2010年2月26日金曜日

本領を発揮するために、、



注目の女子フィギアは、キム・ヨナ選手の金浅田真央選手の銀に終わりました。

私はどちらがを取るかということよりかは、

人はどのようにしたら自分の持っている力を遺憾なく発揮できるかということに興味があったので、

浅田選手にしても、キム・ヨナ選手にしても、それぞれが最高の演技ができたら素晴らしいなぁと思っていました。


演技を見ていて、キム選手の方は、最初から最後まで伸び伸びと楽しそうに滑っていたように思えましたが、

やはり浅田選手の方は、あの重たい音楽のせいもあるのでしょうか、

踊りに悲壮感がつきまとっている印象を受け、それが小さなミスを誘ったのかなという感が否めませんでした。


フリーは、順番がキム・ヨナ選手の次に浅田選手となっていたので、浅田選手がどのようにして待機するだろうかと興味をもって見ていたのですが、

イヤホンで自分の好きな音楽を最後までちゃんと聞いていたので、その点はさすがだなと思いました。


こういう小さなことをルーティーン化して、自分の最高の力を発揮できるようにもっていくというのは大切だなと感じます。

イチローなんかを見ていると、

彼は試合の始まる何時間前かに球場入りして、試合に臨むまでにどのようなメニューをこなしていくか、完璧に決まっているそうで、

あとはそれに従って自らの心と体を徐々に高めていくだけなのだそうです。


こういう自らを高める方法体系化、ルーティーン化することで初めて、その人の本領が発揮されるのだと思います。

そしてこれは運動選手に限らず、私たちも活用すべきことだと思います。


たとえば受験にしても、このような細々とした原則があります。

ある定期試験の時、テストを返しながら先生がコメントを述べていました。

「皆さんはこれまでにずっと定期試験を受け続けてきて試験のエキスパートのハズなのに、

どうして今回は難しい問題のところで時間を食ってしまったんでしょうね。こういう問題は後に回して、解ける問題からやればよかったのに、、、。

と。

私はそのとき、ハタと思ったのです。

今まで試験のための勉強はしてきたが、

勉強法のための勉強、あるいは試験に臨むにあたっての細かなスキルに注意を払ってこなかったと気づいたのです。

そのときはそれ以上考えることはしませんでしたが、後々になってこの勉強法、試験の技術に注意するようになり、自分にあった勉強法として体系化しました。


たとえば、私には試験に臨む三大原則というのがあります。

1、難しい問題は後に回し、出来る問題からどんどん解いていく

2、ケアレスミスをしない方法を確立しておく

3、人と比較しない


試験というのは与えられた時間内に、相手のルールにのっとって、いかに得点を挙げるかというゲームとして捉えることができるので、

1の難しい問題を後回しにする、というのは当たり前のことなのです。

しかしこのことを試験に際して意識しているかしていないかで、

同じ実力があったとしても結果として大きな差が出てしまうのです。これはもったいないことです。


また2のケアレスミスに関しては、わかっていたのに問題の意味を取り違えたために得点につながらなかったということは誰にでも起こりうることです。

したがって、ケアレスミスをしない自分なりのスキルを確立し、習慣化しておくことも大きな差となって現れます。

私はたとえばセンター試験などでよくある、

「~にあてははまらないものを選べ」

つまり×のものを選ぶ時は、毎回ひと手間かけて問題文に×印を書いたりしていました。

また国語などの問題文にも、何が問われているのかをはっきりさせるために、問題文の問われている個所にぐりぐりと丸印をつけて強調させたりしたものです。

こういうひと手間は、一見時間のロスのように思えますが、ケアレスミスを防げるのでとても大きな差となって現れます。

あとは文章を読む前に設問を読んでおいて、

文章にはおおよそどのようなことが書かれているのか、また何に注意して読むべきかなどをピックアップしておいたりしたものです。


また最後の3.人と比較しないですが、

これは試験当日のことというよりは、試験当日までに、偏差値や倍率などの数値に振り回されないということです。

目標を人との比較に置くのではなく、

たとえば自分の受ける学校ではだいたい何割ぐらいを取れれば合格するというのがあるものなので、その目標ラインを自分が超えることに意識を注ぐのです。

これは荒川静香選手が、目隠しをして前の競技者の出来、不出来をシャットアウトしたというのに通じるかもしれません。

こうすることで、人がどうあろうが関係なく、自分が最高のパフォーマンスを発揮することだけに集中できます。


あとついでながら試験に関連して、私が体系化したことの一端を述べると、

試験の合間に、私は毎回自分の好きな梅ガムをクッチャクッチャ噛みながら、トイレに行きつつ、少しあたりをぶらついたりしていました。

ハタから見たらあまりお行儀よいものではないかもしれませんが、これも戦略の一つでした。

まず80分とか90分脳をフル回転させていると、ものすごくエネルギーを消費して疲労してくるので、

すぐエネルギーになる糖分を補給するとともに、を動かし、歩くことで脳、そして全身の血流を促して疲労回復につなげ、

外の新鮮な空気を吸うことで心身をリフレッシュさせ、

またそのついでに用を足しておくことで、試験中にトイレに煩わされないようにしました。

こういう細々としたことを私は限りなく収集し、自分なりに体系化して試験に臨みました。

こういうことをしておくと、失敗する確率が格段に減って、本番で自分の実力をほぼ100%発揮できるように思います。

ここら辺のことを「彦兵衛の勉強法」とでもしてどこかに書きたいなぁと常々思っているのですが、なんとなく書かずじまいになっています。。。


このように自分の本領を発揮できるようにまわりの環境を整えていくというのは、どこか風水とも関連しているように思います。

風水では運気を上げるということをいいますが、"気の運び"というのは、心の動きでもあり、そこにいる人の主観と関係しています。

ここら辺のことを次回、

心の動き= 気の流れ= 風水

として書いてみようかなと思っています。


つづく、、、







4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

彦兵衛の勉強法、是非お願いします!

いつも、楽しく、興味深く、考えさせて頂いたり、納得したりと本当に楽しませていただいています。
ありがとうございます。

彦兵衛 さんのコメント...

コメント有難うございます。

彦兵衛の勉強法ですねぇ、、、

結構他の人からもリクエストされます。

実は下書きはワードで既に出来ていたりするんですよね。

ここら辺でがんばってどこかに書いてみようかなぁ~。。。

hamano さんのコメント...

俺も早く見たい!!
最近は怠惰な生活を送り続けております。
部屋は汚く、腰が痛くなるのをわかりつつ寝ながらノートパソコン。
やる気の出ない部屋の構造なのに、やる気の出る部屋の構造にしない。
ホントに怠惰な生活を送っております。
ぜひ彦兵衛の勉強法を見たい。

彦兵衛 さんのコメント...

hamanoさんコメント有難うございます。

そうですか、皆さん期待されてるんですね。

3月中にがんばってアップしてみようかなぁ。

でも根幹をなす内容は、ほとんどこのブログの中で飛び飛びではありますが書いてきたので、あまり目新しいことはないかもしれないですね。

まぁでもまとめて書いておくのもいいかなと思います。

前向きに検討させて頂きます。