厚切りジェイソンさんのこの本を読み終えました。
すごいよ、この人！
心に響いた言葉を挙げておきたいと思います。
アメリカでは得意なこと、特技は聞き合ったりしない。代わりに何に興味があると聞く。p.86-87
ジェイソン氏によると、日本に来るまで、特技なんて聞かれたことなく、
日本の履歴書に「趣味・特技」を書く欄があってビックリしたとのことです。
このことに逆にコチラがビックリ。
日本は個が際立っていないから、こういうところで差別化を図ろうとするのだろう、と彼は述べています。
ちなみにジェイソン氏は、履歴書の特技欄に英語と書いたとのこと(笑)。
日本の教育は、暗記ばかりだよ。（中略） アメリカでは、ディベートやプレゼンは小学生の頃からやる。p.91-92
今の時代、インターネットで調べればすぐに調べられるのに、知識偏重の教育に疑問を唱えている。
彼の眼には、日本人は機械として扱われているように見えるとのこと、実際そうなのかもしれない、、。
ジェイソン氏曰く、
知識だけ頭に入れても、メリットはない。知識の使い方、考える力、応用力をつけておけば、社会に出た時に大きな武器となる。
死ぬ直前に「無難に生きてきてよかったな」という人は聞いたことがない。
僕は失敗しても貴重な経験を身につけ、次を考える。
一回失敗したぐらいで世は止まりはしない。p.108-109
ジェイソン氏の目には、日本人は失敗を極度に恐れているように映るらしい。
失敗してもいいから、色んなことをやってみようよ！と本の中で繰り返し言っている。
ジェイソン氏曰く、
夢が完璧に実現できなくても、それは失敗じゃない。色々気づくし、その経験を活かして別のことができる。
唯一の失敗はやらないこと、もしくはあきらめること。
日本にきてから超聞かれるんだよね、
「会社役員と芸人、どっちが本業なんですか？」
と。アメリカには「本業」と「副業」という考えがない。
「本業」が「本腰を入れてやっていること」という意味なら、僕にとっては人生のすべてが本業だ。
どっちがメインかサブかという区別はない。p.168-169
そうか～、でも日本では普通の会社員は副業はたいてい許されていないんじゃないかな～、、。
アメリカではOKなのかな？
日本でも副業を認める会社がぼちぼち出始めているようですが、、。それのメリット、デメリットはあると思います。
ジェイソン氏曰く、
無理矢理に一つに絞ることは、人間の可能性を制限すること。
確かにそうですね。ひとつしか出来ないと頭から思うと、自分の可能性を制限してしまうことになりますよね。
でもテレビで、彼は二つの事をやって、睡眠は3時間位だ、、
と述べていたのですが、それは普通の人は出来ないんじゃないかな。
ジェイソンだから出来ることなのかもしれません。。
趣味、ダイエット、言語取得、仕事、なんでもそう。
楽しくしたほうが、ずっとやりやすくなるのに、
ちょっと真面目すぎませんか？p.174-175
ジェイソン氏は、面倒くさい仕事は一切やらないとのこと。
ジェイソン氏曰く、
この仕事に意味はあるのか、将来的にどこへつながっているのか、社会にどんな影響をあたえるのか、、、考えれば仕事も楽しくなるに違いない。
日本人はまじめすぎる。通勤電車のなかでも悲しそうな顔をしていて、死んだマグロのようだ。
それが当たり前だと思っていないか？真面目=正しいとおもっていないか？その意識を変えようよ。
どうせやるなら、楽しくやった方がいいですよね。これにはまったく同感です。
一瞬で終わるから、少しでも自分のために生きろ。やりたいことをやれ。ほしいものを自分で取れ。
他人の世界で時間をすごすだけじゃ嫌だ。生きろ。
人生は、一瞬で終わってしまう。それなのに、他人の目を気にしている場合かい？
日本人は、「まわりの目を気にしたくない」という言いながら、気にしている人、とっても多いよ。
僕は、一切気にしない。意識して、気にしないようにしている。p.176-177
人生は一瞬で終わるから、、って凄いですね、この視点。
まるで臨死体験者の発言の様に感じました。
後悔するかどうかも、選べると思う。後悔しようと思ったら、できる。でも僕は、後悔している時間がムダだと感じるから、しない。後悔と反省は違うからね。p.180
過去の事は、未来につなげる反省の材料にはしても、感情を伴ってずるずると思い続けない。
大切ですよね。
毎日0.1%良くなるか悪くなるかとする。一日だけであまりわかるような差はではない。
ただ1年間続くと重なっていく。44%スキルアップまたは30.65%スキルダウン。
今日は0.1%悪くなる？毎日少しずつ。p.186
毎日、ほんの少しよくしていくことが、大きな結果につながるんだよ、とジェイソン氏曰く。
彼の勉強法は、毎日5分とか10分とかを続けていくことだという。
まさに私の勉強法そのものです。
彼はいまでも漢字を毎日少しずつ続けているとのこと。
また、0.1%よくするというのも、彼はグラフ付きで本の中で説明してましたが、
私が言っている、傾きを少し変える、というのとまったく同じ発想だったのにはビックリでした。
少しの心がけ、習慣が、積もり積もって後々に大きな違いとして表れてきます。
しっかり意識しておきたいところです。
一度きりの人生、ムダにしない。
自分は主人公。他人にどう思われてもいい。唯一の失敗は、挑戦しないこと。
堂々とものこどを恐れずに生きる。
人生はなんとかなる。せっかくだから楽しもう。みんなに感謝と愛情。P.188
人生はなんとかなる、がジェイソン氏の座右の銘だそうです。
唯一の失敗は挑戦しないこと、、
う～ん、これは日本人には結構響く言葉かな、、。
本を読んでいて、いや～この人、ホント頭いいな、、
と強く感じました。
物事をすごく合理的にとらえているし、何しろガッツがある、パワフルですね。
文章を読んでいるだけで、彼の熱がこちらに伝わってくる感じがありました。
私は、日本人必読の本か！？と感じたほどです。
興味のある方、ぜひぜひ読んでみてください！
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