ここのサンドイッチ、めちゃくちゃおいしかった。使っているものはすべて野菜なのですが、その種類がハンパじゃない。ふかしたジャガイモ、ニンジン、タマネギ、ピーマン、トマト、キュウリ、その他よく分からない緑のものと、手際よく次々とのせていってパンで挟むのですが、その野菜の量もこれで挟めるの?というぐらいのっけてしまうのです。
だからこれ一個だけでもけっこうお腹がふくれてしまいます。日本に帰って同じような具で試してみましたが、あそこで味わったほどうまくはできませんでした。ほんと不思議なサンドイッチ屋さんです。
いつも人だかりができてます。確か10年前ここに来た時も同じ場所で野菜サンドを作っていて、食べて感動したのを覚えています。カルカッタのサダルストリートに行ったら是非味わってみて下さい。
さて今回の話題は語源から入りたいと思います。昨日のラジオ英会話で次のようなセンテンスがありました。
Quicksand is loose sand saturated with water.
(流砂は水で飽和状態になったさらさらの砂です)
saturateって聞いたことないなと思って意味を調べてみると、「水浸しにする、~で満たす」と出ていました。さらに語源を調べてみると、ラテン語
saturatus [saturare満たす+tus過去分詞=満たされた]
に由来しており、同じ語源からでているものとして、sad(悲しい)、 satisfy(満足させる) などが挙げられていました。ここでsadがなんで満足なのか、、?と疑問に思うのですが、辞書によるとsadの原義は「満足」であり、そこから、
うんざりした → 悲しい
と変化したらしいのです。
これはとても面白いと思いました。私は先日やっていたNHKスペシャル『病の起源:糖尿病』を思い浮かべました。まさに
食べ過ぎ(満足)→肥満、糖尿病(うんざりした)→失明、手足の切断(悲しい)
の方程式が成り立っているのです。度を過ぎた満足が悲しみに変わるというのは、何に関しても同じなのかもしれません。何事もほどほどというバランス感覚が大事なのでしょうね。
しかし本当に「食」って大事だと思います。医食同源という言葉があるように、薬を飲むのと同じぐらい真剣にとらえる必要があると思います。
番組では、世界中で糖尿病の人は2億人、日本人ではその予備軍も含めると1840万人、だいたい6-7人に一人の割合だそうです。
私は糖尿病というと、かつて京都の旅館でアルバイトをしていた時を思い出します。忘年会シーズンになると、年配の方々が旅館を宴会場として利用されるのですが、その人たちが使った後のトイレは異様に甘いにおいがたちこめているのです。ああ、みなさん糖尿病なんだなぁ、と思っていました。
その年代の方々が宴会を催されると、トイレはほぼ毎回同じ甘いにおいがしていました。そうすると全国でみると相当の数の人が糖尿病、あるいはその予備軍なんだなと感じました。日本人の6-7人に一人といってもこれは赤ちゃんや子供も含めての話だから、たとえば50代、60代などとして統計をとったらものすごい数になるだろうなと思います。
to be continued→
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