津和野を1440頃の電車で発ち、着いたのがココ↓
神社の前で子供が遊んでいるって、なんか健全でいいなぁー
といっても分からないですよね。
ここは山口県防府にある防府天満宮です。
津和野から新山口にでて、そこから東に行ったところに防府(ほうふ)があります。17時頃到着。
防府の位置
防府は"ぼうふ"と読むのかとずっと思っていたのですが、電車のアナウンスで、
次は~、こうふ、こうふ、
と聞こえたので甲府?と思ったのですが、防府(ほうふ)と言っていたようでした。濁らないで読むんですね。
さて防府天満宮は、防府駅を降りて、北に歩いて20分位のところにあります。
駅から商店街を抜けて歩いていったのですが、活気がなくシャッター商店街となっていました。
鳥居で一礼をして階段を上っていきました。
こちらが本殿。
でもなんだか私には "気が抜けている"という印象を受けました。
シャッター商店街を抜けてきたせいなのでしょうか、神社全体からパワーが伝わってこないという感じでした。時間帯のせいもあるのかな、なんででしょうか?
天満宮は菅原道真公をお祭りしている神社で、ここは、京都の北野天満宮、福岡の太宰府天満宮と併せて、三大天満宮のひとつに数えられるそうです。
京都とここ防府は来たので、
あと残すは太宰府だけです。
次の18きっぷの旅は、太宰府天満宮へのお参りの旅となるのでしょうか?
境内から市内の眺め↓
日も落ちてきたので、早々に神社をあとにしました。
で、本日泊まる宿は取っていなかったので、例によって観光案内所に行きました(神社に行く前)。
しかしここの防府駅前の観光案内所、まず受付の人がなぜかいっさい目を合わせない。
そしてホテルに電話で問い合わせてもくれず、ただ、これぐらいの値段のホテルがありますよ、とリストを見せてくれただけでした。
歩いてどの位なのか、設備はどのような感じなのか、聞いてみたのですが、
ちょっとわかりませんねぇ~
という返事。
こりゃ、だめだ~
と思いました。
観光案内所がこれじゃ、まず観光も発展しないだろうし、なんかこの受付が防府全体をあらわしているような気がしてしまいました。
で結局、リストから自分で電話して決めたのがこちら↓
ブレてしまったので読めないと思いますが、「桑の山温泉旅館」と書いてあります。素泊まり3800円だったかな。
駅で電話をして、
名前に「温泉」が付いていますが、温泉出るんですか?
と尋ねたところ、
温泉ありますよ、
という返事だったのでここに決めました。
しかしここが遠い、遠い。。。
駅から歩いて25分もかかりました(おそらく2kmちょっと)。
写真の通り着いた頃はすでに真っ暗で、この旅館を見つけるのに、あたりを2往復ほどしてしまいました。
部屋はこんな感じ↓
といっても、よく分からないと思いますが、だだっ広い部屋(12畳くらい)にテレビと机がちょこっとある感じ。
宿の記帳をすると、前回泊まった人は、3カ月前の日付。。。
当然本日泊まっているのも私1人です。
で肝心のお風呂はというと、、、
なんていう事もない、ただの銭湯でした。
雰囲気としては、基本的に街中によくある銭湯で、余ったスペースに宿泊用の部屋を増設したという感じなのです。
もうなんだか笑っちゃいました。
たまにこういう自分と合わない土地に行くと、すべてがハチャメチャになることがありますが、防府は私にとってそんな土地でした。
翌日は5時の始発に乗らなければならないので、4時過ぎに宿を出発。
無事に始発に乗れ、列車はひたすら東へと向かいます。
広島、姫路、京都、名古屋、静岡、と普通列車を乗り継いで来れた所までは良かったのですが、沼津の一つ先の三島で列車がストップ!
どうやら強風のため、熱海-湯河原間で列車が不通になっているとのこと。
まいったなぁ~
と思ってとりあえず、次の列車が出るまで待つ事にしました。
駅のベンチに座って、何気なく列車の旅では必ず持ち歩いている列車の路線図(時刻表の前についているやつを破いて単体で使っている)を眺めたところ、
沼津までひと駅もどって、そこから御殿場線で山ぞいにいけば、不通となっている熱海-湯河原をかわして国府津までいけることに気づいたのです!
沼津、熱海、湯河原、国府津の位置関係
しかし時間がすでに22時ごろだったので列車があるかわかりません。なんせ御殿場線はローカルですから。
でも待っていてもらちが明かないので、沼津まで戻ってみることにしました。
すると、国府津行きの最終は10分前に出ているはずでしたが、東海道線が詰まっていたために、御殿場線も遅れていて、
奇跡的に最終の国府津行きがホームに停車しており、それに乗りこむことが出来ました。
でそれに乗って、国府津につき、目的地の藤沢に戻ってきたのがちょうど午前0時ちょっと前。
結局この日は電車に19時間乗っていた事になります。まさに18きっぷを使い切ったという感じでした。
結局東海道線はその日は強風のため回復する事はなかったようです。
あー、路線図もっててよかった。
と思いました。
駅で列車が発車するのを待っていた人たちがたくさんいましたが、あの人たちはあそこで一泊することになるのだろうな、と思いました。
知は力なり、情報って大切だなぁ~
とつくづく実感しました。
前にこのブログで集団同調性バイアスについて取り上げましたが、
ひとは大勢の人が同じことをやっていると、つい安心してしまうものです。
しかしそれはある意味とても危険なことで、状況に応じて個々に考え、臨機応変に行動すべきだと私は常に考えてます。
旅の最後に、思わぬイベントが仕掛けられていましたが、なんとかそれもパスできたように思いました。
さて、この旅は、下関陶器の旅というテーマで、妹が買ってきた茶碗から始まったのですが、
広島、下関、長府、秋芳洞、萩、津和野、防府、、
と様々な土地を訪れることが出来、とても有益で楽しい旅となりました。
この旅のきっかけを作ってくれた茶碗、そしてこの茶碗を買ってきた妹には感謝であります。
また旅の途上でお世話になったたくさんの方々
(おそらくこのブログを読んで頂いて、うん、うん、と頷いているいる方もいるでしょう)、
すべての方にひたすら感謝です。
m(_ _)m
また18きっぷの季節になったら、何かテーマを決めて旅に出たいなぁ~と思っています。
下関陶器の旅、これにて
おしまい
参考:
防府天満宮
http://www.hofutenmangu.or.jp/
0 件のコメント:
コメントを投稿