本書の核心となる部分を紹介していきます。
以下は、ネズミに最強の発がん性物質であるアフラトキシンを与えたとき、
動物性高タンパク食と動物性低タンパク食を与えたときにどうなったかを示しています。
結果は、
体にとって必要なタンパク質量 = 総カロリーの10%
を越えたときに、ガンが急激に成長するというものでした。
人間は、プラントベースのホールフードを食べていれば、必要なタンパク質を摂取できるそうです↓。
もっとも少ないジャガイモでさえ7-8%、
タンパク質の多い緑黄色野菜には豆類よりも多い40%近くのタンパク質が含まれているというのは驚きでした。
下は最強の発がん物質アフラトキシンの量をいくら増やしても、タンパク質の量が少ないとガンを発症しないことを示しています。
正しい食事をしていれば、発がん性物質にさらされていても問題ないというのは心強い結果です。 (といっても発がん性物質を摂取しないに越したことはありませんが)
これまでに動物性たんぱく質という表現が用いられてきましたが、この実験で使われていた動物性たんぱく質とは、
牛乳のタンパク質 = カゼイン
だったのだそうです。
しかしカゼインの代わりに小麦や豆などの植物性のタンパク質を増やしても、ガンは増殖しなかったそうです↓
この結果は、まさにプラント博士が自らの体験を綴った『乳がんと牛乳』の結果と一致するものです。
こうしてみてみると、博士のファミリー・ネームが Plant(植物)というのは面白いですね。
諸賢の方々は、以上の結果をどうぞ参考にしてください。
つづく、、、
参考:
乳がんと牛乳──がん細胞はなぜ消えたのか
ジェイン・プラント (著), 佐藤章夫 (翻訳)
径書房; 初版 (2008/10/15)
彦兵衛のブログ:乳がんと牛乳【Part.2】
http://mshiko.blogspot.com/2009/02/part2.html
彦兵衛のブログ:乳がんと牛乳【Part.9:最終回≪科学の問題点≫】
http://mshiko.blogspot.com/2009/03/part9.html
1 件のコメント:
はじめまして
レビューを見てきました
わかりやすいページが閲覧できるようになってますね
乳製品の害がこれだけ認められている中
日本では酪農業界と政府の癒着がひどく呆れます
厚生省で前立腺癌のリスクが高まると認めておきながら
学校給食に牛乳を強制してる矛盾・・。
そして牛乳メーカーと政府の癒着のせいで
間違った栄養学を小学校のうちから植え付けられ
牛乳神話を盲信して
洗脳されたままの牛乳信者の方の
牛乳有害データに関する拒否反応が酷いです。
これだけ科学的根拠がありながら
オカルトにしたてあげようとしたり
デマとか迷信にこじつけようと無理して頑張っているようです。
母乳育児では乳製品除外はもう常識となり
すすんだ栄養士のいる産科では
妊婦と授乳中の母親には絶対すすめないように変わってきています。
早く日本にも当たり前のように
牛乳は単なる嗜好品であり
接取し過ぎると健康を害する恐れがあると
正直にパッケージに書くべきです。
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