出版は、スピリチュアル文学の膨大な蔵書に、あらたな古典を追加することとなるだろう。『光の秘密:この世とあの世に力強く生きるスピリチュアル的戦略(仮題)』(The Secrets of the Light:Spiritual Strategies to Empower your Life,,,Here and in the Hereafter)は、死の幻想を追いやり、生命の神秘を発見することを求める、すべてのスピリチュアルな道を探究する者にとっての必読の書である。

1994年、『未来からの生還』の出版にともなって、イン・ライト・タイムスはダニオンとの3回のうちの最初のインタビューを行なった。この3回すべてのインタビューを行なったのがキャサリン・ピーターズで、彼女はダニオンをとても魅力的で知的かつ愉快な男性と見ていた。今やキャサリンは、魂をゆり動かされたこの男と幸せな結婚をしている。

1998年以来、ダニオンはイン・ライト・タイムス社の顧問を務めてきた。我が出版社の親しい友人として、我々は誇りをもって、臨死体験の第一人者ダニオン・ブリンクリーを迎え、ラス・ヴェガスで行なわれたこのインタビューを紹介する。


トーマス&アリシア


TM:ブリンクリーさん、あなたのベストセラーとなった本、『未来からの生還』(Saved by the Light)は1994年の出版でした。それから間もない95年に『続 未来からの生還』(At Peace in the Light)を出版されました。光の三部作の最後となる『光の秘密(仮題)』(The Secrets of the Light)を書き上げ、出版するのにどうしてこんなにも長くかかったのか教えていただけませんか?

ダニオン:いい質問ですね。でもトーマス、どうかダニオンと呼んで下さい。正直なところ、私は作家になろうと思って書き始めたわけではないのです。当時の私の心にはあったのはただひとつのことで、それに夢中になっていたのです。それは聖なるヴィジョンを遂行するということです。それを達成する過程で、『未来からの生還』を書き、この本によって私は一躍有名になってしまいました。その後『続 未来からの生還』が出版されたときは、私の精神的な探求はトップギアーに入っている状態でした。もちろん、これら二冊の本が成功したあとで、出版社は私に新しい本を書くことを要請してきました。私はただ、それまでに書いたことに新たに付け加えることなど何もないと感じていたのです。

しかし、1997年にすべてが急変したのです。イン・ライト・タイムスの「ダイ・ハード」(die-hard)の読者は覚えているかもしれませんが、私はその年ロサンジェルスでアトランタ行きの飛行機に乗りました。飛行中、前頭葉の右側の三箇所に脳内出血が起きてしまったのです。すぐに5時間に及ぶ脳手術を受け、41時間後には意識が回復したのですが、その後、心臓麻痺によるてんかん発作に見舞われました。

信じて貰いたいのですが、この危機をなんとか生き抜いたことで、私の人生は本当に生まれ変わったのです。さらに重要なことなんですが、脳手術の間に経験した恐ろしい臨死体験が、次の物語りとなるのです。この出来事は、私が新たに本を書くために計画されたことを知りました。ご存知の通り、まったく対照的なんですが、雷に打たれたあとで起こった臨死体験は、想像の域を超えた、信じられないほど美しいものでした。

(二回目の臨死体験をした)開胸手術の間においても、私は再び生の向こう側の世界を旅し、天国の完璧さをより深いレベルまで目撃することになりました。しかし、三回目の臨死体験に対しては、まったく準備が出来ていなかったのです。自分が見たことを伝えなければならないことは分かってはいたのですが、人を恐れさせることなく、どうやって伝えたらいいのかわからなかったのです。妻のキャサリンが、それをポジティヴでよく練られた構想のもとに押し出すのを手伝ってくれるまで、私は何年も作家の直面する堅固な壁と、みじめな戦いを繰り広げていました。

AP:ダニオン、あなたは自分が2004年を越して生きることが出来ないと思っているという噂がありますが、あきらかに、あなたはいまここにいます。これは、あなたがミッションを完結していないからなのですか、それともキャサリンとの結婚によってあなたの運命が書きかえられたのでしょうか?

ダニオン:私にとって、2004年に死ぬかどうかはまったく問題ではなかったのです。私はただ、受け取っていたヴィジョンの中で、2004年以降、自分が活動的に関わっている様子がなかったということなんです。そこで、ヴィジョンのなかで自分の姿がなかったことから、私はもはや生きてはいないだろうと、総合的に判断したわけです。正直言って、そういった同じ質問に何度も何度も答えることでへとへとになっていました。

それで人に言わせるがまま、信じるがままにさせていたのです。私の人生における妻キャサリンの影響ですが、それはまったく信じられないほどドラマチックで素晴らしいものです。実際、彼女が世話好きで配慮の行き届いた素晴らしい女性でなかったら、このインタヴューもなかったかもしれません。というのも最近、私はかなり深刻な健康問題を抱えていて、キャサリンは、私がすべてのことを中止して、適切な治療を受けるべきだと強く主張していたのです。実際のところ、彼女が正しかったのです。私は体調が変化しつつあることを感じていましたし、実際かなり弱ってきていました。ある種の生命力が私の中から抜け出して行くような感じでした。

もしこれが、キャサリンと彼女の6人の子供たちを好きになる以前なら、この状態に関して、自分が死につつあることを意味するのかどうかなど気にもしなかったでしょう。おそらく、死んでしまうまで自分を追いこんだだろうと思います。私は自分とミッションのことについてしか関心がなかったのです。彼らが現われるまではね。しかし今や、彼らを深く愛しているので、生きようとする意志が強くなって、自分の健康にも気を使うようになりました。

TM:夫婦として本を書くことが、ご自身の作風、思考のプロセス、創造的なアイデアにどのような影響を与えたと思われますか?私は他の二冊の本に比べて、今回の本は表現の仕方や文の構成に大きな違いを感じますが。

ダニオン:私は常に一緒に書いてくれる人が必要なんです。私はすぐに気が散ってしまう性格なんで。(妻は私をADHDだといっていますが。)ポール・ペリーは最初の本の素晴らしい共著者でした。しかしキャサリンと一緒に書くと、まったく新しい作風が展開しました。我々は、二人で親しげな会話をしているような感じで本を書きます。我々が意識的にそうしているかどうかに関わらず、この本にはいくつもそういった箇所があります。

この企画の結果として、我々の絆がいっそう強まったと感じています。キャサリンは、頭がよくて美しいというだけでなく、いままで会ったなかで最高の言葉の使い手なのです。私は彼女の作家としての技量を高く買ってますし、彼女のライフパートナーとしての資質を信頼しているので、この本のなかでは、以前よりも自分をはるかにオープンに、素直に出すことが出来ました。我々がともに作業することで、この本に自分のユーモアの感覚をうまくのせることができたという点もたいへん気に入ってます。私は、自分の最大の長所のひとつは、事態が最悪の状態にあったとしても人を笑わすことのできる能力にあると思っています。

AP:あなたが過去数十年にわたってしてきたことを織物として見た場合、その全体に織り込まれている主要な糸は、「私たちはすべて、力に満ち溢れた霊的な存在である」というテーマにありました。もし世界全体が突然このことに気づいたとしたら、いったいどんなことが起こると思われますか?我々がより偉大な存在へと変化するのか、あるいは、尊大さが人類を滅亡へと追いやってしまうのでしょうか?

ダニオン:今回の『光の秘密(仮題)』のなかで書いたことは、もし我々すべてが4つの道(the Four-fold path)にそって生きようとするなら、我々は自らを開放し、肉体をもったまま私が天国と呼ぶ霊的な領域を経験できるということです。私は新しい本のなかでも繰り返し、「私たちは力に満ち溢れた霊的な存在である」という事実にふれています。読者がこの神聖な視点から自分たちを見ることができるように、我々は‘7つの真実(The Seven Truths)’という霊的な自己評価システムを作りました。それらの真実が人生に対する7つの視点を提供することで、私たちは通常とらわれている自己や二元論といった信念を超えて、自らの永遠性に霊的フォーカスを合わせられるようになるのです。

我々は、最終的な第9段階に向けて、現在、第4から第5段階へと移行しつつあり、この中で今大事になってきているのは、我々はすべてのものとつながっているという感覚です。量子力学は、二極対立のパラダイムから、一なる意識という世界観(a state of conscious oneness)への移行を促しています。この移行が顕在化してくるのが2008年から2012年の間で、この意識による統一場(unified field of consciousness)という考えは、次第に我々の日常の現実においてあたりまえのこととなってくることでしょう。

キャサリンと私は、人々が心を開いて、彼らの内なる永遠のたましいにふれることができるような実践的なツールをデザインしようと努めてきました。多くの人は、自身が多次元的な存在であることに次第に気づき始めていながら、同時にエネルギー的に固着したままでいます。この先の混乱期全般にわたって、我々は変革にともなう激変に耐えなければなりません。私の個人的な見解ですが、我々が直面しようとしている変化の最終的な結末は、ポジティヴで力を取り戻すものとなるだろうということです。というのは、それらの出来事が我々の内なる偉大さを明かす手助けをするからです。

--------《次回につづく》------------

参考・・・
4つの(力の)道とは、祈り、選択、信念、愛であり、

7つの真実とは人間における霊的な原理をまとめた以下の7つです。

第一の真実

私たちは、力に満ちあふれた偉大な霊的存在、光の存在であり、気高さと思いやりと目的をもって物質世界に生きている。

第二の真実

私たちは‘一なるものから発するひとつの力’(a Force of One)として、ここに来ることを選択する。人類により良い変化をもたらすために。真の変化をもたらす力があることを知って。私たち一人ひとりは、人生に、出来るだけ多くの困難や障害を計画した。困難を乗りきる様々な選択肢と可能性を用意して。友よ、次のことを覚えておいて欲しい。ただ静かな海を航海しているだけでは、偉大な海のキャプテンになることはできない、、、。だから誇りを持って欲しい。あなた方の多くは、冬の北大西洋や台風シーズンの南シナ海での航海を選択したのだ!

第三の真実

私たちは選ばれてここに来た。それはすなわち、偉大にして、神聖なる無限の愛の力が、私たちがこの世で達成すべき目的をやり遂げるだろうと信じてくれているということである。私たちは、一人ひとりが信仰している神の名のもとに、これを成し遂げることだろう。多くの者は、この人生の使命を立派にやりとげるとだろう。

第四の真実

私たちはみな、たくさんの才能や資質をもっている。人生において重要なことは、これらの資質のもっとも賢い使い方を見出だし、発展させていくことにある。そうすることによって、私たちはこの世に善をなすための最大の潜在的可能性を発揮させることができるのである。

第五の真実

私たちは歴史における、この時代、この場所、この時に生きることを自ら選んだ。私たちはいまだかつて、自分の力や存在を余すことなく示すことのできるこのような素晴らしい機会に巡りあったことはない。次のことを考えてみよう。誰かが贈りものをしてくれたとする。私たちはそれをプレゼントと呼ぶ。今日、私たちに与えられているプレゼントは、今である。私たちは変化をもたらすことができる。このことをしっかりと認識するための瞬間、それが今である。(※プレゼント(present)には贈り物と現在という意味がある(訳注))


第六の真実

私たちはこの世に来る前に、ある世界にいた。そこは美しく、安全で、慈しみにあふれていた。その世界において、私たちは愛され、大切にされ、かけがえのない存在とみなされる。これがかの世界の本質である。


第七の真実

この世のあとには、あの世が存在する。実際のところ、あの世とは、私たちがこの世に来るために去ってきた場所である。私たちがこの世に来たのは、独自なる神の御印としてである。この神の御印が、どのように、そしてなぜ私たちの独自なる運命なのか、このことに対する理解のみを私たちは次の世界へ持ち込むことができる。

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