2009年9月19日土曜日

視力をよくする ③



①眼の体操

まずここで、眼を大きくゆっくり右回し、左回しと何回かやってみてください。

もしゴリゴリする感じ、スムーズに回らない感じ、イタ気持いと感じる場合は、眼の動きに関わる筋肉を普段バランスよく使っていない証拠です。

私達はサバンナで暮しているわけではないので、絶えず眼をあちことに動かすということをしませんが、

だから逆に意識して、眼をまんべんなく動かしてあげる必要があるのです。

眼球は幾つもの筋肉によって機能しています。

私が眼の体操をやっていて感じるのは、眼を上下左右斜めを凝視し、ぐるりと2、3回まわすことで、ちょうど手で団子をこねるように、眼球がきれいな球になるような感覚があります。

あと近くばかりを凝視していると、眼球を動かさないので、眼の血流が滞る感覚があるのですが、眼を動かす事で血流を促すことにつながるようです。


近くばかり見ていると、レンズだけでなく、眼球自体も近くを見るのに適した楕円のようなかたちになってくるそうです。

東洋人にメガネをかける人が多いのを考えると、もしかしたら近視は遺伝的な要素、

つまり遺伝によって眼球が球ではなく楕円体に近い形になって、遠くを見るときに網膜で焦点が合わなくなるということも考えられますが、

もしかしたらこれも、生活習慣によって変えられるのかもしれません。


私が小学1、2年のときの学校では、校庭で童謡に合わせてみんなで一斉に眼の体操をにしていました。

あれはそれなりの根拠に基づく事だったのではないかと思います。

中国の学校でも、このような体操をやっているところがあるようですし、

インドのヨーガにも、眼の体操があります。ヨーガの先生でメガネをかけてるってあまり想像できませんよね。

基本は凝視しがちな眼をまんべんなく動かしてあげることにあるようです。

私が視力が悪くなりだしてまず参考にしたのがこの本でした↓



眼がどんどんよくなる―ペパード博士の新発見 (プレイブックス)



この本にも眼を動かすことの重要性が説かれていますが、

これを読むと、アメリカでは近視になり始めたら、まず眼を鍛える事をさきにやると書いてあるのです。日本とは真逆なのです。

私も実は当時そう思っていました。

眼医者に行くと、眼の検査器具のところで、カシャッ、カシャッとレンズを変えて、

どれで一番良く見えるかを訊ねられ、この度のメガネをかけるようにと勧められました。

しかし私は思いました、何かが違うぞ、、と。

足を悪くしたら、すぐに車いすの生活を人に勧めるだろうか?

むしろ、悪くなった原因を改善し、リハビリをして足をもとの機能に戻す事を考えないだろうか、と。

おそらく眼もおなじなのではないか、と私は予想していたのです。

上の本を読んでまさにそのことが書いてあったので、我が意を得たり、という気分でした。

そうだ、眼も筋肉になんだから、まずは今までの悪い習慣をただし、かつ眼を鍛えなくてはならないんだと確信しました。

最終的には、上の本に書いてあることもすべて試したうえで、いまではその本に乗っていることの一部しかしていません。

しかし眼を鍛えるという方向を教えてくれたことには、とても感謝しています。

私はこのとき日本の眼医者に言われたこと=権威を鵜呑みにしなくてよかったなぁとつくづく思います。

実際メガネをかけて眼が良くなる人はひとりもいません

むしろメガネをかけだすと、視力はどんどん低下し、次々と度の強いメガネにしていかなくてはならなくなっていくのです。

一つには、いままでの眼を悪くしていた習慣を改善しないから。

もう一つには、これがもっとも重要で、近くを見るときもメガネをかけたままみてしまうからです。

そうすると何が起こるかというと、裸眼で近くをみていたよりも、さらに近い距離に焦点をあわせてみているのと同じ状態、

つまり今まで30cmのところに本を置いて読んでいたのが、

同じ距離を取っていても極端な話し15cmの距離で本を読んでいるのと同じ眼の状態で本を読んでいることになっているのです。

本当は近くを見るときは、近視の場合は逆に遠視用のメガネ(老眼用のメガネ)で近くを見ないといけないのです。

遠視用のメガネをかけることで、裸眼で近くをみているときよりも、遠くをみている状態でいられるのです。

実際私が視力回復センターにいったとき、この遠視用の眼鏡を勧められて購入し、近くのものを読むときは常にこれをかけていました。

いまでもこのメガネはたまに使ってます。


本当はメガネをかけるか、かけないかがとても大きな分かれ目なのです。

しかし日本の眼医者は、メガネ屋と結託しているのか、すぐにメガネをかけさせる方向にもっていきます。

あとは眼医者とメガネ屋のリピーターになるばかりです。構図としては、薬物中毒にして依存させ金づるにしていくのとあまり変わりません。

ひどい話です。

でも世の中を見わたすと、これに似た構造はそこここに見受けられます。

一方で牛乳は体にいいと喧伝し、一方で日本人の死因の第一位はガンだから、ガンの検診に行きましょうなどというのと同じです。

こういう事に関しては、ちゃんと眼を開いて、自分で情報を収集し、与えられている理性を働かせ、違うと感じた場合はキッパリとノーと言う必要があるのです。

たとえそう言うひとが少数であろうと。



続く、、、



参考:
眼がどんどんよくなる―ペパード博士の新発見 (プレイブックス)

特訓版 眼がどんどんよくなる―ペパード博士の視力回復マニュアル (SEISHUN SUPER BOOKS)




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